『デクスター』とは?
2006年の放送開始以来、注目を集めている大人気サスペンスドラマ『デクスター』。マイアミを舞台に、昼間は凶悪事件の捜査官、夜は殺人鬼となるデクスターの二重生活をコミカルに描くドラマだ。数多くの賞にノミネートされた話題のベストセラー小説を原作とするこの作品は、元来の刑事モノとは対照的に、ストーリーが殺人者の視点から語られていくという、斬新でユニークな切り口で注目を集めている。
あらすじ
主人公、デクスターは警察殺人課に所属する警察官。だが、彼には誰にも言えない趣味があった。それは、一風変わった殺人を繰り返し、殺した相手の血をコレクションすること…。
「殺人鬼」といっても、デクスターが殺しの標的として選ぶのは、法の裁きを逃れる凶悪犯のみ。弱者にとっては限りなく優しく、無害な男なのだ。殺人鬼の心の奥底にいざない、善悪を判断する上で論点となる倫理に問題提起するデクスター。一度観たら、彼の生き方にすっかり魅了されるはずだ。
ドラマの中の注目英語
手に汗握るスリリングな展開や追う側と追われる側の細やかな心理描写などで、海外ドラマの中でもとりわけ根強い人気を誇るサスペンス&ミステリーもの。
今回紹介するのは、『デクスター』以外の犯罪系や刑事もののドラマでもよく登場する表現ばかり。簡潔ながらもスピーディーでキレのある英語が用いられるこのジャンルでは、刑事ドラマならではの表現を学ぶとともに、鮮やかに犯人を追いつめる刑事デクスターのように、シンプルかつクールに話すエッセンスを吸収したい。ここでは、ドラマを理解するのに役立つ犯罪捜査の英語表現とボキャブラリーを紹介。
■ The perp has yet to be identified and the case has gone cold.
犯人は未だ見つからず、捜査が行き詰まってしまった
perpは「perpetrator(犯人)」の略語。特に探偵ドラマに頻繁に登場する。
氷のように何も動かない状態になる=「gone cold」。「come to a dead end」とも似た表現だが、「gone cold」は捜査に関する時だけ使われるのが特徴。
■ Stake all possible locations!
(犯人がいる)可能性のある場所をすべて確保しろ!
場所取りをする、という意味の「stake (out)」
。転じて、警察が容疑者や場所の「張り込みをする」の意味で使われる。
■ The criminal had an impressive rap sheet.
犯罪者はかなりひどい逮捕記録があった
逮捕記録=「rap sheet」。逮捕する=「rap」、と合わせて覚えておきたい頻出表現だ。「criminal record」とも同義。
■ You get these hunches, you know, with these types of murders.
こういう変な殺人事件って、何か予感がするね
予感という意味の「hunch」。〜な予感がするという「have a hunch」は、日常生活でも使い勝手の良い表現。
例: I had a hunch that something good is going to happen.
(何かいいことが起こりそうな気がした)