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留学

いろいろな海外生活

「サンフランシスコに行きたい!」と自分の行きたい留学先が最初から決まっている人は別にして、留学を決意したときに、意外に悩むのが「どの国に行くべきか」というもの。どんな点に注意しながら選べばいいのか、国選びの際に役立つポイントを探ってみた。

気になる「英語」の違いは? 〜語学留学〜
自分の専門、キャリアを見据えて選ぼう 〜大学・大学院留学〜
その国の文化や民族との相性も
意外に重要、気候の違い 
学費・生活費は、国だけでなく、都市と地方でも違う
勉強以外の決め手 「旅行」と「友達」




「オーストラリア英語は訛っていて聞き取りにくいのでは?」「アメリカ英語とイギリス英語は全然違うって聞いたけど…」など、国による英語の違いを気にする人もいるだろう。確かに、イギリス英語とアメリカ英語には、同じ単語で違う意味を表すものがあったり、アイルランドの人が話す英語は、慣れるまで聞きづらいなどということはある。また、どの国の語学学校も、講師はスタンダードな英語を話す人が多いが、ホストファミリーや街で買い物をするときの店員の英語などは、その国の訛りに直に触れることとなる。ただ、今や英語は世界語であり、スペイン語訛りの英語を話す人もいれば、中国語訛りの英語を話す人も世界にはたくさんいる。英語圏の人たちだけが英語を話している訳ではない。「どうしてもイギリス英語で話したい!」などの強いこだわりがない限りは、細かい訛りを気にする必要はあまりないだろう。

イギリス英語 vs アメリカ英語




大学・大学院留学をする人の多くは、専門をさらに深く学びたい、キャリアアップしたいという目的があるはず。だから基本は、国ではなく、自分が学びたい分野に優れている大学を選ぶことだ。そうはいっても注意したいのが各国の大学制度の違い。

一般的にアメリカでは、4年制大学で幅広い教養を身につけ、大学院で専門分野の研究を行う。イギリスやアイルランド、オーストラリア、ニュージーランドの大学では、大学1年のときから専門の勉強をスタートする(イギリスの大学はほとんどが3年制)。また、アメリカ、カナダでは「コミュニティカレッジ」という2年制大学があり、留学生にとっても比較的入学しやすくなっている。現地の学生も、ここから4年制大学に編入することが多い。

大学・大学院に留学する場合、TOEFLなどの語学テストのスコアを提出する必要がある。通常、大学の場合TOEFL(CBT)で173、大学院の場合は、TOEFL(CBT)で173〜250程度のスコアが必要となるが、アメリカのように大学が多い国では、入学を許可するスコアにもばらつきがある。また、一般的にアメリカよりカナダの大学の方が高いTOEFLスコアを要求される。TOEFLスコアがアップするまでひたすら日本で勉強する時間が惜しい、と思う人は、スコアが低くても入りやすいコミュニティカレッジにまず入学し、そこから4年制大学に編入するという道もある。
TOEFLについて

大学院に留学を考えている人は、大学留学よりもさらに目的は絞られていることだろう。大学院では、国によって進んでいる研究なども異なるため、より自分の専門分野が深く学べる国を選ぼう。
・特集:専門的にとことん学ぶ! 大学院留学





歴史と現在が調和する街ロンドン
その国の文化や民族性と、自分の相性が良いかどうかも、留学先選びの重要なポイント。
また、その国の音楽や歴史に興味があるとか、何か一つでも「その国のコレが好き!」、というのがあると、留学中楽しみが倍増する。イギリスのこのロック・バンドが好き、アイルランド文学が好き、などの興味があれば、その国の人とも話がはずむきっかけにもなるし、ゆかりの地を訪ねたり、自分が大好きな作家、アーティストをはぐくんだ国の文化を肌で感じるだけでも楽しいはず。

一般的に、アメリカは、すべての規模が大きく、人もフレンドリー、イギリスは古い文化と新しい文化が混在する落ち着いた国、オーストラリアは自然が豊かで人ものんびり…、というように、何かしら文化や民族性にイメージのようなものがある。ステレオタイプで選ぶのはもちろん良くないが、こういうイメージもある程度は参考になるだろう。

