インターンシップ

第2回
海外で語学力アップと貴重なビジネス体験

語学研修付きビジネスインターンシップ

インターンシップとは、研修生として企業や団体で働き、実務経験を積む制度で、特に欧米で盛んに行われている。ビジネスインターンシップ、ボランティアインターンシップ、教育インターンシップなどがあり、語学留学だけではなく、実践的なことを学びたい、海外で働いてキャリアアップにつなげたいという社会人に人気だ。

正社員として働くには、就職活動もビザ取得も大変だが、ボランティアインターンや教育インターンは比較的簡単にビザが取れる。ビジネスインターンの場合、受け入れ先からの証明書や、それに見合う英語力やキャリアの証明などに基づいてビザを申請しなくてはならないが、それでも就労ビザを取得するよりは難しくない。将来は外資系企業や海外で働きたいという人にはオススメのプログラムだ。



今月は、語学研修付きビジネスインターンシップで、アメリカの企業で働いた上之山晶子さんにインタビュー。

5才まで海外で暮らしていたのですが、その甲斐もなく、あまり英語が話せないまま社会人になってしまったんですね(笑)でも、短大も英文科で、英語にはずっと興味があり、やっぱりもう一度海外で暮らしたい、英語を話せるようになりたい、という思いが捨てられず、語学研修つきインターンシッププログラムに参加することにしました。やはり、もう社会人だったので、語学留学だけより、海外での実務経験を得られるという点が、インターンを選んだ理由です。

上之山晶子さん(27才)
滞在期間:
2002年7/1〜9/30まで

うーん、全部です(笑)自分と同じような境遇の人はいるのか、とか、果たして英語が通じるのか、とか。でも行ってみたら何とかなりました。

最初の2ヶ月は語学学校に通っていたんです。その中でも1ヶ月目は一般英会話で、比較的簡単だったんですけど、2ヶ月目は、ビジネスコースを取ったんですけど、これがもう本当に大変でした(笑)クラスメートに会計士がいたり、ビジネスマンがいたり…。授業内容も本当に専門的なビジネス英語のクラスで、朝から晩まで勉強していました。

3ヶ月目から1ヶ月間、ビルの管理会社でインターンシップをしました。弁護士事務所や色々なオフィスが入っているビルを管理している会社で、その中で各事務所宛に来た手紙の仕分けをして配布したり、弁護士の方専用の図書館があるんですけど、その図書館の本の整理をしていました。

仕事自体は、そんなに難しくはなかったんですが、まず全てが英語なので、それに慣れるまでは大変でしたね。手紙の宛先や本のタイトルももちろん英語ですし(笑)

同僚は、8人いましたが、みんなとても親切で、ものすごく親日のアメリカ人も多く、仕事の合間によく文化の違いなどについて語り合っていました。仕事から得たものも多くありますが、彼らと話すことで得たものも非常に多かったですね。語学留学の場合だと、学生は現地の人ではないし、、結局その国の人と接するのはホストだけ、ということが多いと思いますが、インターンだと職場で現地の人と触れあえるのが良かったです。

楽しかったことは、ホストが4才年上の女性だったんですけど、すっごく気があって、よく一緒にネイルサロンに行ったり、ショッピングに行ったりしていました。本当に、ホストには恵まれてましたね。驚いたのは、ある日バスに乗っていたときに、運転手さんがいきなりバス停でもないところでバスを停めたんです。何かと思ったら、コンビニで水を買うためだった(笑)まあ、そういうことが頻繁にあったので、日本のサービスや価値観が懐かしくなることもしばしばでした。

今は、営業事務兼社長アシスタントをやっています。日本企業ですが、海外との取引がある会社なので、英語を生かせています。英語のレベルは、渡米前はTOEICが600点しかなかったのですが、帰国後は710点にまであがっていました。でも、まだまだ上を目指して勉強中です。ホストや向こうで知り合った友だちと今でも電話やメールでやりとりをしてるので、英語の勉強はまだまだ欠かせませんね。

ちょっとキツイかも知れませんが、自発的に他人に話しかけられない人、自分を厳しい境遇におけない人は難しいと思いますね。他力本願では何も得られません。逆に、頑張っていろんなことを吸収しようとする人には、英語はもちろん、職場で色々なことが学べるはずです。私は、精神的に強くなったし、決断力がついたと思います。
あとは、やっぱり最低限の英語ができることが必要ですね。外国人に道を聞かれて、答えられる程度で大丈夫だと思いますけど(笑)
 

早わかり!インターンシップ

どんな国で働けるの?  
 
アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど英語圏をはじめ、フランス、イタリア、ドイツ、韓国、タイなどでも働ける。日本からのビジネスインターンシッププログラムも多く企画され、留学エージェントや旅行会社、専門学校など様々な企業・団体がプログラムを提供している。だが、国によって求人の多さ、ビザの種類や発給の方法なども異なる。
 

英語力はどのくらいいるの?  
 
英語力の目安
ビジネスインターンシップ(語学研修付き) >>TOIEC500〜730点が目安
ビジネスインターンシップ >>TOIEC730点以上が目安
ボランティアインターンシップ >>TOEIC470点以上
教育インターンシップ >>TOEIC500点以上を目安
※レジュメや面接も考慮されるので、英語力があればいい、という訳ではない。
 

インターンシップ先の探し方は?  
 
・ビジネスインターンシップ
留学・インターン斡旋会社に頼むのが一般的。会社によって、インターン先の強い分野が違うので比べてみる方が良い。また、自分で探すことも可能だが、直接問い合わせになるので相当な英語力がいる。

・ボランティアインターンシップ
直接活動を主催する団体に問い合わせるか、ボランティアインターンシップを斡旋する会社に連絡を取る方法がある。多くの団体はホームページを持っているので、そこから情報を得ることもできる。

・教育インターンシップ
団体のサイトから情報を得たり、直接活動を主催する団体に問い合わせ可能。また、留学エージェントでは、NPO団体だけではなく、YWCAや老人ホームなど民間施設でのボランティアも斡旋している。
 

基本情報

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