社会人留学 ロンドンの第一歩 |
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UK Report from Naoko Hasegawa in London 編集者人生を一時棚に上げ、視野と経験を広げるために大学院留学を決行するも、予想外のハプニングに右往左往。 |
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Languageな夏・2000
さて、7月に入ってから、わが大学London College of Printingがその傘下校となっている団体、London Instituteのプリセッショナル・コースに通い始めた。これは、秋から始まる大学のコースに備えて、留学生のために無料で開講されているInstitute内Language Centre主催の語学コースで、London Institute傘下の6大学への入学を予定している留学生を対象にしたもの。London Institute傘下校はすべて美術・デザイン・メディア系大学なので、通常の英語の授業のほかに、週1回程度のギャラリーや美術館に出かけるなどという授業もあって、なかなか楽しい。 しかし、「授業料タダ」ということもあってか、出席率は40%弱。本番の大学のコースじゃないからいいけど、これは学生サイドの問題。でも「タダな学校」なだけに、学校サイドにも問題がある。私のクラスで常に出席しているメンバー(スタ・メン)は10人弱だから、発言の機会も結構多いし、一応、担任的な存在の講師、Juliaがきっちりと前半2時間の授業で、控えている語学力試験対策なども練ってくれるので、わりといい。しかし、後半2時間は教師が日替わりである。Juliaおよび、何人かの教師は英語教育のプロらしき授業をしてくれ、集中できるのだが、たまに(というか、結構な割合で)、いかにも「パートタイム」な先生が登場する。クラスのスタ・メンは、開講後1カ月も過ぎると「生徒のプロ」化しているので、見極めも早く、最初の15分で「この人だめ」的なムードが教室に漂ってくる。しかし、この集中力の欠落って結局、生徒側の不利益になるわけで、有効に使おうと思えば、自分でモチベーションを高めないとダメなのだが。 しかし、これはわがLanguage Centreだけの話ではない。語学学校にとって、夏休みはかきいれ時。特にロンドンなどは夏休みの間、一気に学生数が膨張する。ロンドン市内の語学学校に通 う友人の話では、学校の施設では収まらず、ホテルで授業が行われたりするらしい。当然、プロの英語教師じゃない先生もこの時期、大量 に臨時で雇われるので、友人曰く「どっと授業が軽くなって、お楽しみモード」だそうだ。これは英語に限らず、夏休みにイギリスからフランスに渡り、フランス語を勉強しに行ったという別 の友人も「夏に語学学校いくもんじゃない」という意見だった。 話は変わるが、私は「tense(時制)」について、これまでの英語学習歴のなかで、相当勘違いをして覚えてきたことに、今回の語学コースに通 い始めて気がついた。で、その一因を考えるに私はいままで、モデュール制ではなく「週月曜からスタートし、好きなだけ何週間でも」という、いわゆる語学学校の経営に都合の良い、かつ一般 的な語学学校形態の環境下で、短期で不定期に英語学習を体験してきたことに理由がありそうだ。というのも、その環境では文法のレッスンがあっても、Grammer Bookで25ページを割いて解説してある「奥深いtenseの世界」を大系にのっとって教わることは不可能。結果 、断片的な授業を聞くことになるわけだから、イレギュラー的用法をレギュラー用法として勘違いして覚えていたりするわけだ。これなど「語学学校いって満足」感の弊害と言えよう。文法に関しては、語学学校はアテにしちゃダメみたい。 「夏休みの最後を語学留学」なんて予定のある人には、水をさしたかもしれないが、かく言う私も、まとまって英語を勉強する時間なんてやっぱり夏休みしかない。先日、久しぶりに大学のチューターと電話で話したら「ナオコ、英語が上達したじゃないの」と言われた。Language Centreの校舎内ではたとえ日本人同士でも英語で話すという、自主ルールを毎日なんとなく守っているうちに、間違っているかもしれないけど、ある一定時間内での情報伝達量 はちょっと増えたみたいだ。
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