食事
〈自炊〉
Q:日本食の材料は簡単に手に入るか?
A:大都市には日本食専門の食料品店があり、大抵の食材は簡単に手に入る。また一般のスーパーでも米や醤油などの基本的な食品は置いてあることが多い。
Q:現地の材料で日本食は作れるか?
A:ものすごく本格的に作りたいという場合はちょっと難しいが、似た感じでいいというなら充分だ。例えば長ねぎなら、リークと呼ばれる西洋ねぎで代用可能だし、塊で売られている肉も頼めば薄切りにしてもらえる。米もカリフォルニア米なら日本のものとあまり変わらず、結構おいしく食べられる。
Q:日本から持参した方がよい食べ物はあるのか?
A:滞在がニューヨークやロサンゼルスなどの大都市なら、値段はそれなりに高いが、だいたいなんでも手に入る。チャイニーズの大手スーパーはアジア系の食材を幅広くとりそろえていることが多く、そういった店ではカップヌードル、のり、かっぱえびせんなどがリーズナブルな価格で買える。
Q:どんなものがスーパーに並んでいる?
アメリカのスーパーは規模自体が大きいから、種類も豊富。品揃えは日本のスーパーと感じは似ているが、基本的にどれもサイズが大きい。肉のパックも1kg以上とか、袋菓子などもビッグサイズだ。普通のスーパーで売っている魚はあまり新鮮ではないので、魚が欲しい時は品物の回転が早い大手の日系かチャイニーズのスーパーに行くとよい。
アメリカでは、べ−グルやパン、トルティーヤチップスなどにつけるディップ、ドレッシングなどは、信じられない程たくさんの種類が売られている。ローカロリー食品の種類が豊富なのも、アメリカの特徴だ。また、冷凍食品やその他のレトルト食品が充実していて、レンジ1つあればさまざまなものが食べられるので、ひとり暮らしにはとても便利だが、あまり美味ではない。
〈外食〉
Q:どんなレストランの種類があるのか?
A:気軽に食べられるのはホットドッグやハンバーガーなどのファーストフード。他にさまざまなおかずを売るデリカテッセンの店やデリバリーも充実している。ショッピングモールのフードコートにはメキシカンやコリアン、チャイニーズなど各国料理のデリ(お惣菜屋さん)がズラリと並んでおり、よりどりみどり。メニューもわかりやすく安いので、勝手がわからないうちは、注文しやすくて便利だ。おしゃれをして行きたいレストランも、ちょっとした都市なら必ずある。
Q:人気のファーストフードは?
A:マクドナルドやサブウェイ、ケンタッキーフライドチキンなどはあらゆる町に存在するが、大都市では危険な地域に立地していることがままあるので、日本でおなじみだからといって不用意に入らない方がいい。何も知らずにドアをあけて、入ってから客層を見て後悔することは珍しくない。危険を感じたら即座に店を出よう。ファーストフードでも、少し価格帯を上に設定しているカールスジュニアや、メニューに特徴のあるイン・アンド・アウトなどの方が無難だし味もよい。ただし、中西部の田舎町ならマックも安全だ。
ほかには、歩きながら気軽にほおばれるホットドッグのスタンドや寒い冬に人気のスープスタンド、アメリカでは超ポピュラーなブリトーのスタンドなどは、あまり衛生的ではないけど忙しい都市のビジネスパーソンたちにも人気。朝食には、あちこちの街角にあるカフェやドーナツ店、ベーグル専門店で何か買って食べる人も多い。
Q:日本食レストランはある?
A:ヘルシー志向の強いアメリカでは、脂肪の少ない日本食は人気料理のひとつ。値段も高級店からリーズナブルなところまでさまざまで、ハリウッドスターがお忍びで訪れるような場所ならディナーにUS$100は覚悟しないといけないが、その一方で、アメリカにも進出している吉野屋ならUS$5もあれば満腹。ただし、味はアメリカ人の一般的な好みに合わせてあるので、かなり高級な店でも日本人が本当に満足できることはないと考えた方がよい。
Q:持ち帰りには、どんなものがある?
A:デリバリーやサンドイッチから中華やコリアン、ピザ、メキシカンまで、そのへんの街角のデリと呼ばれるおかず屋さんはどこでも、持ち帰り(to
go (トゥーゴー))ができる。どこもUS$5〜6程度の「combo(コンボ=コンビネーション、セットのこと)」があり、それを頼めば大人の男性でもおなかいっぱいに。また、ほとんどのレストランでは、お皿をさして「I'd
like a bag for this.」と言えば、残り物を紙か発泡スチロールの箱に入れて持ち帰れるようにしてくれる。最初から持ち帰りでオーダーしても、もちろんかまわない。デリバリーはやはりピザが中心。ほかにチャイナタウンやリトルトーキョーなどでは中華や和食のデリバリーサービスを行なっているところもある。
〈その他気をつけたいこと〉
Q:オーダーの仕方は?
A:レストランも日本と同じようにセットメニューが用意されていることが多い。アラカルトで頼む時は、前菜(appetizer)、メイン(main)、デザート(dessert)の3つから、それぞれひとつずつ選ぶのが一般的。しかし量が多いので食べきれないかもと思う人はメインだけでももちろんOKだ。また料理名を見てもよくわからないという人は、お店の人に質問しよう。
Q:支払いの仕方は?
A:食事が終わったらウエイターやウエイトレスを呼んで「Check, please.」といえば伝票を持ってきてくれるので、金額を確認してクレジットカードまたは現金をその上に置く。またウエイターがやってきてレジへ持ち帰り、カードと控え、またはお釣りを置いて行ってくれる。金額が間違っていることが時々あるので、明細はかならずきちんと読んでからサインすること。
Q:チップはどうすればいい?
A:現金で支払う場合は全額の15〜20%くらいを帰る際にテーブルの上に置いておけばいい。クレジットカードでチップもまとめて払いたい場合は、カードの控えのグランド・トータルの欄にチップを加えた額を自分で書き込んでサインするという方法もある。ただし最近は、TAXの他にサービスチャージも自動的に上乗せして請求する店もあるので、明細を見てサービスチャージが加えられていたらチップを置く必要はない。もちろんそれ以上にいいサービスを受けたと感じれば置いていってもいい。
日本にはチップの習慣がないので慣れないうちは複雑で面倒に感じるが、基本的に、アメリカでチップが必要な理由を覚えておきたい。アメリカのウエイターやウエイトレスの基本給は非常に低く、彼らにとっては、チップが収入の半分を占めるほど重要な収入源なのだ。だから、客にできるだけ良いサービスを提供して、できるだけ多くのチップを得られるように頑張るのである。チップは、いわばサービスの能力給とでもいったところで、チップを渡さない日本人観光客などが多いと、頑張っても日本人はチップをくれない、というイメージにつながり、ひいては日本人客には良いサービスを提供しても仕方がない、ということになりかねないので注意したい。
Q:気をつけるべきマナーは?
A:レストランによってはドレスコードというものを設けている店もあり、高級店に行く場合は、それなりにドレッシーな服装が望ましい。しかし通常のレストランならジーパンにTシャツというような軽装でも充分だ。ただし、半ズボンはやめた方が無難。
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