留学


Studying in a Graduate School in Australia
オーストラリア大学院生活

Australia Report by Miwako Hobo
英語教師となるべく英語教授法(TEFL=Teaching English as a Foreign Language)を勉強中の保々実和子さん。つらく楽しいオーストラリアでの大学院生日記。

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パースの生き字引(Walking dictionary):レイチェル

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パースを走るバス
先日、友達のレイチェルが木曜日の買い物にさそってきた。木曜日はレイト・ナイトと言ってショッピング・センターが夜9時まで開いているのだ。いつもレイチェルが私の家まで車で迎えに来てくれる。車のない私には大助かりだ。

レイチェルは生粋のパースっ子だ。自称「パースの生き字引(Walking dictionary)」で、よく地元の人ならではのいろいろな場所に連れて行って私を驚かしてくれる。ところがこないだ生き字引でありながらレイチェル、パースでのバスの乗り方や料金という超基本を全く知らないということが発覚して、ちょっと悩んでいたのだ。なんでも車の免許を取って以来、つまり9年間、一回もバスに乗った覚えがないそうだ。ここパースでそんな人にたくさん会った。バスや電車に10年20年乗ってないという人たち。バスを使っているというだけで「大変だねぇ」と同情してくれる。どうやら彼らにとってパースは車なしでは生きていけない場所らしい。確かにバスの本数は少ないかもしれない。でも日本育ちの私にはバス・電車の移動はさほど苦ではないし、意外にどこにでも行けるものなのだ。刺青が入っていたりしてちょっと強面の運転手さんが多い気もするが、笑顔で「ハロー」と言えば皆笑顔を返してくれる。まあ車があるならあるに越したことはないと思う。行動の幅も広がるし、便利だし。でも経済的なことを考えてしまうと、どうしても車をこっちで買おうという気にはなれなかった。学生なら私の大学からシティまで約30分で80セント、回数券を使えば60セントなのだ。しかも日本でも運転免許を持っていない私は免許を取るところから始めなきゃいけないといのが面倒くさかったというのも事実。大抵、友達とどっかに遊びに行く場合やたまに行くバレエ学校やヨガ教室、お料理サークルの帰りはいつも誰かしらが家まで送ってくれる。私自身は車なしでも今のところ不自由はないかな。

たまに困ることがあるとすれば、それぞれのバス停に名前がないこと。初めて行く場所だと運転手さんに行きたい場所や通りの名前言って、着いたら教えてもらうことになる。待てども待てどもなかなかつかないなぁと不安になって運転手さんに「あのー、まだでしょうか?」と聞いてみたところ、「ごめん、忘れてた」という答えが返ってきたことが過去に2度ほどある。初めて行く場所は運転手さんを頼りにしながらも、自分も緊張して窓の外を凝視しなければいけない。

レイチェルとの買い物の話に戻るが、バスでは運ぶのが大変なお米でも買おうかなと考えていた。ところがその晩私の家の前まで車で来たレイチェルが笑顔で一言、「今日はバスで行こうよ」とさ。次の日彼女は完璧なパースの生き字引になったことを誇らしげに皆に語っていた。

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Australia Report
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