留学

アメリカ留学のメリット・基本情報
Q:なぜアメリカなの?

A:まず留学生を受け入れる環境が世界で最も整備されていることが挙げられる。移民の国アメリカは、人種、性別 、年齢、宗教などに関係なく、どんな人でも平等に教育を受けられるシステムが整っており、それは外国人であっても同じだ。英語力、経済力などの条件さえクリアすれば、誰でもアメリカの学校で学ぶことができるのだ。また、アメリカの教育や研究の水準が世界のトップにあるのも、世界中から留学生を集めている理由のひとつだろう。

過去のノーベル賞(自然科学部門)受賞者数が、他国を引き離し圧倒的に多い(過去十年間でも7割以上)ことから分かるように、アメリカは最先端の技術や知識を学ぶことができる場なのだ。もちろん学術的な分野だけではない。音楽にしろ、美術にしろ、映画にしろ、芸術の分野についてもアメリカがどんな立場にあるかは、いまさら説明する必要はないだろう。

もちろん学校で学ぶ語学や専門知識以外にもさまざまな価値のあるものをもたらしてくれるのが留学生活だ。複雑なアメリカ社会でさまざまな人種と交流し、異文化を体験する。努力することの大切さを知り、忍耐力を養う。これからの人生において、計り知れない財産を自分に与えてくれるだろう。

Q:アメリカ英語の特徴は?

A:一言に「アメリカ英語」と言っても、エリアや人種によりさまざまなバリエーションがある。一般にアメリカ英語というと、中西部から西海岸まで広い範囲で話される英語。イギリスの英語と比べ、単語と単語がつながって発音されるリエゾン(liaison)に特徴がある。もちろんエリアによって英語にも特徴があり、北東部(特にニューイングランドのエリア)で話される、早口でイギリス英語にやや近いものやなまりの強い南部の英語までさまざま。さらに世界中からの移民が話す、それぞれのお国なまりがある英語だってりっぱなアメリカ英語だ。

Q:留学生の数は?

A:2001年の同時多発テロ以降も、留学生の数は激減することはなく、2002年には過去最高の58万人を記録したアメリカ。留学生の全体数は増え続いているのだが、国によっては人数が減っているものもあれば、極端に増加している国もある。特に最近では中国やインドからの留学生が急増し、アジア留学生は1980年代半ばから全体の半数を占めている。出身国別にみると現在のトップは中国。長らくトップにいた日本は99年に1位の座を明け渡し2位 に。2002年にはインド、韓国にも追い抜かれ、4位へと後退。近年の日本人の動きを見ると、日本からアメリカに留学する女性が急増し、それまでの男女比が逆転している。留学相談サービスの利用者でアメリカ大学・大学院留学を志す人も、2002年度には、女性が63%、男性が37%の割合で、女性の数が男性を上回っている。

2002〜2003年における国別留学生数
2002/03 % of U.S. Foreign
Rank Place of Origin 2001/02 2002/03 % Change Student
Total
WORLD TOTAL 582,998 586,323 0.6
1 India 66,836 74,757 11.6 12.7
2 China 63,211 64,757 2.4 11.0
3 Korea, Republic of 49,046 51,519 5.0 8.8
4 Japan 46,810 45,960 -1.8 7.8
5 Taiwan 28,930 28,017 -3.2 4.8
6 Canada 26,514 26,513 0.0 4.5
7 Mexico 12,518 12,801 2.3 2.2
8 Turkey 12,091 11,601 -4.1 2.0
9 Indonesia 11,614 10,432 -10.2 1.8
10 Thailand 11,606 9,982 -14.0 1.7
11 Germany 9,613 9,302 -3.2 1.6
12 Brazil 8,971 8,388 -6.5 1.4
13 United Kingdom 8,414 8,326 -1.0 1.4
14 Pakistan 8,644 8,123 -6.0 1.4
15 Colombia 8,068 7,771 -3.7 1.3

1954〜2001年における日本人留学生数(日米教育委員会)

Q:留学先として人気のあるエリアは?

