海外で暮らす


Inter-city diary by Cara Jones
キャラ・ジョーンズの
"東京-L.A. インターシティ ダイアリー"

Tokyo - Los Angeles

アーティスト/DJ/ナレーターと各方面で才能を発揮する
キャラ・ジョーンズ。1年の半分を東京、その残り半分をロサンゼルスで過ごすという彼女。二つの文化、二つの言葉を往き来する彼女からのウィークリーコラム。



The Flat Tire


An old pop song goes: "It never rains in California...", but we know THAT is not true! However, there is one thing that most people have gotten right about LA. You can't walk in this city.

Don't get me wrong - you can hike, roller blade, bicycle, and jog. You just cannot walk and actually get around in Los Angeles.

I tested this in my own personal experience, today.

Today I had an audition for a CD-Rom game. I was very excited about the audition, because I loved working on such games as Shenmue, Arc the Lad II, Einhander, and Tekken 3 in the past. I downloaded the scripts and practiced them several times. I planned on arriving at the studio early, in order to psych myself into the right state of mind, and further practice my characters. However, there was a glitch.

My car got a flat tire!!!

It actually happened while I was parked in front of my friend Andrew's all day yesterday. Andrew and I met at his place and went out with another friend for coffee at a really hip coffeehouse in Santa Monica called Anastasia's. Then we had Ahi tuna burritos at my favorite place for lunch (yum!), went to his mom's house so Andrew could walk the dog, and didn't get back to his apartment till rather late in the evening.

By the time I left Andrew's place, it was after 10pm. Andrew walked me to the car, and I drove about one block before I heard some shouting. I thought it was just some people being loud and obnoxious, so I continued to drive. It was actually Andrew yelling after me, but I was already gone.

Well, I only had to drive a block or so before I figured out something was wrong, so I pulled into a one-man gas station and cajoled the attendant to help me put air in my tire -- I'd never done that before! I made it home, parked the car in the garage, and forgot about it.

This morning I checked it and it seemed ok, so I pulled out of my driveway to go to the audition, with just enough time to spare. My tenant, Lee, was actually having someone jump-start his car in the driveway this morning too. (He had apparently left the lights on.) So, I drove a block or so out of my driveway, and heard this funny sound and I just knew it was the same tire. So I pulled over on the side of the road, about a block away from my house.

Luckily, Lee was driving right behind me. He wasn't in a hurry, so he took me to drop the car at the mechanic, and then drove me all the way to my audition!!!! My audition slot was 12:30 in the afternoon, and thanks to Lee I got there JUST in time. And I should have known - the auditions were running quite late.

I finally got in to see the directors at about 1:30pm. I had paced the waiting room, listened to another auditioning actor go on and on in a most booming voice about some bad job he did recently, I commiserated with another woman who had smartly relocated to the elevator lobby to practice her lines.

By the time I auditioned I had almost forgotten about my car, but was soon to be painfully (and I mean painfully!) reminded.

More on that next time. Till then, be well!


In Los Angeles,

Cara Jones


タイヤがパンク!


「It never rains in California・・・」なんて歌が昔ありましたが、誰もそれがほんとだなんて思っていません! それよりも、LAについてほとんどの人が納得している事実がひとつあります。それは「LAは歩けない」ってこと。

誤解しないでくださいね。もちろん、ハイキングだってできるし、ローラーブレードだって、自転車だって、ジョギングだってOKなんですよ。ただ、「LAを歩いてまわる」っていうのはムリなんですよねえ。

今日、私自身の体験からそのことがよーくわかりました。


今日、CDゲームのためのオーディションがありました。以前にも、シェンムーやアーク・ザ・ラッド、アインハンダーや鉄拳3など、いくつかのゲームのお仕事をしたことがあるんだけど、それがすっごく楽しかったんです。だから今度のオーディションもすごく楽しみで。オーディションのための台本をダウンロードして何度も練習してたし、スタジオにも早めに行こうと思ってたんです。そしたら気持ちも落ち着くだろうし、練習も少しできるだろうと思ってね。ところが、あるトラブルが起こっちゃって・・・。

車のタイヤがパンクしちゃったんです!!!

