語学学校への留学
Q:語学学校ってどのくらいある?
A:語学研修機関は、私立の語学学校、公立カレッジの語学コース、大学付属の語学コースの3種類がある。ブリティッシュ・カウンシル(イギリス政府の支援を受けて活動している非営利文化機関)では定期的に語学研修機関の審査を行なっており、授業内容、教師の質、学校運営方法などにおいて一定水準を満たしていれば公認校として認めている。現在、公認校は360校余り。私立の公認校のうち210校余りはARELS(Association of Recognised English Language Services:アレルス)という組織に、20校余り(うち1校は公立校)がFIRST(ファースト)に、大学・公立カレッジの公認校のうち100校近くがBASELT(British Association of State English Language Teaching:バセルト)という組織に加盟している。
Q:3種類の語学学校はそれぞれどう違うの?
A:充実しているのは私立の語学学校で、ブリティッシュ・カウンシル公認校以外のものも含めると1000校以上あるといわれている。1〜2週間の短期受講が可能だったりコースの種類が豊富だったりとフレキシブルな対応が嬉しい。放課後や週末などにパーティや映画鑑賞、小旅行などさまざまなソーシャル・プログラムも用意している。
公立カレッジの語学コースは、大学レベルのカレッジ(Higher
Education College)や公立の専門カレッジ(Further Education College)などで設けている外国人を対象とした英語コース。中には授業が週1〜2回だけのものや、夜間コースのところもあるので注意が必要だ。カレッジ自体はイギリス人を対象にしたビジネス、アート、工学など実践的なコースを提供しているので、英語力がつけば正規のコースを受講することもできる。
大学の付属機関として設けられている外国人を対象とした語学コースでは図書館、コンピューター、カフェテリア、ジムなど大学の施設を利用でき、大学の雰囲気を味わえるのが魅力。ただしすべての大学で語学コースを設けているわけではない。1学期単位(3ヶ月程度)で学生を受け入れている学校が多いが、最近は私立の語学学校のように2週間程度の短期コースの提供もあるとか。
Q:語学学校にはどんなコースがあるの?
A:どの学校にもあるのが一般英語コース。日常的な英語を中心に、読む、書く、聞く、話すの「英語の4技能」をまんべんなく身につける。特に目的がなければたいていこのコースから入るのが普通だ。
その他、ケンブリッジ英検やIELTS(International English Language Testing System:アイエルツ)、TOEFL(Test of English as a Foreign Language)の受験を目指した試験対策コース、ビジネス、秘書、旅行業、ホテル・レストラン、コンピューター、法律関連などの英語を学ぶ専門英語コース、現役のビジネスマンや管理職者、英語教師などを対象とした専門職向け英語コース、大学進学準備コースなどがある。
バラエティに富んでいるのは英語の授業に文化活動やスポーツなどを組み込んだ英語プラス・アルファ・コースで、テニス、乗馬、ゴルフ、フラワーアレンジメント、ガーデニング、演劇などイギリスらしいアクティビティが楽しめる。学校によっては発音矯正、試験対策、写真講座などオプションで用意されたクラスを組みあわせることも。
最近人気なのは、教師の家にホームステイしながら個人レッスンを受けるものや、英語コース修了後に実社会で仕事体験ができるもの。授業時間は週20時間というものが多いが、コースによって週15〜30時間と異なってくる。
Q:大学へ進学するまでの流れは?
A:大学付属の語学学校に入る場合、純粋に語学のスキルアップのための入学と正規留学前の条件として入学するケースがある。IELTS (International English Language Testing System:アイエルツ)TOEFL(Test of English as a Foreign Language)のスコアが基準に達していないので、授業が始まる前までに、英語力をつけろ、ということだ。ただ、条件つきで入学が許可されたといっても卑屈になることはない。"英語力が足りないことで落とすのは惜しい人物"と評価されたわけだから……。
Q:ほとんど英語が話せないけど語学留学できる?
A:一般にレベルは初級、中級、上級に大きく分かれていて、各レベルをさらに上中下などに分けているところもある。学校によっては英語入門者レベルも設けている。入学初日に簡単なクラス分けテストを受け、その結果によってクラス(レベル)が決まる。平均的な語学力の日本人は初級上〜中級下に集中しがち。
「日本人の多いクラス」に入りたくなかったら日本で少し英語を勉強しておき、上のクラスを目指そう。試験対策や専門英語など、コースによっては中級以上の語学力や実務経験が必要なものもある。
Q:1週間だけ語学学校にいくのは可能?
A:私立の英語学校の場合、毎週月曜日、あるいは毎月第1月曜日開講というように、いつでも入学できるところが多く、受講も1〜4週間単位で可能な場合が多い。旅行感覚で留学できるというわけ。もちろん長期で通うこともできるが最長1年というのが一般的だ。公立カレッジや大学の語学コースの場合、その学校の学期制に合わせて開講時期は9月、1月、4月、受講期間は1学期単位になっていることが多い、公立カレッジの中には2〜数週間単位で受講できるところも出てきた。大学によっては夏期休暇中だけ留学生向けのコースを開講することもある。
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