Starting Out in London
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UK Report from Naoko Hasegawa in London 編集者人生を一時棚に上げ、視野と経験を広げるために大学院留学を決行するも、予想外のハプニングに右往左往! |
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Missing 明太子 2
折しも、母の友人S夫人の姪御さん・ミキちゃんが、日本に一時帰国中で、もうすぐロンドンに戻るタイミング。ミキちゃんも快諾してくれて、私と母は「リベンジ明太子」に再び盛りあがった。で、母が近所のSさん宅に明太子を届け、S家の冷凍庫の中で明太子は出発の日を待ち、ミキちゃんが成田に向かう途中で、S家に寄りピックアップという美しい連携プレイが組み立てられた。ミキちゃん、一緒に明太子食べようね、ロンドンで・・・。 この作戦は確実に成功するかに見えた。しかし、魔というのは意外なところにひそむものである。飲み会があったのだ、S夫人に。ミキちゃんの出発日前日に。空港に向かう朝、ミキちゃんはS家の呼び鈴を押すが、なかなか応答がない。ようやく登場した眠たげなS夫人は「ごめんねー、昨日、帰ったの2時なの」「わかった、わかった。いいから早く明太子」「あ、そうだわね」と、冷凍庫の中の「包み」を渡し、ミキちゃんはそれをバゲージに潜ませ、成田空港でチェックイン。そして、ミキちゃんとご両親が空港ラウンジで、しばしの別れを惜しんでお茶をしていると、S夫人から携帯に電話。「大変! なんか違うもの渡しちゃったみたい、冷凍庫に明太子があるの。どうしよう!」 誰の目にも「どうしようもない」のは火を見るより明らかであった。 そういうわけで「何渡したんだか覚えてない」というS夫人がミキちゃんに託したものは「長野県産おやき」。ミキちゃんはロンドン着の翌日、学校帰りに「ウチの伯母がヤラカシましたぁ」と、持ってきてくれたのだが、やー、「おやき」なんて、明太子より貴重だぁ、東京でも入手困難な代物だし。学生時代、ウィンターシーズンはスキー部の合宿で長野県人と化してた私には、涙もの。というわけで、久々に「野沢菜炒め」。くっ、うまいいっ。 母とS夫人は、明太子を「なんとしても送らねば」と思っているらしい。そういうわけで、明太子密輸作戦は、今後、さらに多くの人を巻き込んで続きそうである。次回をお楽しみに。っつーか明太子、食べたい。
あ、ちなみにこの原稿は、お家でパーマかけながら書いてます(正確にはもうかけ終わった)。ストレートヘアに飽きたのと、ショートカットをいい形で持続するのは不経済ってことで、友人で表参道の某美容室勤務していた現留学生ケイコちゃんに、バイトとして格安でやってもらってる。しかし、朝、「なんか前に寝違えた首がちょっと痛い」と言いつつ現れたケイコちゃんは、パーマ液で中和している途中に、「だめー痛くて動けなーい」という状態に。「でも最後までやるからね」と頭をピクリとも動かさずに言う。「ここで止めよう」と言ってあげるべきところだが、髪の毛が化学変化を起こしている最中の私は、そうとも言えず、最後までやってもらった。彼女はその夜、ソーホーに新しく開店した回転寿司屋のバイト初出勤も休まざるえず、私と二人で中国人鍼灸師を捜してチャイナタウンを徘徊するはめに。私が払ったお金も「これ、結局、ハリの治療費だ。そうやってお金消えるんだよなー、バイトしても」って、ロンドン留学生活は厳しい。
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編集 萩村 |
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