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UK Report from Tomoko Mase in London 2001年3月まで掲載していたダイアリスト長谷川さんの友人であるタミーこと間瀬さんの、パワフルかつ洞察深いダイアリー。現在、音楽プロデューサーを目指してロンドン・カレッジ オブ プリンティングに留学中。 |
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| 熱狂的ナオコさんファンの皆様、ごめんなさい。そして、自己紹介
私が初めて英国に足を踏み入れたのは、1999年1月。3年間働いたレコード会社を退職し、英語を学ぶため、3カ月間ロンドンに滞在。日本に帰国後も「長期留学したい!」という願望が頭を離れず、7カ月間派遣社員として資金を貯めた後、とうとう昨年6月に念願のロンドン正規留学を実現した。初めの4カ月間は London Institute(現在通っている London College of Printing は、このアート・カレッジ連合の中の1校)が無料で外国人留学生のために開く英語コースに通 い、10月からは別のカレッジでパートタイムのスペイン語やジャズ・シンギングコースなどをとっていたが、今年1月より、London College of Printing にてフルタイムのコース、Certificate in Sound Design and Music Technology を履修中。 私のように、20代後半で仕事を辞めて英国留学する日本人女性は多い。男性より、女性が多いのだ。なぜ、海外で勉強するのか。私が思うに、 1. 就職して数年後、さらに目標とする仕事またはポジションを得るために知識と技術を学びたくなった 2. 現実として日本は未だ男性中心の社会であり、女性にはなかなかチャンスが回ってこないため、海外での就職の機会を得たい 3. 逆に男性には周囲の期待が大きく、男性はそこから抜け出すことが難しい ・・・といった理由からでしょう。 現在、イギリスで教育を受けていて強く感じるのは、この国では「生涯教育」が徹底されていること。たとえば、私のサウンドのコースはファウンデーション(基礎)だが、クラスメートのほとんどは私と同じ年代か、さらに年上の40代の人も。レコーディング・スタジオで働いている人もいれば、建築家、アーティスト、美容師もいる。イギリスのカレッジやユニバーシティーはさまざまなフルタイム/パートタイムコースを設けており、年齢、性別 、国籍に関係なく、誰もがそれぞれの目的に沿って、新しい勉強を始めることができるのだ。 でも、日本はどうだろう。大学も専門学校も、社会人入学枠を設けてはいるけれども、現実に社会人が自由に良質の教育を受けられる環境は整っていない。社会も働きながら勉強したい人々をサポートする体制ができていない。小・中・高、そして大学あるいは専門学校の流れが日本の教育システムのすべて。社会人になって、自分がやり残してきたことに気づいても、そこから方向転換することは非常に難しい。そんなわけで、社会的に比較的自由の利く女性が、新しい機会を求めて、海外に飛び出していくのでしょう。 サウンドクリエーターを目指す、私もその中のひとり。ロンドンに来てDJを始めたし、愛用の macintosh で音を合成できるようにもなった。いつかは映画やパフォーマンスのためのサウンドをやるんだ! と今日も、Hyde Park でマイク片手に、“クルルッポー”という鳩の鳴き声を録音し、「なかなかクリアにとれているな」などとひとり悦に入っていたのであった。
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編集 萩村 |
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