留学


社会人留学 ロンドンの第一歩
第一回:大学院留学、決行までの道のり


UK Report
from Naoko Hasegawa in London (March 7th, 2000)

編集者人生を一時棚に上げ、視野と経験を広げるために大学院留学を決行するも、予想外のハプニングに右往左往。

 
ようやく6時台に日が昇るようになったロンドンはQueen's Parkから、こんにちは。そんなわけで、今回はイギリス留学日記を担当させていただくことになった私の自己紹介と30代も折り返そうという「大人な」私が、ここに至るまでの道のりをお話ししましょう。

明確な目標……?というのは、いま考えるとあまりなかった……けど、私はとにかく約10年前、20代折り返し時点で「人生のうちで最低5年間は他の国で暮らさないと」と深く心に決めてしまっていた。で、自分自身の熟成具合とか、会社的なポジションとか、家族的都合とかを総合した挙げ句、「今なら行ける、というか、今行かないと後はない」と決心したのがほぼ2年前。で、その行き先がここロンドンになったワケは実は実質作戦開始の98年夏ぐらいに、突然自分の中で浮上した。理由は簡単で「ヨーロッパにある英語圏」だからだ。「ヨーロッパ」を選んだ理由は基本的に歴史や文化が存在していて、しかも違うバックグラウンドを持つ人たちが、国境を挟んでいろんな問題を内包しながら暮らしてきたという、島国でほぼ単一民族である日本とは違う状況に入ってみたかったから。そして私が9年近く雑誌編集の仕事を通 してかかわってきた「デザイン」のベースはやはりヨーロッパにあると感じたから。「英語圏」の理由は、それまで私のメインの仕事であった編集者兼ライター稼業と、今後展開していきたい<コミュニケーション業>で、英語が使えることは大きなメリットになるからだ。

作戦実施を99年に定めた私は、観光すらしたこともないロンドンにいきなり標準を定め、でも「街との相性」というのもあるので、一応98年夏に仕事ついでにロンドンに様子を見に。真夏のロンドンは、飛行機代もポンド(当時は円安)も高かったが、気温も、日も(夜になっても)高くて快適そのもの。好景気も反映して、イギリス人の顔には日本人が80年代に持っていた余裕の笑みが見えた。私は計画にGOサインを出すことした。そして実際の渡英までには約15か月、ある意味ではノロノロと、ある意味ではすごくスムーズに、「留学」に至るまでの準備がここから始まったのだけど、その「留学する学校」に関しては次週に。では。

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UK Report
from Naoko Hasegawa in London
長谷川直子 
60's東京生まれ。デザイン誌の編集者として約9年の激務を経て、99年12月に本格的に渡英。現在London College of Printingで「Enterprise and Management for Creative Arts」(デザインマネージメント)MAコースを履修中。



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