留学の費用と期間
Q:留学に必要な期間は?
A:留学といっても、学生ビザF-1を取って、長期間アメリカに滞在するつもりで渡米するものから、ビザを取らず数週間ホームステイしながら英語学校に通うもの、習い事のための滞在が1週間に満たないものまで形態はさまざま。一応の目安としては以下の通り。
大学 4〜5年
大学院(修士) 2〜4年
大学院(博士) 3〜8年
2年制大学 2〜3年
専門学校 2〜3年
語学学校 1週間〜1年
その他習い事など 1週間〜1年
大学は必要な単位を取得すれば卒業できるので、なかには3年間で卒業してしまう人もいるようだが、言葉にハンディのある日本人にはとても無理な話。逆にアメリカ人の中には、働きながらちょっとずつ単位を取って、何年もかけて卒業する人もいる。大学院でも博士課程となると、自分の研究テーマにどのくらいの時間をかけるかにより、留学期間が変わってくる。
専門学校は習得しようとする分野によって幅があり、語学学校についても、1〜数週間学校に通 うパッケージの旅行感覚のものから、大学入学の準備のための語学学校まで、目的により期間にはかなり開きがある。ビザなしで入国した場合は90日が限度。それ以上滞在すると不法滞在になり、運が悪いと強制退去となるので気をつけよう。
Q:大学はいつはじまる?
A:アメリカでは秋から新学期が始まる。一般的には9月から翌年5月が1学年となっている。ただ日本のように1学年の終わりに成績が分かるのではなく、学期ごとにコースが修了し、そのコースの単位を取得する。ちなみに1学年を2期に分けるのがセメスター制で、3期に分けるのがクォーター制。学校によって異なる。新入生として入学する場合は、9月から学校が始まるが、編入する場合は学期の始まりからなら、いつからスタートしてもかまわない。
Q:留学の費用はどのくらいかかる?
A:留学に必要な費用の総額は、1)学費 2)住居費 3)生活費 4)雑費の合計に滞在年数をかけ、5)往復の渡航費を加えたもの。それぞれの要素で、年間どのくらい費用がかかるのかを詳しく調べる必要がある。また留学先が都会か田舎であるかによって費用のかかり方も大きく変動する。
1)学費
日本と同じように公立か私立か、都市にあるか、地方にあるかなどにより、授業料は大きな開きがある。公立より私立が高く、文系より理系の学部のほうが高いのも日本と同じ。学費は年々増える傾向にあり、2002年〜2003年は前年度に比べUS$127〜US$1,001増えた。
大学院
年間US$20,000〜25,000が一般的で、専攻する分野によって大きく変わってくる。理工関係は比較的高く年間US$40,000以上のところもある。
大学
授業料と環境の違いによって授業料はかなり幅がある。地方にある大学と都市にある大学では学費が変わってくるが、年間US$27,000ぐらいが平均といえる。2003年のCollegeboard調べによると、私立の授業料(年間平均US$18,273)は州立や公立の授業料(年間平均US$4,081)に比べて高い。
2年制大学 (コミュニティ・カレッジ)
私立は年間平均$9,890、公立はUS$1735と、4年制大学と比べると少し安い。
専門学校
専攻する分野により、実習費や教材費などが加わることもあり、大学の学費より高い。年間US$10,000〜30,000。
語学学校
週US$150〜400くらい。1週間にある授業時間数や内容、設備、大学付属などによって大きく変わってくる(短期留学として利用する場合は期間が大体2週間〜1ヶ月、料金は授業料、渡航費、生活費が含まれて40万円ぐらいのパッケージが多い)。
2)住居費
学生寮
食費込みで月額US$400〜1,000くらいが多い。食事は食べても食べなくても金額は変わらないことがほとんど。学校に歩いて行ける場所にあることと食事について考えなくてもよいのは大きなメリット。
アパート
日本と同じで都市部は高く、地方は安い。平均で月額US$400〜1,500と開きがある。いろいろと手続きがあるので、交渉できるぐらいに英語力が必要だ。ルームメイトを見つけてアパートを借り、部屋代を抑えることもできる。
ホームステイ
朝、夕食付きで週US$80〜250程度。業者に受け入れ先を手配してもらうが、必ずしも気の合う家庭にめぐり合うわけではない。その場合には、受け入れ先を変えてもらうように交渉することが大切。アメリカの生活を知ることができるし、不動産の交渉(アパート探し、水道の手配など)がないので初めてのアメリカ生活に不安がある人にはいい。
3)生活費
食費や光熱費、電話やインターネットを利用する際の通信費など。月額US$500程度を考えておきたい。食費については、自炊をメインにするのか、外食が多いのか、生活スタイルによりかなり変わってくる。また住む場所(都市部か地方か)によっても差が出る。国際電話を頻繁にかければ当然通信費は跳ね上がるが、インターネットの通信料はアメリカは基本的に定額で無制限に接続できるところがほとんどなので、それほどの負担にはならない。
4)雑費
健康保険代、傷害保険代、文房具代や教科書代、娯楽費、学校までのバス代などの交通 費、車を持っていればその維持費や保険料など。年間US$5,000〜6,000くらい考えておけば安心だが、都市部に住めば、当然遊興費は地方に比べれば高い。
5)渡航費
安い航空券が簡単に手に入るようになったので、渡航費はそれほど心配するほどの額にはならない。特に同時多発テロ事件以降、アメリカ行きのチケットは一層お買得となっている。アメリカ主要都市へのチケットの料金は、3.8万円〜、ピーク時でも15万円前後で入手可能だ。また1年オープンチケット(1年間の有効期限で出発日の変更が可能なチケット)が、20万円くらい。
Q:現地でアルバイトってできるの?
A:現地で働いて生活費の足しにしようと考える人もいるが、学生ビザで滞在する限り、基本的に仕事はできない。学校の許可を取れば可能なところもあるが、ある程度日々の生活に余裕ができ、勉強しながらでも時間が作れる自信ができてからでないと難しい。アルバイトが忙しくて学業がおろそかになりはじめると、授業についていけなくなる。すると授業から足が遠のき、最後には退学にまで至ってしまうケースがけっこうあるのだ。
ちなみにアルバイトは週20時間が上限で、キャンパス外にて働くときは移民局の許可(雇用主が申請)が必要になる。収入を得たら所得税の申告が義務付けられている。
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