留学


Taking the First Step in London
社会人留学 ロンドンの第一歩

UK Report
from Naoko Hasegawa in London

編集者人生を一時棚に上げ、視野と経験を広げるために大学院留学を決行するも、予想外のハプニングに右往左往。

 
イギリス留学を目指すなら・・・IELTSのススメ

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Readingテストで今日も惨敗。出題25問で、的中したの14かぁ・・・(泣)

イギリスの大学への留学希望者の前に立ちはだかるのは、なんといっても「IELTS」だ。IELTSとは、International English Language Testing Systemの略で、いわばイギリス版のTOEFL。スコアは「1」から「9」の間で、0.5刻みで評価される。大学や学部によって差があるが、だいたい予備コースだと「5」、Degreeコースの場合「6」、Post Graduateの場合「6.5」以上のスコアが要求されることが多い。

こいつの面倒なところは、テストがListening、 Reading、 Writing、 Speakingの4部門にわたり、1回受験してスコアをとったら、次の試験は最低3カ
月間受けられないなどあり、試験自体はほぼ月イチ・ベースで行なわれているものの、大学へのApply(出願)を考えると、自信的&出願締め切り的スケジュール調整が必要になる(日本でも受験可能。詳しくは最寄りのBritish Councilまで)。

先週書いた、London Institute Language Centreの夏季プリセッショナル・コースに通う面々も、授業料を人質として大学側に納入済み。ほとんどが「あとはIELTSでどれくらいスコアがとれるか?」で正式に入学できるかどうかが決まるので必死だ。とはいっても、先週も書いたように私らのInstituteは芸術系大学なので、多少スコアが足りなくても、ポートフォリオ(これまでの作品)が良ければ、OKってこともある。ちなみに私は、グズグズしているうちに受験のタイミングを逃し、結局、MAにApplyするときはMature(成熟した)Studentということで、免除されてしまったので、最後まで受けずじまい。

たかだか留学生向けの語学試験といっても、スコア「6」を取るのは厳しい。日本に居た頃、Readingの問題集をやってみたが、長文で難しいし、問題に辿り着く前に眠くなるのが先だった。でも、どの受験勉強でもそうなように、ここにも特有のテクニックがある。Readingなら出題文をじっくり読んで理解してから問題を解いてたら、時間が足りないので、「質問から先に読み、文はスキャンするように読みながらkey wordを抽出」するのが重要だし、細かくいえば「後半の出題文のほうが簡単だから、そっちから始めろ」とか、いろいろある。試験のパターンは決まっているので、慣れと、文法的知識や語彙とかは、地道にbuild upするしかない。ちなみにこの間、私が初めて模擬試験を受けた結果「5」。本来、私のコースが要求しているスコアは「6.5」なので、「あちゃっ、入学しちゃっててヨカッタ」である。

が、その結果、現在の苦労があるわけなので「場合によっちゃどうでもいい」とはいえ、やっぱりIELTS目指してもがくのはそれなりに意味がある。授業でSpeaking試験用に「新聞について1分話せ」「Cable TVの必要性について30秒話せ」という問題が出るゲームをグループで行なった。これは、内容はともかく一瞬にして考えをまとめて、間髪いれずに話し出す瞬発力トレーニングだが、やっているうちにWritingテストで要求される「知識も関心もない話題であっても、いかに早く論旨をまとめるか」のトレーニングにもなった。

150ワードと250ワードの文章を60分で書かされるWritingテストは、一番厳しい科目だと思うが、このトレーニングは、いま私が大学で直面 しているAcademic Writing技術にやはり繋がるものがあると思う。論文の場合、記述力以前のリサーチやアイデアなど、ベーシックな部分が本来重要なのでそこに時間をかけたい。だが数千ワードもの長文が最終的に要求されるのだから、リサーチから素早く適格に論旨を組み立て、締切り日までに書きあげて提出できるかは、やっぱり時間勝負だ(とくに私の場合は)。そういう意味では実践的な試験である。だいたい、大学のコースで配られるAssignment(課題)Paperの内容はIELTSのReading問題文より難しい。そういうのが後から待っているのだから、語学試験で四の五の言ってちゃ、ダメなのよね(って偉そうだが)。

日本で勉強していてIELTSの試験を目指さなければならない人への私的オススメとしては、とにかく一度試験を受けてみて、体験&実力を知り、できればBritish Council主宰の「IELTS対策コース」を受講したり、British Councilで購入できるIELTS用の練習本をもとに、時間を制限して練習すること。とにかく試験自体を理解することで、だいぶ道は開けます。



●Language Box●

授業料:tuition / school fees
ポートフォリオ:portfolio
MA(文学修士/号):Master of Arts
MBA(経営学修士/号):Master of Business Administration
MSあるいはMSc(理学修士/号):Master of Science
模擬試験:a sham examination / a trial examination

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長谷川直子 
60's東京生まれ。デザイン誌の編集者として約9年の激務を経て、99年12月に本格的に渡英。現在London College of Printingで「Enterprise and Management for Creative Arts」(デザインマネージメント)MAコースを履修中。
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