Studying in a Graduate School in Australia
オーストラリア大学院生活
Australia
Report by Miwako Hobo
英語教師となるべく英語教授法(TEFL=Teaching English as a Foreign Language)を勉強中の保々実和子さん。つらく楽しいオーストラリアでの大学院生日記。
Hidden Secret!
荷物を頭に担いで川を渡る
最後の秘境と言われるキンバリーをキャンプカーに乗って旅している。舗装されてないGibb River Roadを4WDで弾みながら、がんがん土埃をたてながら走って行く。キンバリーはまさにアウトバックだ。雄大な大自然の中にある数々の迫力ある渓谷に滝。建物もなければ、人もいないし電気もない。ブッシュファイヤーで黒く焦げた、不毛にも見える脇道を通りぬけて歩いていくと、突然目の覚めるような美しい小池や滝壷が広がっている。
雨季には渓谷全体が水に埋まってしまうというキンバリーだが、乾季でも水量は多く、場所によっては水深30メートルや50メートルなんて所もある。そこで覚えた遊びが「崖からのジャンプ」。まさに勇気だめしだ。私がトライした最高記録は15メートルほどの崖である。さすがにこの時はマットが心配して近くまで泳いできた。日本人は泳ぎが上手くない人が多く、体が小さい為、崖登りで体力を使いすぎて溺れてしまうことがある。だから、高い崖からのジャンプはさせたくないというのだ。「そりゃ偏見だ!」と私は一瞬むっとしたが、ガイドの重い責任を考えれば彼が正しい。キンバリーのような人里離れた土地で、事故でも起きようなら、Flying
Doctor service(出張医療サービス)どころではない。ハイキングでほてった体を水で冷まし、たっぷり水を飲んだ後、私たちは岩の上に寝そべる。一面に広がる雄大な自然の中での静寂。言葉なんていらない。ただそこにいるだけで、気持ちがスーとしてくるのだ。