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いろいろな海外生活  
座談会「よりよい留学へのススメ」
留学経験者が語る、こんなストレスがたまった! 留学前にやっておけばよかったこと
留学すると、文化の違いや言葉の壁なとで、いろいろとストレスがたまることも多い。けれども、あらかじめ知っておけば、回避できることもある。では、具体的にどんなことに苦労するのだろう? 今回は、留学経験者に、ストレス体験や、留学する前にやっておけばよかったことなどを本音で語ってもらう座談会を開催! 先輩たちの意見を参考にして、将来の留学に備えよう!
Page 1: 留学前に準備しておけばよかったこと
〜そこまで英語に固執する必要はない?〜
Page 2: やっぱり気になる宗教や文化の違い
堀田麻美さん
アメリカ/正規留学
田村雅美さん
オーストラリア/
ワーキングホリデー
水野幸恵さん
アメリカ/
インターンシップ
大幸志津佳さん
アメリカ/語学留学+
インターンシップ


そこまで英語に固執することはない?
---まず、留学する前に準備しておくとよかったことは何でしょうか?

水野
英語の勉強でしょうか。私は、留学前に英会話スクールに通っていたので、安心して行くことができました。
田村
でも、向こうに行ってしまえば英語力も自然についてくるものなので、行く前からぺらぺらである必要はないかも。
堀田
そうですね。挨拶程度はできるくらいになっておいた方がいい程度ですね。私は「Thank you.」と言われても「You're welcome.」とすら言い返せない英語力だったのでとまどいました。
田村
私は、お金をもっと貯めておけばよかったと思います。ワーキングホリデーだったんですが、現地で働いた収入だけでは生活できず、貯金も使って生活費をまかなっていた感じなので。
水野
ワーホリで一年って、どれくらいお金を貯めていったらいいんですか?
田村
私は、ラウンド(オーストラリア1周旅行)もしたんですが、だいたい100〜150万貯めていけば、旅行ができる余裕のある予算なんじゃないでしょうか。
堀田
あとは、国際免許ですね。私が行ったところは田舎だったので、移動するにはどうしても車が必需品で。でも、免許を取っていかなかったから、現地で取るハメになったんですよ。
水野
私もです。日本の免許は持っていましたが、国際免許を取り忘れました。アメリカから親に連絡して、代理で取ってもらいましたが、領事館に行って証明書を発行してもらったり、いろいろと手間がかかって大変でした。
大幸
でも、意外と有効期限ってすぐ過ぎちゃうんですよね。私の場合、早めに国際免許を取っていったら、いざ必要なときには切れてたんですよ。だからちゃんと期限を確認した方がいいかも。それと、住民票などの手続きも必要ですよね。
田村
住民票を抜いていかないと、いろいろ税金取られちゃいますもんね。
堀田
あとは、生活力かなぁ。高校を卒業して行ったので、日本でも銀行で口座を開いたことがないのに、現地で英語で…、なんて難しいの当たり前ですよね。


現地の人は時間にルーズ! 
----では、実際に留学してみて大変だったことは?

田村
時間にルーズなこと! 人も、バスも電車も…。みんなルーズ(笑)
一同
そうそう(笑)
堀田
3時に待ち合わせて、3時10分に来ても、謝らないし、当然だと思ってるし「何かいけない?」って感じで。それに、タクシーを呼んで、15分で来るって言ったのに、1時間半遅れて来たことも。
堀田
もうこれは慣れるしかないですよね。逆に日本に帰ってきて、私自身が一番時間にルーズって言われてますよ。


寂しがり屋の人は、寮がオススメ、でも関係が近すぎるばかりに衝突も…
----滞在スタイルは?

田村
私は1週間だけホームステイで、あとはシェアハウスをしました。日本人1人とタイ人カップル、私の4人で。でもプライベートがないのはけっこうストレスでしたね。
堀田
私も。私は大学の寮で、2人部屋だったんですが、6畳くらいの部屋にベットが2つある感じの部屋で、全くプライベートがない! もう大変でした。2年生のときには、アフリカ人の子がルームメイトだったんですが、日曜も教会に行くとかで、朝早くから大きい音で目覚ましが鳴るし、夜、どっちが電気を消すとか、しまいには、私が使っていたネイルリムーバーの臭いが気に入らないとかで、一度大喧嘩に(笑)。