当然だが、アメリカ人だからこうだ、オーストラリア人だからこうだ、と決めつけることは良くない。日本人にも様々な性格の人がいるように、どこの国の人も個人によって性格は様々。イメージだけを先行させすぎて留学先を選ぶと、現実がイメージと異なったときに、ガックリくることが多いという。

留学してみたが、思い描いていたと違ってがっかり、という結果にならないように、重要なのは、自分の抱いているイメージだけでなく、なるべく多くの情報を得て、自分で納得してから留学先を選ぶこと。例えば、イギリスに留学したいと考えているのであれば、ブリティッシュ・カウンシル(英国の公的な国際文化交流機関)に足を運んでみれば、イギリスの語学学校・大学などの情報も手に入るし、無料でカウンセリングも受けられる。また、各国大使館や観光局では、資料を貸し出してくれたり、定期的にガイダンスを行っていたりする。
是非、興味のある国の各国大使館や観光局に一度足を運んでみることをオススメする。

アメリカ大使館
オーストラリア大使館
カナダ大使館
UK NOW(イギリスの大使館、観光庁などの総合サイト)
アイルランド大使館
ニュージーランド大使館

・特集:大使館勝手にランキング






年間を通して温暖な気候のサンフランシスコ
過ごしやすい気候、地理的な特徴で国や都市を選ぶことも留学生活を充実させる上で意外に重要だ。寒さが苦手な人は、フロリダ、サンフランシスコなどアメリカ西海岸やオーストラリアのケアンズなどが適している。暑いのは苦手な人には、イギリス北部やカナダ、夏だけの留学ならば、日本と夏冬が逆のニュージーランドという選択肢も。ただし、同じアメリカでも、シカゴは冬になるとマイナス10度以下という寒さだし、カナダのトロントは真冬になると雪と雨が多い。

また気候、地理的な特徴の違いで、楽しめる趣味も変わってくる。スキー、スノーボードなどのウィンタースポーツも楽しみたい人は、冬のカナダのトロントやウィスラーはオススメだ。また、サーフィン、スキューバダイビングなどのマリン・スポーツが好きな人には、オーストラリアが良いだろう。




留学先選びの大きな決定要因に、予算がある。留学の費用は当然、学校によっても異なるが、全体的に見れば、国による違いと、都会と地方の違いが大きい。留学形態によるが、イギリスやアメリカに比べ、オーストラリアやアイルランドは全般的に安い。 都会と地方の違いは、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドンなどの大都市は東京より物価が高い。バンクーバー、シドニーも割と高めだ。都市部では、授業料だけではなく、滞在費などの生活費も高くなることを肝に銘じておこう。

では、地方の方がいいのかというと、生活費は安いが、地方では学校の選択肢が少ないため、学校選びのリスクが高くなるというデメリットがある。 注意したいのは「安さ」ということだけで学校や留学先を決めないこと。教育のレベルが低かったり、交通の便が非常に悪い田舎で暇すぎたり、治安が悪いなど、安いのには安いなりの理由があるはず。金額面だけでなく、学校の教育体制や、経験者の声を調べてみるなど、納得できる学校を探そう。 語学学校なら都会でも午前だけ、午後だけ授業がある学校を選び授業料をセーブして、残りの半日は自習や、美術館巡りなどの趣味にあてるという手もある


・6カ国留学費用比較表はこちら
・6カ国留学物価比較表はこちら






ロンドンから列車でも行けるパリとローマ
語学留学、大学・大学院留学を通して、現地の人より留学生と友達になることがほとんどというのが実状だ。アメリカならば、中南米の学生が多いし、イギリスにはヨーロッパの学生が多い。またオセアニアには、マレーシア、シンガポールなど東南アジアの学生が多く集まる。どの国に友達を増やしたいかを考えるのも手。

また、留学して、学校での授業が終わった後に旅行をしてから帰国する人も多い。ヨーロッパを一周したい、と思っているのであれば、イギリスやアイルランドは交通の便がいいし、北南米を回りたいなら、カナダ、アメリカへ、というふうに、旅行したいエリアに近い国を選ぶという方法もある。
 
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