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UK Report from Tomoko Mase in London 2001年3月まで掲載していたダイアリスト長谷川さんの友人であるタミーこと間瀬さんの、パワフルかつ洞察深いダイアリー。現在、音楽プロデューサーを目指してロンドン・カレッジ オブ プリンティングに留学中。 |
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| 学生ビザとアルバイト
ロンドン・ヒースロー空港に到着して、入国審査の列に並ぶときは本当に憂鬱な気分になります。観光として入国するのであればほとんど問題はありませんが、私のように、学生として長期滞在をするとなると審査官の質問も数段厳しい。英国の学生ビザを取るのは、ここが一発勝負。審査官の意地悪な質問を上手くかわしていかなければなりません。下手をすると1時間部屋に閉じこめられ、荷物をすべて検査される目に遭うそうです。学生を証明する手紙から、学費を支払ったときの領収書、銀行の残高証明などを持つ手が震えます。「あの意地悪そうなオバさんにだけは当たりたくないな・・・」と、密かに思っていると、必ずその審査官に当たるのはなぜなのでしょう? ともかく、身なりはなるべくこざっぱりと、口元に微笑みをたたえて「ハロー」と挨拶しましょう。 結婚適齢期の女性にとって、審査官の質問は明らかにイヤミです。「イギリスに友人はいるの?」「以前通 っていた語学学校には友人がいましたが、みな国に帰りました」「じゃあ、このステイ先はどこの住所?」「学校からの紹介で、3カ月間ホームステイします」・・・これが正しい答え方です。間違っても、「イギリス人の彼氏(彼女)がいる」「イギリス人の友人宅に滞在する」などとは、答えてはいけません。審査官は「じゃあ、結婚する=イギリスで働くつもりなのね」という、手前勝手な判断を下し、ビザは絶対におりないでしょう。実際、私の知り合いはロンドンで英語コースを終え、次の編入先を決定した後ヨーロッパ旅行に出発。ロンドンに戻ってくる際に学校の書類を持ってくるのを忘れていたことに気づいたけれど、時すでに遅し。審査官に「君の言うことは信じられないから、ビザは出せない」と言われ、2日間の猶予期間後、日本に帰国しなければなりませんでした。もちろん再度入国を試みたりなどすれば、ブラックリストに名前を残すことになります。
学生ビザを取得すると、週20時間のアルバイトが可能です。そんなわけで、今年1月に1年間の学生ビザを取得した私は、アルバイト探しを始めました。学生のアルバイトといえば、レストランのウェイターやウェイトレス、パブのバーテンダーなどが主流。ウェブデザインやITなどの特殊技術があれば、チャンスはぐっと増えるでしょう。給料は出ないけれど、ファッション関係では研修生を募集していることも。 仕事探しは学校の掲示板や、「イブニング・スタンダード」「ルート」などの新聞の求人広告をマメにチェックすることが大事。店のショーウィンドーに募集の紙が貼ってあることもあります。日本人向けの求人であれば、日本語フリーペーパーにも求人広告が載っているし、ピカデリー・サーカスにある「ジャパン・センター」などの日本食料品店の掲示板にも情報があります。良い情報を見たら、すぐに連絡を取ること。新聞の発行日に電話したにもかかわらず「すでに決まってしまいました」ということが何度もありました。 スキルアップにつながる仕事をしたかった私は、英国企業から日本企業まで、数十通 に渡る履歴書を送付し、とにかく連絡を待つ毎日。3カ月におよぶ求職活動の末、やっとフリーペーパーの翻訳の仕事につくことができました。そして、毎週金曜日にお給料をもらうと、友人とパブに直行。で、お給料は文字通 り泡と消えていくのでした・・・これが、英国流。
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| 編集 荻村 |