やっぱり、海外で他人と同じ部屋で暮らすのは想像以上に大変ですよ。考え方だけでなく、文化も違うから。寮に住んでる約2割の子が耐えられなくなって、ルームメイトを変えますもん。
水野
堀田さんはどうやって解決したんですか? ルームメイトを変えたの?
堀田
ずっと一緒でした。もうとことん話し合い。思ってることを全部言い合おうと。でも、今は大親友と呼べる間柄なんです。
水野
私は寮で一人部屋でしたが、同じ寮の子達が、逆に他のストレスの解消になってくれましたね。やっぱり外国に来ると、寂しい気持ちが強くなって。でも、寮に帰って友達の部屋に行けば、誰かが集まっていて、話を聞いてもらえる。これがなかったら、やっていけなかったかも。寂しがり屋の人は、最初は一人暮らしをせずに、寮に入るといいかも。
堀田
それに、寮は年中行事があるのもいいですよね。ハロウィンとか、そういうイベントってだいたい寮単位でやりますもんね。
大幸
私は、1年半、ずっと同じ家でホームステイでした。
一同
めずらしいですね!
大幸
ユダヤ人の家庭だったんですが、とても親切でよくしてもらったんです。ユダヤ料理が食べられたりして、異文化が学べて面白かったですね。ホームステイって、一つの家庭に何人も生徒を迎えているところもあるけど、私の場合は、その家庭には私一人だったので、それが良かったと思います。ホームステイ先を選ぶときのポイントになるかも。


大学の課題は、やっぱり大変! でもお助け機関もある
堀田
あとは、大学の課題が大変でした。もちろん授業は英語ですし、「何千ページの本を読んでこい」って、言われても、「日本語でだってそんなに読めないのに英語で?」みたいな(笑)。レポートも英語で書かなきゃいけないし、1・2年生のときは大変でした。
水野
どうしたんですか?
堀田
ほとんどの大学には、サポートしてくれる機関があるんです。書いていったレポートの英文法に間違いがないかを見てくれたり、あとはチューター制度。生徒が生徒を教えるんですが、そうやって助けてもらいました。
水野
大学って大変なイメージがありますが、意外と何とかなるもんなのですね。
堀田
でも、助けてもらえる、っていっても、たたき台があって、それを直すわけですから、元の英文レポートは自分で作らなくてはいけないですけどね。

ポイント
「国際運転免許証」
運転免許を持っているなら、国際運転免許証を用意しておこう。免許を取得した運転試験場や警察署で発行してもらえる。必要なものは運転免許証、パスポート、写真1枚(5cm×横4cm)、発行手数料2,650円。有効期間は発行日から1年間。
「住民票」
渡航前に気になるのが、住民票や年金などの諸手続。忘れないように注意しよう。

住民票 短期留学なら特に住民票を移す必要はないが、長期留学の場合は転出届を出す必要がある。「短期・長期」の規定は特にないが、1年以下か以上かが目安。現在住んでいるところを引き払って留学する場合は転出届を出したほうがよい。
所得税 1年以上の留学の場合は年末調整の手続きを行っていく。
住民税 未納分を清算する必要がある。直接窓口で支払うか口座自動振替の手続きをしていく。
年金 住民票を抜いていった場合は年金支払いは任意となる。続けて加入しておきたい場合は、口座自動振替の手続きをしていく。
失業保険 勤務先を辞めて留学する場合、原則として失業保険給付の対象とはならない。
郵便物 30日以内であれば希望の郵便局で留め置いてもらうことができる。不在届を郵便局に出しておくこと。それ以上の留学の場合、転居届用紙に郵便物を届けておいてもらいたい住所(実家など)を書いて送れば、1年間はその住所宛てに届けてくれる。

各手続きに関する詳細は、住民票のある市区町村の役所、所轄の税務署、最寄りの郵便局、勤務先、ハローワークなどに問い合わせを。
「シェアハウス」
現地での滞在スタイルは、大学や語学学校の寮からホームステイ、一部屋を数人で共有するルームシェアや、一軒を共有するシェアハウスまでいろいろある。最初は、友達も作りやすく、英語も身につきやすいホームステイや学生寮がおすすめのようだ。

各国の滞在費用や、部屋の探し方についての詳細はこちら
イギリス | アメリカ | オーストラリア | ニュージーランド | アイルランド
「チューター制度」
現地の学生や退職した先生などが、学習上・生活上のサポートをしてくれる制度。

参加者プロフィール
堀田麻美さん
高校卒業後、アメリカ・ペンシルバニア州の大学に正規留学。留学のきっかけは、人生で一度くらいはしっかり勉強したいと、卒業が大変といわれる海外の大学へ進学を決意したから。現在は、留学カウンセラーとして活躍中。
田村雅美さん
22歳のとき、ワーキングホリデービザを取得してオーストラリアへ。約1年間、日本食レストランで働きながら、英語を学ぶ。現在は、ホテルで働き、海外のお客様と英語で話す機会があるという。
水野幸恵さん
いつか海外で働きたいと思い、その下調べもかねて、大学卒業後に渡米。半年間ニューヨークでインターンシップを経験する。帰国後、英会話学校に就職、生徒のカウンセリングや外国人教師のマネージメント業務を担当している。
大幸志津佳さん
社会人を2年経験した後、アメリカ・シアトルへ語学留学。語学学校で学んだ後は、インターンシップも経験。現在は、外資系企業の営業部に所属し、ミーティングなどで日々英語を使っている。
Page2は「やっぱり気になる宗教や文化の違い」

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