留学


Starting Out in London
社会人留学 ロンドンの第一歩

UK Report
from Naoko Hasegawa in London

編集者人生を一時棚に上げ、視野と経験を広げるために大学院留学を決行するも、予想外のハプニングに右往左往!

 

回転寿司の使い方:ミケーレ流

いやー、またしても2週スキップさせていただきましたが、お陰様で、提出いたしましたわ、論文。はー、スッキリ。

さて、今回は私の日記のなかで最少出場回数を誇るフラットメイト・第三の男 (私には3人の同居人がいて、キャシーとハリエットの2人の女子と彼) ミケーレについて。ミケーレ君はイタリア人みたいな名前だけど、オランダ人で今月25日に30歳のお誕生日を迎える独身男だ。お仕事は建築畑の人なら名前を知っている、建築エンジニアリングのリーディングカンパニーで、関西国際空港のエンジニアリングも担当し、世界中の建築家が「難しい仕事」の際に指名することで有名なARUPという会社の構造エンジニア。彼はアムステルダムで修士課程を終えて、ARUPの本拠地であるロンドンに就職できたんだから、結構エリートさん。小さい頃、スイスで育ったのでドイツ語はネイティブ並み、イタリア語、もちろん英語も堪能なので、4カ国語を駆使して、明日はデュッセルドルフ、明後日はアムステルダムとヨーロッパを股にかけて仕事をしている。きゃー、カッコイイ!

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Yo! Sushi設立者、Simon Woodroffe氏
なのに彼女がいない。私が去年暮れにここに引っ越して来たときに、彼はロサンゼルスへ2泊3日(ロンドンから片道10時間!)とかの旅行をしていて、他のフラットメイトの話によると、「ガールフレンド、ロスにいるから」って話だったので、帰ってきてから、「彼女に会いに行ったの?」って聞いたら「彼女はex-girl friendだ」と言った。私はその意味がわからず「ex って・・・extra girl friendってこと?!(なんてヤツ)」って聞いたのだった。「違う、僕らはbroken upしたの!」って言われて、私は「ex-」とは、「前の」っていう意味の接頭句だということを学んだのでした(汗笑)。

で、背は高いし、小ぎれいにしてるし、なんで彼女できないかな。ありがちなのは、いい男なのに極端に奥手とか積極性がない、ってパターンなのだが、ヤツの場合、そういうわけでもない。フレンドリーだし、ファニーだし、いいヤツだし。あっちこっちのパーティに顔出してて「その気」はある。

そんな彼の「その気」のエピソード最新のものが、「Yo! Sushi」ナンパ大作戦。とある金曜日、ミケーレ君はドイツから来たピーター君と一緒にSohoにあるファッショナブルな回転寿司レストラン「Yo! Sushi」に行きました。んで、アボカドロールとかサーモンにぎりとかを食していたら、登場しました、ブラックのドレスを着たprettyな女の子とブロンドの女の子2人連れ。しかし彼女たちは広い店内の、キッチンを挟んで向こう側のカウンターに座ってしまい、彼らは先に食べ始めていたので、今更「ここ空いてるかな」って近づくわけにいかない。そこで、ミケ君はひらめきました。「この店のインフラストラクチャーを使わない手はない」。とにかく、一所懸命に彼女たちの視線を捉えるべく努力をした結果、めでたく女の子たちからsmile獲得! イギリス人はアメリカ人に比べれば、日本人同様、結構、恥ずかしがり屋が多いけど、知らない同士でも、なんかのキッカケで目と目が合えばスマイルをするのは礼儀、ってところは日本と違うので、ナンパの第1段階はこの視線&スマイルget。
わがフラットのバチェラー、ミケーレ・ヤナー氏。この顔にピンときた貴女はホームページ経由でe-mail!。
第2段階は、そう、回転寿司レールを利用したのですね。彼女たちに「送るよ」って、メッセージを書いた紙をヒラヒラ見せてから、レールにメモを載せた。アボガドロールの皿とサーモン巻きの皿に挟まれて、メッセージは、店内を半周して、無事彼女たちに拾っていただき、ノリの良かった彼女たちは、「hi! 」と返事を書いてレールに乗せ、紙は残り半周を回って彼らの元へと戻ってきた。「いいじゃん、これ」と、すっかり図に乗った奴ら。でも先に食べ終わってしまったし、このナンパ作戦は、すでに店内衆目の注目を集めつつ進行しているので、ここで席に近寄るのは野暮。なので、携帯電話の番号と「We're leaving to the pub near from here. Would you like to join us? 」書いてメモを再びレールに載せて、彼女たちにウィンクしてyo!sushiをカッコよく出たのでした。

(翌土曜日の朝、フラットの階段で)「で、彼女たちは、pubに来たわけ?」と聞くと・・・「No」、ミケーレ君はニコやかに答えて、洗濯物を抱えてキッチンに降りていった。彼の戦いはこれからも続く(当日記は、今後も彼の行方を追っていきます)。




●Language Box●
オランダ人:Dutch
修士課程:Master's course
野暮:inelegant


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from Naoko Hasegawa in London
長谷川直子 
60's東京生まれ。デザイン誌の編集者として約9年の激務を経て、99年12月に本格的に渡英。現在London College of Printingで「Enterprise and Management for Creative Arts」(デザインマネージメント)MAコースを履修中。

編集 萩村


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