大学・大学院への留学
Q:ニュージーランドに大学はいくつあるの?A:ユニバーシティと呼ばれる総合大学はすべて国立で8校のみ。各校のレベルに大きな差はないが、それぞれに得意な分野があり、個性的な学校が揃っている。 各大学とも教養、科学、商業の課程はあるが、法律、音楽があるのはオークランド大学(University of Auckland), ワイカト大学(University of Waikato), ビクトリア大学(Victoria University of Wellington), カンタベリー大学(University of Canterbury), オタゴ大学(University of Otago)の5校。 以下はそれぞれの大学が専門とする分野をリストアップしたもの。 オークランド(Auckland) ・ オークランド大学(University of Auckland) ・ オークランド工科大学(Auckland University of Technology) ハミルトン(Hamilton) ・ ワイカト大学(University of Waikato)経営学など。 ・ マッセイ大学(Massey University)航空学、農業、獣医学など。 ウェリントン(Wellington) ・ ビクトリア大学(Victoria University of Wellington)建築、行政学、社会学など。 クライストチャーチ(Christchurch) ・ カンタベリー大学(University of Canterbury)林学、工学、芸術など。 ・ リンコーン大学(Lincoln University)農業、園芸など。 ダニーデン(Dunedin) ・ オタゴ大学(University of Otago)医学、歯学など。 コースは学士課程とdiplomaコースと2種類あり、学士号を取得するまでには短くて3年、カリキュラムの中に長くて6年もかかる。日本の大学と違い、ニュージーランドの大学では、初年度から専攻分野の課程が行われている。 Q:ニュージーランドの大学院とは?A:8つの総合大学には大学院課程を設置している。大学院には修士課程(Master's Degree)と博士課程(Doctoral Degree)があり、修了するとそれぞれ取得できる。修士課程では指導担当(tuitor)のもと、研究主体のリサーチを行い、論文審査にパスしなければいけない。近年は履修科目を主体としたコースワークがあるところもある。カリキュラムに沿って、セミナーや講義に出席、またエッセイを提出して単位をとっていく。 一方博士課程の場合、リサーチ主体となり、専門分野の研究をおこない、論文を書く。 また修士号、博士号の他にも大学院レベルの資格を取得できるプログラムPostgraduate Diploma がある。修士号に進むための専門知識を深めるためのコースで、ニュージーランドとは異なる教育機関で学んできた留学生が多く在籍している。 Q:学校の選び方のコツはA:大学、ポリテクに留学するには「英語を学ぶ」ことではなく、「何を専攻するか」がポイントとなる。取り寄せた資料だけで学校を決めるよりは、現地に行ってキャンパスを訪問したり、授業風景を覗いてみてから、決めたほうがいいだろう。 留学前に大学やポリテクの付属語学学校に通って英語のブラッシュアップをするという手もある。このコースは10〜15週間のものから、1年にわたるものまであり、学校によって内容はさまざま。またワイカト大学、オタゴ大学では、留学生が専攻科目の基礎知識と英語力をつけることを目的とした「ファウンデーション・コース」が設置されている。留学の基本的な情報はニュージーランド大使館やニュージーランド観光局のホームページで手軽に調べることが可能。 関連サイトStudying in New Zealand http://www.immigration.govt.nz/Migrant/Stream/Study/ Q:語学力はどのくらい必要?A:私立の語学学校の場合は、入学前に語学力を問われることはないが、大学やポリテクの場合は、高校の卒業資格、高校の成績が5段階評価で3.5以上(ポリテクは3以上)であること、そして学生に一定レベルの英語力があることが条件となる。 この英語力のチェックの目安となるのが、TOEFL(Test of English as a Foreign Language )と、IELTS(International English Language Testing System)。TOEFLについては、2000年9月からペーパー試験からコンピュータによる試験に移行し、CBT(Computer Based Test)と呼ばれている。大学の場合はTOEFL(CBT)で213〜250以上、IELTSで6〜7ポイント以上、ポリテクの場合はでTOEFL(CBT)190以上、IELTSで5.5ポイント以上の成績が必要(ただしコースによって多少の差はある)。 大学進学を希望する生徒の英語力や学力を補うための大学進学予備コースもあり、修了するとcertificate in Foundation Studiesが取得できる。TOEFLなどのスコアを持っていなくても、これがあればどの大学の出願資格もクリアする英語力があるとみなされる。 <IELTSについて>IELTS(International English Language Testing System:アイエルツ)は日本国内6ヶ所にあるブリティッシュ・カウンシルで受験できる。実施は場所によって月2回〜年4回。複数回受験することは可能だが、前回の受験から90日以上たっていないと再受験できない。スコアは2年間有効で、そのうち最高のスコアを提出できる。試験問題はリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4セクションに分かれており、解答方法については、スピーキング以外は記述式。 ★英語の資格と検定試験について知りたいならQ:ポリテクニック(専門学校)の特徴は?A:大学よりも実践的な技術教育を受けられるのがポリテクニック(Polytechnic以下ポリテク)と呼ばれる専門学校だ。現在25校あり、すべて国立。人気があるのはビジネスや観光業、旅行業、コンピューター技術が習得できるコース。 就学期間によってサーティフィケイトCertificate (6〜40週間)、ディプロマDiploma(2年)、大学学士号Bachelor Degree(3〜4年)の資格が得られる 。 Q:どんな学位が取得できる?A:基本的に日本の大学と同じで、大学を卒業すれば学士号(Bachelor's degree)が与えられ、大学院なら修士号(Master's degree)や博士号(Doctoral degree)が取得できる。ポリテクニックは専門分野によって異なるが、certificateという認定資格のほか、diploma、Bachelor's degreeという大学と同じ学士号も取得できる。 Q:学校の授業ってどんな感じ?A:各教科を履修し、基準の成績をおさめるとポイントが与えられる。ポイントは学年(レベル)に応じて異なり、第1学年(100レベル)でノルマを達成すると18ポイントが与えられる。200レベルでは22ポイント、300レベルでは24ポイントがそれぞ れ与えられる。ポイントを加算し、所定のポイント数に達すると学位が授与されるという仕組みだ。 第1学位取得課程の教育課程は、学位の種類により多様。一般にその第1学年は、いわば慣らし期間。生徒が自分の希望する専攻を選択できるように、柔軟に編成されている。とくに美術や商業・行政専攻ではその傾向が強く、第1学年に置かれている教科の多くは、第2,第3学年に開講される専門教科の入門教育的なところがある。一方、法学専攻は、第1学年から必修の専門教科を課している。 例えばビクトリア大学では、多くの学生が第1学位を2種類取得している。単位制度が柔軟なため、ある教科で取得した単位を別の教科でも認定しているのだ。そのため、通常第1学位の取得には3年間かかるところ、1年余分に在籍するだけで2種類の学位を取得できる。 Q:ニュージーランドではどんな専門分野が人気?A:観光や環境保護に力を入れている国だけに、日本人の大学留学希望者の間では、観光学(Tourism)、天然資源学(Natural Resources)に人気が集中。その他農業経営や庭園管理学科に興味をもつ学生も多い。 |
|







