海外で暮らす

住む
Q:どんなところに住む?

A:アメリカで暮らすにはいくつかの方法がある。留学が目的の場合は学生寮が利用できる場合もあるし、一般家庭の1室を利用するホームステイという手もある。また予算に余裕のある人なら思いきってアパートを借りてもいいし、数人の仲間でシェアして1つのアパートに暮らしている人も大勢いる。 また部屋にキッチンの付いたホテル風のコンドミニアムなら短期間の人でも気軽に暮らすことができる。

留学の場合、いきなり一人でアパートに住んでしまうと、友達ができにくく、英語も上達しないので、学生寮があれば、最初はなるべく学生寮に入りたいところ。寮には個室、ふたり部屋、大部屋などがある。個室といってもバスとトイレは共同なのは普通だ。学内にある寮と学外にある寮があり、学外の寮の場合、完全にアパートとして独立しているものを学生が共同管理している寮、既婚者向けの寮など、さまざまなタイプがある。ただし、学生寮のない大学も多く、希望しても人数制限があって入れないことも。

Q:費用はどれくらい?

A:学生寮の費用は1年間でUS$6,000(一部食費込み)程度というのが一般的だ。ホームステイはボランティアとして無料で受け入れている家庭もあり、その場合は費用はもちろんかからない。しかし、日本で手配をする場合、手配手数料が必要となるので旅行会社など取り扱うエージェントに確認をしよう。

またアパートを借りる場合は、大都市の中心部にありセキュリティーも万全などという場合、ワンルームで週あたりUS$1,000以上というところもザラ。ホテルよりも高くついてしまうこともある。そこでニューヨークなどの大都市でアパートを借りる場合は、何人かの友人とシェアをするのがいいだろう。学校の友人などがもっとも簡単だが、それ以外に街の掲示板にある「シェアメイト募集」の貼り紙などで見つける方法もある。地方や郊外などではだいたい日本の賃貸物件と同じくらいの価格と思っていていい。ただし、同じワンルームでも天井が高く、解放感のある部屋が見つけられるはずだ。

Q:部屋の借り方は?

A:自分で部屋を探して住んだことのある人なら分かるだろうが、部屋探しは日本でもアメリカでもだいたい同じ。1回で気に入る部屋にめぐり会えることもあれば、10部屋見ても、ピンとこないこともある。それなりに時間と手間がかかるものだと心得て、納得のいく部屋を探そう。

留学の場合、部屋の探し方の基本は5つ。

(1) 学校のハウジングオフィスや、相談を受け付ける留学生サポート窓口
これらのオフィスでアパートの紹介を行っていることが多い。まずはそこに相談してみよう。

(2) 学校の掲示板
同居人募集の貼り紙などが出ているので、こまめにチェックしてみよう。

(3) 口コミ
できるだけ知り合いに部屋探しをしていることを伝えておく。たまたま良い物件から引っ越す人を知っていたり、帰国する留学生のあとがまに入れたりすることも。

(4) 地域の新聞や情報誌
地域の新聞の不動産の欄や、賃貸物件を紹介した情報誌などがある。英語力がないと読みこなすのは難しいこともあるが、どのように見ればいいのかが一度分かれば、それほど困難ではない。発売日にチェックして、いい物件があれば見に行こう。言葉に不安がある人は、日本食レストランなどにおいてある日本語新聞にも広告が載っていることがあるので要チェック。

(5) 街の不動産屋をまわる
大都市には日本人向けの物件を取り扱う専門の不動産屋もある。

物件を探して、見学するときに一番注意することは、周囲の治安。地元通の知人に避けるべきエリアを教えてもらい、できれば昼と夜、両方確認してから決めよう。自分の車がない人は、交通の便も重要チェックポイント。以上がクリアになったら、水回りやドアの鍵、コンセント、暖房設備などの部屋の設備や、近所の利便性(コインランドリーやスーパーなど)を確認。

いざ部屋を決めて契約する際には、1カ月分の家賃と、家賃の1〜4週間分程度の敷金(security deposit)が必要になる。セキュリティ・デポジットは、部屋を引き払うときに返ってくるが、室内の備品を壊してしまったり、壁などに傷をつけたりすると、その修繕費用がここから引かれることになる。日本の礼金にあたるものはアメリカにはない。デポジットを払うときには、必ず領収証をもらい、できれば「返金可能」(refundable)と明記してもらおう。契約は、必ず書面で行うこと。契約書の内容は交渉次第で変えてもらうことが可能なので、じっくり読んで納得してから署名しよう。退室予告の必要期間や、家賃に含まれていない費用の有無、公共料金の負担方法などもきちんと確認して。

Q:入居時の注意点やその他アドバイスは?

A:とにかく入居する際に交す契約書はきちんと確認しよう。部屋の備品の数など、実際にないものが書いてあって、退去時にそのお金を請求されるなどのトラブルもよく発生する。またニューヨークやロサンゼルスなど大都市では、鍵は壊れていないか、窓はきちんと閉まるかなどの防犯面のチェックも忘れなく。ほかに水漏れや、セントラルヒーティングなど水道光熱関係の備品が壊れていないかもチェックが必要だ

またホームステイの場合、家族の人とのコミュニケーションはとても大切。とくにボランティアで受け入れてもらっている場合は感謝の気持ちをこめて、積極的に家事などを手伝うようにしたいもの。また学生寮に滞在する場合は、夜11時を過ぎたら努めて静かにするということが大切。寮内でうまくやっていくためにも、マナーをきちんと守ることがとても大切だ。

他に、シェアでアパートを借りる場合、いくら友達同士といっても最初にお金のことはきちんと話し合っておきたいもの。電話代、電気代など案外高くつくので、お互い納得できるような条件を決めておくことが、長続きの秘訣だ。その他、掃除の分担方法や、ゲストの宿泊などでもめることが多いので、できるだけ事前に合意できる条件を話し合ってはっきりさせておこう。



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