留学


Studying in a Graduate School in Australia
オーストラリア大学院生活

Australia Report by Miwako Hobo
英語教師となるべく英語教授法(TEFL=Teaching English as a Foreign Language)を勉強中の保々実和子さん。つらく楽しいオーストラリアでの大学院生日記。

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カウンセラーに救われた思い出


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カウンセリングセンターの前で。
昔、誰かに「焦り魔ののろま」という奇妙なことを言われたことがあるが、その言葉は私をよく描写しているように思う。

つまり、「らなきゃ」といつも焦っているのに直前までエンジンがかからないのだ。明日、論文の担当教官クリスにそれなりのものを見せなくてはいけないのに、今、全くもってお見せできるものがない…。ふと先学期にやってしまった恥ずかしいことを思い出した。

その時も私は、次の日に迫る課題の提出期限を前に、パニックに陥っていた。4000文字の課題、机に散らばった10数冊の本、少なくとも文献をあと200ページは読まねば何も書けない、でも提出期限までもう24時間を切ってしまった…という状況だ。

私の大学、提出期限にはちょっと厳しい。提出物はそれぞれの学部の窓口に出し、スタッフのサインと提出時間が記録される。遅れれば1日ごとに50%減点。一部の先生に至っては受け取ってくれないとか。なんでも、お医者さんからの正式な証明書があれば期限延長を申請できるそうだが、病気でもないのに証明書なんてもらえない、と半泣きしていた。するとハウスメートのダニエルがある期限延長の秘話を教えてくれたのだ。医者ではなく大学の無料カウンセラーに会いに行けというのだった。
窮地に立たされていた私は、それを実行してしまった。

カウンセラーが金髪美形のお兄さんで、一瞬ひるんだが、前の晩ダニエルと画策したとおり、架空の悩みを延々と話してみた。その悩み − 彼氏と昨日別れて全く勉強が手につかない − というもの。びっくりしたことに、なんと1週間の休養という正式な証明書をもらうことができた。そのカウンセラーさん曰く、恋愛に関する悩み相談は多いそうだ。「みんな恋愛盛りのお年頃だからねぇ」と言っていた。

この無料カウンセラー制度、留学生に限らず現地のオーストラリア人学生にも結構利用されているみたい。全く悩みなしに見えたクラスメートのサンドラも、ここのカウンセラーさんに大変お世話になったそうで、「気楽にカウンセラーには会いに行っていいのよ」と言っていた。もらった証明書、もちろん大学の先生には理由は何も伝えられない。先生のケティは、私が体調を崩したのだと信じて大変心配してくれた。

その後、反省して何事も早め早めを心がけるようにしてるのだが、我ながら、なかなかこの経験が実にならない。明日クリスに会ってなんて言おう…。

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Australia Report
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