留学

留学の準備:出願資格
Q:出願資格を満たすために必要なものは?

A:志望校が決まったら、出願資格を満たすための条件を詳しく調べる。これまでの学校の成績や留学に必要なテスト、費用の問題などひとつひとつ条件をクリアしていこう。また大学によって締切日が違うので注意したい。

1)学力

大学に出願する際、高校の成績証明書と学力評価テストの結果で、入学可能な学力があるか判断される。日本の入試なら、本番でよい点をとれば、高校時代にどんなひどい成績であろうと関係ないが、アメリカの大学ではそうはいかない。

学力評価テストの結果は合否ででるのではなく、点数で表される。また、何点以上取得すれば合格といった基準はないが、大学により入学基準点の範囲を定めている場合とそうでない場合がある。入学基準点は大学によって異なり、入学審査は推薦状などそのほかの提出書類による総合審査になるので、テストの点数のみでは入学の可能性は判断できない。また、英語を母国語としない留学生の適性テストの結果は英語圏の学生と比較した場合の語学のハンディを考慮して、TOEFLの点数と組み合わせて判断されることもある。

*GPA(Grade Point Average)

一般的に成績証明書に表れる学業成績はその平均点(GPA)が受け入れ大学で算出される。そして、その平均点は一般 的にC以上(GPA2.0以上)が要求される。また、出願書類として提出する成績表はGPAやアメリカ式の5段階評価に書き換える必要はなく、出身校が用意してくれるものをそのまま提出する。



成績ポイント アメリカの5段階評価 日本の4段階評価への換算表
A excellent 90-100% 5 優A  80-100%
B good 80-89% 4 良B  70-79%
C average 70-79% 3 可C  60-69%
D passing 60-69% 2 不可D  0-59%
F failing 0-59% 1

《学力評価テスト》

SATやACTといった学力評価テストにはいくつもの種類があるが、いずれも英語を母国語とした人に課されるテストなので、このテストの点数がそのまま合否の判定に使われるわけではないし、留学生には要求しない大学も多い。

・ SAT(Scholastic Assessment Test)

アメリカの大学進学希望者を対象とした全国共通試験。言語と計数のReasoning Test(論理思考力試験)であるSATTと、英語、歴史、社会、数学、理科などの学力テストであるSATUがある。しかし、英語にハンディがあり、カリキュラムの違う留学生にはSATTだけ、または実施しない大学が多い。
http://www.collegeboard.org/ (英語)

・ ACT(American College Test)

英語、数学、読解力、科学的推論の4科目で構成されている。SATに比べて一般 的ではないが、SATの代用として、またはSATと合わせてACTを要求する大学がある。またこれも、留学生には語学のハンディがあるので、スコアを要求されても考慮して評価されると考えてよい。
http://www.act.org/ (英語)

・ GRE(Graduate Record Examinations)

学術系大学院への進学希望者を対象とした試験。General Test(一般 試験)とSubject Test(学科試験)に分かれている。Subject Testは自分の専攻分野にあった科目を選択して受験する。大学院によってGeneral Testのみでいい場合と両方が必要な場合がある。
http://www.gre.org/ (英語)

・ MCAT(Medical College Administration Test)
メディカルスクール(医療大学院)の入学審査で用いられる。

・ GMAT(Graduate Management Admission Test)
MBAプログラム(ビジネススクール)への進学希望者を対象とした試験。
http://www.gmat.org/gmac/thegmat/ (英語)

・ LSAT(Law School Admission Test)
アメリカ、カナダの法学大学院(ロースクール)への進学希望者を対象とした試験。
http://www.lsac.org/ (英語)

留学に必要なテストのサイト一覧 →国際教育交換協議会(カウンシル)日本代表部
http://www.cieej.or.jp/

英語の資格と検定試験について知りたいなら

2)英語力

十分な英語力があることは留学のための大前提。大学の授業は日本とは違ってディスカッションや研究発表が多く、論文を書いたり、図書館で調べたり、常に高度な英語力が要求される。TOEFL(Test of English as a Foreign Languages)は、英語を母国語としない人の英語力を判定するテストで、聴解力、文法、読解力の3セクションに分かれている。

このテストは留学では避けて通れない。ただ、出願時にTOEFLのスコアが足りていても、実際の授業についていけるか、どうかは本人次第。TOEFLのスコアの水準をクリアするだけでは、実際に使える総合的な英語力としては不十分であることも確かだ。

そこで準備の一環として、机の上だけの勉強にとどまらず、映画やテレビ番組を英語で見たり、英語で話されるラジオを聞いたり、常に英語にふれ、英語力を高めることを心がけよう。

関連サイト

TOEFL(英語)
http://www.toefl.org/

3)経済力

留学に必要な経費は大学によって、また地域によって異なるが、往復の旅費を除いて1学年間(9ヶ月)に約1万ドルから4万ドルかかる。それを負担できる経済力の証明があって初めて大学は最終的に入学許可証を発行する。具体的には銀行の残高証明がそのかわりとなる。もしこの証明なしに入学許可をもらっても、アメリカ入国に必要なビザがおりない。

必要経費は大別して、
(1)往復旅費
(2)授業料と大学に支払う諸経費(入学金はない)
(3)教科書、文房具代
(4)部屋代、食費
(5)医療保険代
(6)雑費
などがある。

(2)の授業料については、公立大学の場合、その州の住民以外の学生は通 常その州の住民より1.5〜3倍の授業料を払わなければならない。



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