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留学

いろいろな海外生活  

英語や海外に興味がある人なら、就職、転職を考え、ふと立ち止まったとき、「これを機に留学してみようかな」と考えることもあるだろう。「英語を身につけてキャリアアップ」「大学留学をして専門性を身につける」という夢を持つ人も少なくない。今月は、就職や転職に有利な留学について特集。





現在、短期の語学留学を含め、海外留学経験者の数は増加し続けている。また、英語をはじめとする語学に長けた人も数多くいる。そのような状況で就職や転職で「海外留学経験がある」ということだけで評価されるということはほとんどない。

つまり、今からの就職や転職で、留学経験をセールスポイントにするのであれば、何を目的とし、何を得て帰ってくるのか、そしてそれをどのように将来の自分に活かしていくのかを、留学前に明確にすることが必要だ。

また、海外留学の目的の一つとして語学力が挙げられるが、すでに書いたように、世の中に語学レベルの高い人はごまんといる。語学力はあくまで、仕事をする上での「道具」に過ぎず、翻訳者・通訳者のような英語を専門的に使う仕事以外で、語学力そのものを評価されることは難しい。重要なのは、語学力プラスαの、アピールできる専門性を持つことだ。

だが、留学してすぐに転職・就職に生かせる技術が身につかなくても、異文化に身を置くことで人間的な幅が広がるというメリットもある。直接転職・就職に活かせなくても、自分を豊かにするという経験ができるのも、留学の大きな魅力の一つでもある。





自分がどのような就職・転職をしたいのかにより、留学スタイルは大きく変わってくる。
語学留学 外資系企業など、国際的な職場で英語を使って仕事をしたい人には、半年〜の長期の語学留学がおすすめだ。語学力も身につくと同時に、異文化を体験することで、帰国後も国際的な職場に柔軟に対応できる。
おけいこ留学 ヒーリング、フラワーアレンジメント、ダイビング、クッキングなど、趣味や特技を学びつつ、英語も学べるのがおけいこ留学の良いところ。1週間からの短期から、1年以上の本格的なものまで、自分のプラン次第で参加できる。本場で学ぶことで、帰国後本格的にその道を目指すケースもある。また、コースによって、ライセンスを発行してくれたり、提携しているお店で働けたりするので、実際の転職や就職に生かせる場合もある。
インターンシップ 研修生として企業や団体で働き、実務経験を積む制度で、特に欧米で盛んに行われている。研修生はキャリアアップの他、自分を企業・団体に対して売り込む機会として、企業側も有能な人材を発掘するための機会として活用している。企業側は、必要性があれば彼らを正社員として雇用することもある。海外での勤務経験が積めるので、外資系企業への転職への近道にもなる。
大学・大学院留学 大学で勉強できることは実に多様。言語、芸術、社会科学、商学、工学、医学、自然科学などなど、数限りない。日本の大学とは違い、実践的な知識が身に付くため、例えば、マーケティングや経営などの分野に転職・就職を考え、将来外資系や海外での勤務を頭に入れているなら、海外の大学・大学院に留学するのは、英語力もつくし、メリットが高い。また、MBAやロースクールなどの大学院留学は、勉強の面だけでなく、人脈作りにも役立つ。
専門学校・短大留学 ファッション、コンピュータ、スポーツなどの実務的な学習を実現するための最短コースが専門学校・短大留学。英語力を身につけながら専門分野を学べる上に カレッジの場合、成績がよければ4年制大学に編入もできる。





数多くの留学生を送り出しているラストリゾートのカウンセラー、三浦さんに、留学経験者の就職や転職についてうかがった。

Q. 留学経験を就職・転職に活かしたいという方の中には、どのような人が多いのでしょうか。

三浦さん 語学留学以外には、海外で取れる資格を目的にする方が多いですね。今、人気なのは、児童英語教師や通訳・翻訳などです。児童英語教師は、海外で集中して講座を受け、もちろん英語力も磨けます。
通訳・翻訳は、語学学校の特別コースとして設けられていることが多く、そのコースに入るのにもある程度の英語力が必要ですが、半年〜1年ほど学び、帰国される方が多いですね。
もちろん、通訳・翻訳の専門学校への留学もあります。

Q. 児童英語教師や通訳・翻訳を海外で学んだ人たちは帰国後どのような仕事に就くのでしょうか?

三浦さん 児童英語教師の場合は、日本の英会話スクールの幼児コースの先生がメインです。通訳・翻訳ですと、帰国後にさらに勉強を積み、本格的な通訳者・翻訳者になる方もいれば、派遣や契約社員として外資系企業、貿易会社で通訳・翻訳をされている方もいますね。

Q. その他、留学から就職に至ったケースというのはどのようなものがありましたか?

三浦さん 留学前は、商社にお勤めだった方で、留学後、空港のグランドホステスに転職された方がいます。それまでの商社での社会経験と留学で身につけた英語力が決め手になったとお話になっていました。

Q. これから就職や転職を視野に入れた留学を考えている方に、注意点やアドバイスがあればお願いします。

三浦さん 明確に目的を持って留学することはとても大事ですが、例えば、入ってみると思っていた授業と違った、とか、自分には合わないということも出てくると思います。そんなときに柔軟に対応することも大事です。「何が何でもこの留学を仕事に結びつけないと!」と考えていると、息詰まることもあります。留学経験を「直接的」に仕事に活かすやり方もあれば、「間接的」に活かすこともできると思います。また、就職や転職に大事なのは、資格や経験、語学力などはもちろん、ヒューマンスキル、つまり人間性もあるので、すべてをバランスよく備える人材を目指すと良いですね。



 

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