A:観光地としても人気のあるロサンゼルスやニューヨーク周辺がやはり人気のあるエリア。留学生としては、アメリカ全土に受け入れ校があり、日本人留学生のいない都市を探すのが難しいほど。あとは自分がどんな目的をもって留学するかによって場所が決まってくる。大都市周辺の学校は、授業以外に多くの“学ぶ”ものがある。美術を専攻する学生にとっては、美術館やギャラリーが身近にあればいい刺激になるし、音楽を専攻する学生には気軽にコンサートに出かけられるのはいい。ただしこれらの“学ぶ”ものは、勉強に比べ努力を必要としないので自制心が必要だ。一方、地方にある学校は、学校のまわりには本当に“何もない”ところがある。都会に比べれば誘惑がない分、勉強に専念できる環境が整っているともいえるし、治安もいい。

州別日本人留学生受け入れ数(日米教育委員会)
  1994-95年   1995-96年   1997-98年  
1 California 6,958 California 6,991 California 7,450
2 New York 3,899 New York 3,338 New York 3,932
3 Washington 3,320 Washington 2,963 Washington 3,195
4 Massachusetts 2,547 Massachusetts 2,637 Massachusetts 2,493
5 Pennsylvania 1,677 Illinois 1,518 Illinois 1,584
6 Illinois 1,542 Oregon 1,488 Pennsylvania 1,447
7 Oregon 1,357 Pennsylvania 1,417 Oregon 1,393
8 Colorado 1,178 Colorado 1,222 Texas 1,169
9 Utah 1,175 Ohio 1,189 Ohio 1,102
10 Ohio/Texas 1,031 Utah 979 Colorado 780

大学別人気留学先 (日米教育委員会)
  1994-95年   1995-96年   1997-98年  
1 Santa Monica C 607 Santa Monica C 583 Los Angeles
City Coll
668
2 Boston U 557 New York U 576 New York U 594
3 Edmonds CC 537 Boston U 574 Southern Illinois U 504
4 New York U 529 U of Hawaii, Manoa 528 Bellevue CC 468
5 S.Ill U,Carbondale 504 U of Oregon 497 Columbia U 440
6 Seattle Ctrl CC 396 S.Ill U,Carbondale 443 U of Oregon 413
7 Columbia U 388 Seattle Ctrl CC 417 Seattle Ctrl CC 406
8 U of
Oregon,Eugene
369 Columbia U 393 San Francisco
State U
389
9 Teilyo Loretto Hghts 336 Teilyo Loretto Hghts 382 Orange Coast
College
387
10 Harvard U 318 Hawaii Pacific U 317 Boston U 410

IE(Institute of International Education)の調査によると、日本人に人気の高い州は以下の通り。日本人留学生の53%が、以下の5州に集中している。

1.カリフォルニア州 10,349人(26%)
2.ニューヨーク州 4,498人(11%)
3.ワシントン州 2,704人(7%)
4.マサチューセッツ州 2,170人(6%)
5.オレゴン州 1,456人(4%)

出典: "Country Locator Report 2001-2002," Institute of International Education
(注:上記統計は日本人サンプル総数=39,734人に基づくもの)

Q:交換留学制度はどうなっている?

A:高校や大学で、学校に交換留学の制度があるところは少なくない。自費での留学が難しい人でもチャンスがあるので、積極的に利用したい。また、各地方自治体の国際交流課で留学の制度を設けているところもある。

・大学間の場合

交換留学の場合、授業料の免除や奨学金などがあって、経済的な条件で断念せざるを得ない人でも留学のチャンスが出てくる。また協定を結んでいる留学先で取得した単位は、60単位を上限として、在籍している日本の大学の履修単位として認定してもらえる。この場合、交換留学先大学で取得した単位 は認めるが、自費で留学した場合は単位を認めない大学が多いが、最近の傾向として事前に申請をし、条件が満たせば自費留学の単位を認定する大学が増えてきた。

・地方自治体

都道府県や市区町村によっては、姉妹都市などという形で、ある国のある地域と教育や経済、ボランティアなどの分野で国際交流を行ない、その一環として交換留学を行っている場合がある。
例えば、埼玉県ではオハイオ州と姉妹提携を結び、毎年両県州の礎となるスカラーシップ奨学生を募集し、オハイオ州にある2大学に留学生として県出身者を派遣している。自分が住んでいる自治体でも何かしらの制度があるかもしれないので調べてみよう。



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