留学

体験談
日本である程度の英語力を
つけてから留学をした方がいい

(Beaverさん 東京都)

今から3年前、カナダのバンクーバーに1年間留学しました。最初の半年はPacific Gateway International College(PGIC)という語学学校に。その後は、Sprrott-Showというビジネス学校に留学しました。語学学校のPGICは、校内では英語オンリーというポリシーが貫かれており、母国語で話す生徒には3度の注意の末、退学という厳しい処分をしていました。英語の上達という意味でそのポリシーはいいと思います。授業内容は私のように会社を辞めて留学した20代後半の人間にとって、物足りないものがありました。なぜなら、小学生レベルの課題も出されていたからです。半年後に通 った、Sprrott-Showというビジネススクールは、営利主義の学校でした。私の通 ったわずか半年の間に、経営者レベルでの争いが頻繁にあり、3度も経営者がかわりました。留学生はいいカモなので、英語力が足りなくても入学させ、Dipromaの発行をするという餌をぶら下げながら、なかなか発行しないという現状でした。

これから留学しようとしている人たちにいちばん言いたいことは、日本でも英語の勉強はできるということです。ある程度の英語力をつけ、大学院レベルの所に留学しなければ、帰国後も英語を使った職がなかなかないというのも現実です。今、私は商社系列の会社で働いていますが、商社は、帰国子女の山。大学院で、マスター、ドクターを取っている人たちの山なのです。半年の語学学校プラス名もないビジネス学校への留学では到底太刀打ちできない実力を持った人たちは、いくらでもいるのです。上を見ればきりがありませんが、上をみて努力をしなければ、せっかくの留学生活は無駄 になってしまいます。

たくさんの時間とお金をかけてする留学です。目的意識をしっかり持ち、実を結ぶものにしてくださいね。

大学院の修士課程へ。
起きている時間はほとんど勉強

鶴田小百合さん(36歳)

東京の大学を卒業、メーカー、地方自治体、特殊法人などに勤めた後、ブリティッシュ・コロンビア大学の修士課程に留学しました。個人的な理由でカナダ移住を計画しており、その足がかりとしての留学。手続きは、カナダ大使館の図書館で資料を調べ、大学に直接問い合わせて申し込みを行いました。

入学後、最も苦労したのはやはり英語です。TOEFLでは665点と、入学許可には十分な点を取りましたが、外国人向けの英語試験で高得点を上げる英語力と、ネイティブの大学院生と席を並べて勉強するための英語力は全くレベルが違うと感じました。例えば、毎日大量 の資料を読むわけですが、私の場合、クラスメートの4〜5倍の時間が必要でした。

留学中はとにかく忙しかった、という印象です。土曜日の午後、友達と映画を見に行き、トータルで4時間「遊んだ」だけで、「あ〜、勉強の時間が足りない!」と冷や汗をかいてしまうほど。起きている時間はほとんど勉強していた感じです。とくに私が受講したプログラムは忙しいことで有名で、カナダ人のクラスメートも、「徹夜した」とか、「アルバイトする時間なんてない」とよく言っていたくらいです。けれど、クラスは11人と少人数でまとまって仲がよく、ハンディのある私を助けてくれる人も多く、いい思い出となっています。

これから留学を計画されている方には、非常に月並みですが、努力すれば必ず成果 に結びつくと信じて頑張ることをお勧めします。例えば、私はそれ以前に英語で勉強したことなどなかったのですが、入学後4週間くらいでいきなり研究レポート20ページの執筆などの課題に取り組まなければなりませんでした。気が遠くなるような思いでしたが、1行ずつ書き進み、やがてそれが20行になり、200行になっていったのです。前に進むことだけを考えてやり続けていると、たいていのことは何とかなる、そんな実感を何度も得ました。英語力も同様で、努力と成果 はほぼ比例すると思います。「英語圏に住めば自然に英語力が身に付く」というのはとても危険な誤解です。自ら努力することがなにより大切と思います。

語学学校から専門学校へ。
環境を作るのは自分自身です

西原奈緒さん(27歳)

短大を卒業後、4年間会社勤めをしたあと、98年の10月にワーキングホリデー・ビザを取ってカナダへ。10月から2月まで、ホームステイをしながらバンクーバーの語学学校で学びました。10段階のクラスがある中、5〜7のクラスを終了。この学校は、日本の代理店を通 じて決めました。入学手続きなどの手数料は高かったのですが、何も知らない状態でしたから、代理店のアドバイスは必要だったと思います。

