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まるでジャングル探検のようだった9日間キンバリー・ツアーを終え、私はついに今回の旅の最終目的地ブルーム(西オーストラリア州北部)に到着した。クリスタルブルーの海にどこまでも続く真っ白の砂浜のケーブル・ビーチ。ここで旅の疲れを取るべくツアーで一緒だった仲間と寝そべって旅の思い出を語り合っていた。ふと顔を上げてみると、真っ裸の人が3、4人、いや7、8人いるではないか。えっ・・・。皆、一瞬黙ってしまった。どうやら私達は気づかずにヌーディスト・ビーチのど真ん中に陣取っていたらしい。「どうせなら私達もおしりを焼こうよ!」とスイス人のローレンスが水着を脱ぎ始めた。「いや、遠慮しておきます」とその他5人はヌーディストの皆さんに敬意を表して場所移動をした。 真珠とビーチの美しさで有名なここブルームで4日ほど私は旅の最後をビーチ人間になって楽しんでいる。さて、数日同じ場所に滞在するとなるとアコモデーションの選択が重要になってくる。ツアーでブルームに到着した時、年配でお金に余裕があるデイラとディーナは一晩AUS$80ほどの三ツ星ホテルに、そして私を含めちょっとでもお金を節約したい残り5人はケーブル・ビーチ・バックパッカーズというバジェットタイプのアコモデーションに滞在することになった。ちなみにオーストラリアに来た当初、よく「バッパー」という言葉を日本人のワーホリさんから耳にしたがそれはバックパッカーズの略だったらしい。バッパーで一番安いのはドームと言われる4人から8人くらいの集団部屋でAUS$20前後である。一つの部屋に見知らぬ人4、5人が泊まるので気をつかうしプライバシーは全くない。疲れそうでやだな、といつもはバッパーを敬遠しがちな私だが、今回は他のツアーのメンバーも一緒ということもあってドーム の4人部屋に滞在してみた。やってみるとバッパー生活も結構楽しいかも。貧乏旅を続ける20代30代前後の若者が世界中から集まっているのだ。皆、旅人のせいか大学生とはまた違う気軽さがあり、簡単に話が弾む。旅情報を得るのにはもってこいの場所だ。少しでもお金を浮かしたい者同士キッチンで「シェア飯」なるものを一緒に作る。どうもヨーロッパ人の料理には繊細さが欠けるような気がするが、一緒に作って食べれば何でも美味しく思えてくるもの。でも「お茶漬けパスタ」なるお粗末なものを振舞った私は大不評を買った。だってパスタで日本食を作れなんていう無理な注文をしてくるんだもん。で、夜になればバッパー内のバーでゲームをしながら飲みまくる。こんな生活が気に入って、同室のイギリス人ジョシュワはもうここに1ヶ月半も住み着いているらしい。でもジョシュワのような一部の人を除いては1日2日で新しい人が来ては去って行く。皆、フレンドリーで簡単に盛り上がるが、やはりその場限りのもの。楽しいひと時を過ごせるが、そこから生まれる深い付き合いなかなかないかな。 大学の論文を終え、旅に出てから早2ヶ月。振り返ると本当に大満足、お腹一杯の旅だったように思う。ついに明後日はバスでパースに戻る。そろそろパース・シックにかかってきた私は旅が終って悲しい反面、パースの皆に会えるとちょっとうれしくなっている。
Australia Report by Miwako Hobo
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