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通訳と翻訳の違いとは?
無題ドキュメント
翻訳と通訳の違いって?
〜翻訳ができれば通訳もできる、は大間違い?!
「通訳」と「翻訳」は、共に一つの言語を異なる言語に置き換える作業である。なので、翻訳ができれば通訳もできるだろう(逆もまた然り)、と世間では思われがちだ。しかし、実は、その性質は作業的に大きく異なるのだ。
1)表現形式の相違
当たり前のことだが、「通訳」は声を通じて言語を訳すのに対し、「翻訳」は文字によって言語を訳す。つまり、翻訳者は文章での表現力が、通訳者は音声での表現力が必要となってくる。
2)制限時間の相違
「翻訳」は基本的に締切はあるものの、原文をもらってから辞書を引いたり、表現を吟味したりして、じっくり考えながら訳せる。これに対して「通訳」は、聞いた事柄を瞬時に正確な日本語に直さなくてはならない。知らない単語があるからちょっと待って、などとはいかないのである。
3)訳し方の相違
通訳には、翻訳とは異なる訳出技術がある。特に同時通訳の場合はそれが顕著になる。
簡単な例文で示してみよう。
"Last year, I stayed in the US to attend an exchange program thru Colombia
University for a year."
これを簡単に翻訳する場合は、
「昨年、1年間のコロンビア大学交換留学プログラムに参加するため、アメリカで暮らしました」
となるが、同時通訳の場合は、最後まで待っていてはとても間に合わないので、聴き取ったそばからどんどん訳していくため、次のようになる。
「昨年のことですが/私はアメリカに滞在していました。/コロンビア大学の交換留学プログラムに参加するためで/期間は1年間でした」
つまり、訳すための「テクニック」に大きな相違があるのである。
以上のことを考えても、翻訳者と通訳者では、身につけなくてはいけないスキルが大きく違ってくる。
目指す場合は、自分はどちらになりたいのか、またどちらが向いているのかを冷静に判断しなくてはいけないだろう。