事件が起こったのは昨日のこと。昨日は1日中、友達のアンドリューの家の前に車を止めていたんです。アンドリューの家で彼に会ってから、他の友達と一緒にコーヒーを飲みに出かけたんです(サンタモニカにあるアナスタシアというコーヒーショップでとってもオシャレなお店なんですよ)。その後は私のお気に入りのお店で、「アヒのツナブリトー」(これがウマイ!)を食べて、アンドリューの実家に行って犬の散歩をして、アパートメントに帰ったのは夜遅くなってからでした。


アンドリューの家を出たのは10時過ぎ。アンドリューが車まで見送ってくれました。彼の家から1ブロックほど走った頃、誰かが叫んでいる声が聞こえました。私はただ「誰か騒いでるなあ。迷惑だよなあ」なんて思いながら車を走らせつづけました。でも実は、アンドリューが叫びながら私の後を追っかけてきてたんです。なのに私は無視して行っちゃったわけです。

それからまた1ブロックほど走った頃、私は何かがおかしいことに気づきました。とりあえず小さなガソリンスタンドに入り、お店の人にお願いしてタイヤの空気を入れてもらいました(だってやったことないんだもん!)。なんとか家まで帰り着き、ガレージに車を止めた後はすっかりタイヤのことなんか忘れてたんです。

今朝タイヤをチェックしてみたら、どうやら問題はなさそう。私は少し早めに家を出て、オーディションへと出発。外に出ると、下宿人のリーが家の前にいました。車のバッテリーがあがっちゃったみたいで、車にケーブルをつないでエンジンをかけているところでした(どうやらライトをつけっぱなしにしていたらしい)。ガレージを出て1ブロックほど走ったとき、何か変な音が聞こえてきたんです。どうも、昨日と同じタイヤがおかしいみたい。家から1ブロックほどのところで、私はとりあえず車を道の端に止めました。

ラッキーなことに、私の車のすぐ後ろをリーが走っていたんです。彼は「別 に急いでないから」と言って、自動車の修理屋さんまでついていってくれたんです。で、私の車を修理屋さんに預けた後、オーディション会場まで送ってくれたんです! オーディションが始まるのは12時半だったんだけど、リーのおかげでなんとかギリギリ間に合いました。実はオーディションの進行がだいぶ遅れていたんだけど、そんなのはありがちなパターンだよね!

ようやく部屋の中に呼び入れられ、監督たちに会えたのは午後1時半。それまでは、落ち着かなくて待合室の中を行ったり来たり。別 の俳優さんがオーディションを待っている間、「サイテーな仕事が最近1本あって・・」なんて話を大きな声で延々と続けていたんです。 もうひとり女の人がいたんだけど、彼女にも同情しちゃいました(彼女は賢いことにエレベーターホールに座って、自分のパートを練習していました)。

オーディションが始まる頃にはすっかり車のことは忘れてたんだけど、すぐにそのことを思い出して気分が重くて重くて(もうほんとに憂鬱だったんだから!)・・・。

お話の続きはまた来週!! それまでみなさんお元気で!

ロサンゼルスにて

キャラ・ジョーンズ


翻訳:山本なむを


●In Cara's Own Words●
glitch:欠陥、故障
got a flat tire:タイヤがパンクする
obnoxious:不快な、いやな

cajole:人をおだてて〜させる

slot:時間帯
commiserate:不憫に思う

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Cara Jones
キャラ・ジョーンズ
の詳しいプロフィールはこちら
アメリカ人。東京とニューヨークを拠点に活躍するミュージシャン。ナレーター/ラジオ番組パーソナリティーなどでも活動している。現在サードアルバム「NOW」発売中。アルバムの最新情報は、www.carajones.comで。

ナマ情報に触れられると大好評のワールド・ダイアリー。読者の方の声を聞いて、より掘り下げた記事をお送りするため、みなさんからの感想を募集中です。「今回のダイアリーのこれがとっても面 白かった」とか「キャラについて、もっとこんなこと、知りたい」といった質問も含めて、どしどしお送り下さい。


編集 荻村


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