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UK Report from Naoko Hasegawa in London 編集者人生を一時棚に上げ、視野と経験を広げるために大学院留学を決行するも、予想外のハプニングに右往左往! |
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病院に行こう! ロンドン版 〜前編〜
イギリス文句シリーズ−−「病院」の巻(eigoTown をはけ口にしているわけじゃないんです)。いやー、ついにやった。いつかはやると思っていたことを。 仕事の途中で寝てしまい、寝覚めの悪いいや〜な感じの朝、トイレに行こうとして、まだ真っ暗なフラット(ちなみに朝7時)の階段を電気をつけず降りていたら、私たち用のバスルームは、同居人のミケーレがシャワー中。「もうひとつの方に行こう」(わがフラットはバスルーム&トイレが2カ所ずつある)と、テケテケ降りていたら、記憶では3段のはずの階段が4段あったんですね。 「うぎゃあっ!」という呻き声はシャワーにかき消されて、ミケには聞こえなかったみたい。右足首は激痛、立ち上がれず。昔からこの手の怪我が多かった私は、即座にパンパンに膨れあがる赤紫の足首のイメージと、今よりも夜、そして翌朝の方が痛い、という経験則、そしてすでに、ホリデーで旅行中のフラットメイト女子2人、ミケも明後日にはオランダに里帰りし、ウチには私ひとり、かつクリスマスのために街の機能がストップすること・・・などが頭の中に去来する。ゴキブリ仰向け状態から立ち上がり、でも、出勤前のミケに現状を訴える余裕もない私は、ベッドに戻って「いたいよ〜ん」と布団に小声で泣いてみたりして心を落ち着かせる。しかし、そろそろ打開策を講じなくては。 ここで、話はすごく「引き」になる。イギリスの医療システムである。National Health Service によって供給されるイギリスの医療は基本的に無料。留学生も6カ月以上の滞在者であれば、登録後、この無料診療を受けられる。というと聞こえはいいが、これがとんでもない。国費によってまかなわれるこの医療システムは、つまり常に資金難で、ドクターやナースのスタッフ数、及び、ベッドや医療機器などすべてが不足。なので、おととしの冬、インフルエンザが流行したときも、救急で担ぎ込まれた老人や幼児などが、ケアを受けられずに亡くなった、というニュースが絶えず、「NHS対策」は選挙などの際、必ず論点のひとつに挙げられる問題だ。「人間の最低生活線を守る努力をするのは国家の義務である」という考え方が、イギリスの法律や制度の根幹になっている、と学校の授業で聞いたが、その「無料で国民に供給」という思想はいいとして、それをどう施行するかが問題、つまり仕組みがうまくいってない。個人的には、日本の健康保険料がバカ高くて、お医者さんが異常にお金持ちという状況に、さんざん不平をたらしてきたのだが、日本の国民健康保険制度および医療環境は、海外から高く評価されている、という話を昔聞いたことがある。 で、現実はというと、お医者さんはパブリックとプライベートにわかれていて、プライベートのお医者さんに行くと、医療費は全額自己負担。これは、すんごく高くつく。で、パブリックに行くと、タダなのだが、怪我や急病で、アポイントなしで救急に駆け込むと、数時間は絶対に待たされる。私の友人が先日、膝を捻挫してパンパンに足腫れた状態で歩けず、夜中に病院に行ったら11時から朝の3時まで待たされたらしい。彼女の横では火傷を負った人が、真っ赤な顔のままで、やはり3時間近く待たされてたんだって。彼女いわく「忙しそうなら、しょうがないとも思うわよ。でも、ドクターがいかにも暇そうにダラダラ廊下で喋ってたり。中には、『僕の患者がまずいんだ!』とかパニクってる医者もいるし。担当外は関係ないっていう、例の態度よ」。これって、怪我しちゃいけないってこと!? 打開策(この日の午後の話)はまた来週をお楽しみに・・・って全然楽しみじゃないよなぁ。
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| 編集 萩村 |