語学学校終了後は、現地でツアー・オペレーターなどの仕事に就き、その後一旦帰国。昨年10月に学生ビザを取得して再びバンクーバーへ。今度は旅行業の専門学校へ留学しました。この学校への入学手続きは、前回のバンクーバー滞在中に済ませていました。電話帳をひっくり返し、いくつかある学校をリストアップし、すべてを見学してから決めたのですが、これは結構タフな作業でしたね。どの学校も日本人が多かったのですが(通 常5〜6人)、たまたま日本人がひとりしかいないクラスを見つけてそこに入りました。おかげでほとんどのクラスメイトはカナディアン。彼らの英語のレベルについていきながら必死で勉強し、宿題も毎晩夜までかかって仕上げるという毎日。余裕がなく大変でしたが、その分身についたことも多かったと思います。日本人のクラスメートとも、べったりにならないようにお互いにルールを作り、なるべく多くの友達と広くつきあうように心がけました。この5月には、Honor(優秀)で学校を卒業、現在はバンクーバーのツアー・オペレーターで仕事をしています。

バンクーバーに留学して良かったと思うのは、ここにはさまざまな国、とくにアジアからの移民が多く、いろいろな国の話が聞けた点です。町には日本人もたくさんいますが、現地の友達を趣味の場でなるべく多く作っていったほうが、いろいろな文化の違いが感じられ世界も広がります。環境を作るのは自分自身だと思います。私の場合は、とくに趣味のスポーツなどを通 じて人の輪を広げていきました。

オフシーズンの学校選びは要注意。
生きた英語は生活の中で学ぶ

千安知詠子さん(35歳)

以前ワーキングホリデーでカナダを訪れ、その時に短期間の英語学校に通 いました。カナダに来てからバンクーバーの新聞で2週間のコースを見つけて、試しにレッスンを受けてみたのです。当初から学校に行くことが一番の目的ではなかったので、ごく気軽な気持ちで参加しました。最初に筆記試験を受けてレベル別にクラスを編成。私がいたのは5人程度の少人数のクラスで、レッスンは会話中心。少人数で、朝から夕方までフルタイムの授業でした。けれど、今思うとあの学校での勉強はあまり役立たなかったように思います。というのも、レッスンは10月に参加したのですが、夏休みが終わった直後で生徒数が少なかったせいでしょうか、レベル分けがおおざっぱで、上級者も初心者も一緒に勉強しなければならなかったのです。自然に上級者中心の授業になってしまい、話せない人はただ聞いているばかり、という状態でした。短期の語学研修は、シーズンによってはこういう問題もあるので注意した方がいいでしょう。

ワーキングホリデー中には、カナダ全土を旅行しましたが、学校の中でよりも、むしろこの時の方が英語が上達したように思います。ひとり旅だったので、なにかにつけ自分で積極的に話さなければならず、必要に迫られて英語を覚えていったのです。また同じように外国から来てひとりで旅をしている旅行者とあちこちで友達になる機会も多く、そういう人たちとの会話を通じて、耳も慣れ、より多くの言葉や表現を覚えていきました。 現在は、主人と一緒にブリティッシュ・コロンビア州のウィスラーに住んでいます。子供も2人。子育てや周りの人とのつきあいを通 じて、日々生きた英語を学んでいると実感しています。

筆記試験では判断できない。
本当の英語力

佐々木 裕一さん(21歳)

昨年、大学の夏休みを利用して、エドモントンに短期語学留学しました。手続きは、日本の代理店を通じて行なったため、ごく簡単で、気軽に参加する事ができました。授業が始まる前日にクラス分けのための筆記試験があり、40人くらいの参加者が4段階のクラスに分けられ、翌日からそれぞれのレッスンが開始。授業は毎週月曜から金曜まで、全部で6週間の研修となりました。

僕は筆記試験ではほぼトップで、当然のように最上級のクラスに入れられたのですが、実際にレッスンが始まってみて愕然としました。他のクラスメートの会話に全くついていけないのです。アジア、中近東、ヨーロッパからきたさまざまな年齢の人たちがクラスメートだったのですが、みんな結構英語に慣れていて、とても流暢に会話している。僕は文法、単語などは多分彼らより知っているかもしれないけれど、聞くことと話すことに関しては、明らかに劣っていると実感しました。そのまま2日ほどレッスンに参加しましたが、どうしても内容についていけないと判断。先生に頼んで1レベル下のクラスに入れてもらい、これでようやく授業内容がわかるようになったという次第です。無理せず自分の力に合ったレッスンを受けることは、とても大切なことだと思いました。

語学学校では、夏の間学生がいなくなった大学の寮のようなところを借りていて、学校の生徒ほぼ全員がそこに滞在。2人部屋で、ルームメートは同じクラスのタイ人の学生でした。部屋では、英語でお互いの国のことなどを話し合い、これも語学力アップにはとても役だったと思います。また週末にクラスのみんなと一緒にロッキー山脈にでかけ、ハイキングをしたり乗馬をしたり・・・。そんな思い出も印象深く残っています。



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