作者のコナリーは、2006年に50歳で、円熟期にさしかかったところでしょうか。元々、うまい作家だったんですが、近年ますますその腕に磨きがかかってきました。ボッシュ・シリーズは現在11作まで書かれていますが、まったくマンネリに陥っていないところにコナリーの非凡な才がうかがえます。第11作The Closersは、コナリーとして初めて、権威あるニューヨーク・タイムズのベストセラー・リストで、第1位に輝いたんですが、10月に出た非シリーズ物The Lincoln Lawyerでも、1位になっています。つまり、発売即ベストセラー・リストのトップに躍り出ることが約束されている売れっ子作家の一人になったということでしょう。いったいどこまでのぼりつめていくんでしょうね。