留学

留学の費用と期間
Q:留学に必要な期間は?

A:留学といっても、学生ビザをとって長期間イギリスに滞在するつもりで渡英するものから、観光ビザで数週間ホームステイしながら英語学校に通うもの、習い事のための滞在が1週間に満たないものまで形態はさまざま。一応の目安としては以下の通り。

大学 3年〜7年 ※1
大学院(修士)1〜2年 ※2
大学院(博士)3年〜4年 
ファンデーションコース 1年 ※3
専門学校 1〜2年 (3ヶ月短期もある) ※4
語学学校 1〜2週間〜 ※5

※1  大学の学部課程は通常3年間。サンドウィッチコースと呼ばれる実地研修が組み込まれたコースや、スコットランドの大学の一部のコースでは4年、医学・建築などのコースは5〜7年かかる。
※2 大学院課程は勉強の方法によって1〜2年のプログラムから、3年以上のものまである。仕事をしながら大学院に通う人もおり、彼らはパートタイムコースをとり、本来1年で修了するコースを2年かけてこなしている。
※3 イギリスの多くの大学では、大学進学を希望するが条件に満たない人が受ける英語コースを含めたファンデーションコース(Foundation Course、Bridging Courseなど)を設けている。これは日本人によるイギリス正規留学の確実なルートとされる。留学期間は基本的に1年。
※4 職業に直結した専門技術などを学ぶ公立専門カレッジや私立の専門学校の場合、履修期間はコースによって1〜2年。3ヶ月、6ヶ月など短期コースもある。私立の専門学校の場合も履修期間は1〜2年というところが多いが、学校によっては2週間程度の短期コースもあるのが特徴的。
※5 私立の語学学校は1〜2週間単位で履修できるところが多く、履修期間は最長1年までというのが一般的。コースによっては1〜3ヶ月単位で履修が必要なものもある。
Q:大学はいつはじまる?

A:イギリスでは秋から新学期が始まる。一般的には9月から翌年5月末〜6月にかけてが1学年となっている。

Q:留学の費用はどのくらいかかる?

A:留学に必要な費用の総額は、1)学費 2)住居費 3)生活費 4)雑費の合計に滞在年数をかけ、5)往復の渡航費を加えたもの。それぞれの要素で、年間どのくらい費用がかかるのかを詳しく調べる必要がある。

  1. 学費

    大学・大学院
    イギリスの大学はほとんどが公立なので、授業料に大学ごとの差はあまりないが、分野によって違いが出てくる。学部・大学院とも、人文・社会科学系は年間£6,500〜9,000、自然科学系は年間£7,500〜8,500、医学・歯学・獣医学の臨床課程は年間£15,000〜18,000というのが目安。学部留学からさらに大学院に進みたいという人はかなりの費用が必要だ。授業料は毎年数パーセント値上がりすることも頭に入れておこう。1学期〜1年間だけの短期留学の場合、授業料は年間£5,000〜8,000となる。

    ファンデーションコース(大学入学準備コース)
    授業料は£3,900−£4,000。

    カレッジ・専門学校
    いずれも授業料は年間£3,000〜6,000。学校やコースによって幅があり、私立の方がやや高め傾向にある。

    語学学校
    授業料は一般に週単位で提示されている。一般英語コースで週20時間授業の場合、週£180〜200。長期での申し込みには割引をする学校が多い。私立の語学学校以外は多少ではあるが安くなる。 またホームスティ先やその他のレクリエーションとパッケージになっているものも多い。

  2. 住居費

    授業料と合わせて留学費用の多くを占めるのが滞在費。滞在の形は、大学や大学院留学の場合は学生寮、語学学校や専門学校留学の場合はホームステイというのが一般的。住む地域によっても物価は異なり、ロンドンは群を抜いて高い。

    学生寮
    食事付きで週£60〜90くらい。ほとんどの大学では様々な形態の学生寮が設けられ、自炊式を選ぶことも可能。

    ホームステイ
    朝夕の食事付きで週£80〜120。キッチンを自由に貸してくれ自炊にしてくれるステイ先もある。

    フラット(日本でいうアパート、マンション)
    自炊生活は、簡単な自炊設備付きワンルーム(寝室・リビング兼用)を借りたり、フラットや一軒家にある部屋を1つ借り、リビング・キッチン・バスルームは他の住人と「シェア」するスタイルが一般的。部屋代は週£70〜130。さらに光熱費など公共料金と食費がかかる。ちゃんとしたキッチン・バスルーム付きのワンルームはロンドンの場合週£150〜300と高めだ。

  3. 生活費

    食費や光熱費、電話やインターネットを利用する際の通信費など。月額£300程度を考えておきたい。食費については、自炊をメインにするのか、外食が多いのか、生活スタイルによりかなり変わってくる。また住む場所(都市部か地方か)によっても差が出る。国際電話を頻繁にかければ当然通信費は跳ね上がるが、インターネットの通信料はそれほど負担にはならない金額だ。ほとんどの学校ではインターネットが完備されているので、利用すれば費用はかからない。またイギリスの都市部では安価で夜遅くまでオープンしているインターネットカフェも多い。都市部へ短期留学するではコンピューターを持っていかずとも事足りるだろう。

  4. 雑費

    雑費では、健康保険代、傷害保険代をはじめ、学生寮以外の場合の交通費、大学・大学院では書籍代、専門学校によっては材料費などを考慮するのも忘れずに。書籍はかなり高いので積極的に古本屋や図書館を利用したい。娯楽・交際用のお小遣いは、どんな町でどのような生活を送るかでかなり違ってくる。授業料以外の生活費は、ロンドンなど大都市では1ヶ月£600〜700、その他の地域では1ヶ月£500〜650をみておこう。

  5. 渡航費

    渡航費については、他の欧米諸国同様、特に負担にはならない程度の額だ。特に2001年のN.Y同時多発テロ事件の影響を受けているイギリス。各主要都市への往復航空チケットはオフピーク時で6万円台から購入可能。一年オープンでも20万円前後だ。

Q:学生の身分でアルバイトはできるの?

A:6ヶ月以上の留学の人で、入国審査でパスポートに「就労可能」という意味のスタンプが押されれば、週20時間以内または学校の休暇中のアルバイトは可能。パスポートに押されたスタンプに「就労禁止」とあれば働くことはできない。明確なルールはないため、実際、どちらのスタンプを押されるかはその時の入国審査官の判断による。

ちなみに、近年イギリスでは「ユース・エクスチェンジ・スキーム」というワーキングホリディが可能となった。休暇としての長期滞在により、互いの国の文化、国民、社会、生活などに関する理解を深める機会をより円滑にするためにサポートするもので、日本の場合、対象となるのは18歳から25歳* までの若者(英国政府当局が認める場合に限って30歳まで許可されることがある)。英国に最長1年間滞在することができる。滞在期間中、旅費を補う目的で、休暇に付随する仕事に従事することが可能だが、いかなる就労も、休暇目的の滞在に付随したものでなければならない。日本人参加者は全員、英国出発前に、駐日英国大使館発行の入国許可証を旅券に所持しなくてはいけない。入国許可証がない場合、「ユース・エクスチェンジ・スキーム」の制度の下に英国に入国することはできないので注意すること。



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