大学・大学院への留学
Q:オーストラリアの大学にはどんなものがある?A:大学教育のシステムは、連邦政府と州政府、オーストラリア大学管理理事会によって厳しく管理されている。国際的にもその評価は高く、毎年、世界100か国以上の国々から約11万人の学生がオーストラリアの大学で就学している。政府は、大学や主要な研究組織に積極的に投資をしている。このため大学は、政府および産業界との共同研究センターや教育機関などを多く設けている。また、数多くの分野に渡った専門教育コースを実施する特別研究センター、教育センターなどもある。 オーストラリアには、39の大学があり、うち2校が私立、あとは国公立だ。大学学部では、一般的に3年間で学士号が取得できるが、期間は大学やコースによって異なり、特に医学、建築学、工学など理系のコースでは4〜6年と長い。また、特徴の一つとして、学士課程を優秀な成績で修了した場合のみに許可される、1年間の専門研究コースであるオナーズ(Honours)が設けられている。オナーズを優秀な成績で修了すると、大学院の修士課程やコースによっては博士課程に直接進むことが可能だ。 Q:オーストラリアの大学院とは?A:大学院のコースに進む場合は、基本的に学士号を取得していることが条件。大学院には、修士課程と博士課程とある。研究論文を提出する「リサーチコース」と講義履修、試験、論文を組み合わせた「コースワーク」があり、期間は修士課程が通常1〜2年、博士課程が約3年だ。それとは別に通常6か月間のグラジュエート・サーティフィケート(Graduate Certificate)および12か月間のグラジュエート・ディプロマ(Graduate Diploma)と呼ばれる、講義履修と試験や実習を組み合わせた「コースワーク」の資格もある。 Q:学校を選ぶコツってあるの?A:まず、自分が何を学びたいのか、どういった環境で過ごしたいのか、予算はどれくらいあるのかなどをしっかりと確認することが重要だ。その後、その条件に沿ってどんな学校や、コースがあるのかをリサーチしよう。 現在、オーストラリアには37の公立大学と2つの私立大学がある。リサーチの際、頼りになるのがオーストラリア大使館内にあるAEC(オーストラリア政府教育情報センター)。 オーストラリア国内の教育、留学等に関するあらゆる情報を無料で提供、各種教育機関のパンフレットも多数そろえ入手可能なほか、個別のカウンセリングや説明会なども行っている。 また、好みのコースと学校をサーチできるのが、教育機関のレベルの高さを保持するために設けられた連邦政府登録制度CRICOS(Commonwealth Register of Institutions and Courses for Overseas Students)。 大学の一覧は、オーストラリアン・エデュケーション・オンラインAECで検索することもできる。 関連サイトオーストラリア大使館内にあるAEC(オーストラリア政府教育情報センター) http://www.studyinaustralia.gov.au/sia/splash.htm Q:入学基準は?A:英語力の証明として、IELTS(International English Language Testing System:アイエルツ)という、イギリスへの留学希望者に課せられる英語力判定テストを受け、そのスコアを提出する。最近はTOEFL(Test of English as a Foreign Language)のスコアも受け入れる大学が増えてきた。大学・大学院留学で要求されるスコアはIELTSでBand6.0〜7.0、TOEFLではペーパーの場合、550〜600。 ちなみに大学の多くが、その大学に入学する者を対象としたファウンデーション・コース(Foundation Courses)と呼ばれる進学準備コースを設けている。通常、ファウンデーション・コースで優秀な成績をおさめれば、自動的にその大学への入学が保証される。 ファウンデーション・コースFoundation Courses http://www.study.australia.or.jp/foundation.html <IELTS(International English Language Testing System:アイエルツ)について> 106カ国で受けることができるテスト。主に、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドへの留学希望者の英語力を審査するため、もしくはオーストラリアおよびニュージーランドへの移住希望者の英語力を審査するために実施されている。大学によっては北米でも受け入れられている。IELTSテストでは、リーディングとライティング(アカデミック用)、あるいはジェネラル・トレーニング(一般用)のいずれかのモジュールを選んで受験する。通常、英国の高等教育機関で勉強することを計画しているなら、アガデミックを選択。テスト結果には、バンド(成績)が記載され、総合力のほかにリスニング、リーディング、ライティング、スピーキング各分野の能力がそれぞれ1から9の得点域で表示される。1は初心者に、9は英語を完全に理解した上で適正、正確、流暢に使用することができるエキスパートとして証明される。 連絡先
関連サイト ●IELTSに関する情報(英語) ●TOEFLに関する情報 国際教育交換協議会(CIEE)日本代表部 Q:どんな学位が取得できるの?A:大学の場合、一般的な学士号にあたるBachelorと、Bachelorの後に取得できるHonoursに分かれる。大学院の場合は下のレベルからGraduate Certificate、Graduate Diploma 、Masters、Doctoral Degreeの順に分かれる。 Q:大学の授業ってどんな感じ?A:日本と異なり、オーストラリアの大学では、1年目から直接専門分野の科目を履修する。例えば文系の学部では、講義とテュートリアル(tutorial:少人数のクラスでディスカッションを中心に行う授業)の時間が多く設けられ、理工系の学部では実験や実地調査が多くなっている。 授業は"受ける"ものと思っている人が多いが、オーストラリアの大学では、授業は"参加"する場。当然参加するための準備をしておかなければ先生への質問はできないし、生徒同士のディスカッションにも参加できない。授業は自分の意見を発表する場、自分の考えを交換する場であると考えよう。そのため、授業は少人数で、先生と生徒の距離が近いので、すぐに親しくなれる。 授業以外にやらなければならない、毎日の予習、復習、課題(宿題)は驚くほど多い。日本の大学生とは比較にならないほどの勉強浸けの日々になるが、慣れればなんとかなるもの。集中して勉強するため、リラックスする時間とのメリハリがついて、日本にいる時よりも生活が充実しているという留学生は多い。 Q:オーストラリアではどんな専攻分野が人気?A:中等/高等教育のカリキュラムにも入っているアート・デザインの分野からMBAを含むビジネス分野まで、人気の幅は広い。中でも大学内でおこなわれている他言語話者に対する英語教授法(Teaching English to Speakers of Other Languages)が注目を集めている。これは英語圏の国で、第一言語が英語でない人に英語を教える資格だ。ESLのクラスは通常、様々な言語・文化的背景を持つ生徒を対象にしており、授業は英語のみ。ほかにも最新技術を導入した環境が保証されたITコースも人気。また看護/介護コースなども人気の上位にランキングしており、ボランティア活動が盛んなオーストラリアらしさが伺える。 |
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