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Page 2:子どもをバイリンガルに育てよう How & How much?

英語に触れさせる方法は、英語レッスンからおもちゃまでさまざま。わが子をバイリンガルに育てるためにかかる予算も含めて、5つの学習方法をご紹介。

英会話学校 (予算:月1万円)
英語クラスのある幼稚園 (予算:月3万円)
インターナショナルスクール (予算:年200万円)
英語学習教材・おもちゃ・ビデオ・絵本(予算:数千円〜)
テレビ番組 (予算:0円〜)



英会話学校:予算(約1万円/月 入学金は約2万円)
〜 グループからマンツーマンまで、担当制などしくみもさまざま 〜 

大手英会話学校の子ども向けクラスから、子どものための英会話学校まで選択肢はさまざま。グループレッスンもあればマンツーマンレッスンもある。希望の先生とずっと一緒に学べる学校もあれば、毎回先生が代わるシステムの学校もある。
予算は、大手英会話学校の場合、週1回のグループレッスン(4〜8人)で約1万円(入学金は約2万円)、マンツーマンだと40分4,000円〜17,000円となる。

選ぶときのポイントとしては、送り迎えの利便性を考えて何校かピックアップし、パンフレットや直接話を聞いて選択肢を狭めていこう。ほとんどの学校では、見学や無料体験レッスンを受け付けているので、一度のぞいてみるとよい。

<実例サンプル:金額は、時期やキャンペーンなどにより変動する場合も。実際の金額は各校にお問い合わせを。>
シェーン イングリッシュスクール グループレッスン4〜10人 月謝週1で9000円
  セミグループ3-4人 12000円
  プライベート 30分16800円
入学金は25000円
NOVAグループ 月謝週1回 9600円
入学金21000円
  ネイティブマンツーマンだと 10万/25回(1回4000円/40分)
Dr.フォニックス英語学校 小学生コース  週1回/ 60分  月謝 10,000円  教材費(年額)15,000円

中学生コース  週1回/120分 月謝 20,000円  教材費(年額)20,000円

取材レポート:英会話学校 実際のクラスどんなふうに行われるの?
実際、どのように子どもに英語を教えているのか、東京都町田市にあるDr.フォニックス英語教室で授業を見学させていただいた。

レッスンはすべてグループで行い、小学校1年生から受けられる。教師は高度な英語力を有し、かつ児童英語の専門訓練を受けた日本人で、 月に1度「ゲストアワー」と称して、国際理解と英語の運用力を高めるために Dr. フォニックス専属の外国人講師が指導にあたる。日本語は一切禁止。うっかり日本語を使うと、他の生徒が「No Japanese, please!」と注意する場面も。レッスンの内容は、英語の歌を歌ったり、踊ったり、絵本を一人ずつ読んだりと、子どもを飽きさせないよう、1回のレッスンの中に、いろいろなアクティビティが組み込まれている。

教室イメージ英語を始める適切な年齢および英会話学校を選ぶポイントをスタッフの方に伺ってみた。「小学校低学年から始めるのがベスト、と私どもでは考えています。日常 の生活態度や思考力などの 面からスタート年齢を考えています。 低学年には歌やダンスなど低学年の意識に合致させた体感的なレッスンを、高学年に は自分の力で 読めるフォニックスルールの指導や書く英語を織り交ぜたレッスンを、さらに中学生 は思考力を駆使した プレゼンテーション能力をつけるためのレッスンを提供しています。
英会話学校に通うのであれば、カリキュラムがしっかりしていて、優秀な教師がいる学校を選ぶことが第一です。そういうところなら、何歳から始めても、大丈夫だと思いますよ」
(取材協力:Dr.フォニックス・イングリッシュアカデミー)

英語クラスのある幼稚園:予算(約3万円/月 入園料別)
〜先生と一緒に遊びながら英語に慣れる〜


英語の授業を取り入れてはじめた幼稚園が増えてきている。ネイティブの先生と遊びながら英語に慣れる、という感じの授業が多い。

英語クラスがあるのは、ほとんどが私立幼稚園。入園料は7万円〜23万円までと相当ばらつきがあるが、保育料は平均月に3万円前後がほとんどだが、月5万円を超えるところも。市区町村によっては補助金制度があるところもあるので、問い合わせてみよう。ちなみに、公立の幼稚園は、地域によって多少の差はあるものの、入学金は数千円程度、年間保育料が約7万円なので月額にすると約5800円と、やはり私立とは予算上、雲泥の差がある。

どの幼稚園を選ぶかは、地域ごとに幼稚園情報がまとまったサイトや本などを参考にし、親子で見学に行き、実際に確かめるのがいいだろう。

■参考図書■
神奈川県幼稚園ガイド
著者●マエマエ・ママズ
発行者●メイツ出版株式会社
価格●1500円(税別)
http://homepage2.nifty.com/maemama/sub2.htm
幼稚園情報のリンクはこちら

取材レポート:幼稚園での英語クラスの様子はこんなふう
幼稚園での英語のクラスは実際どのように行なわれるのか。3歳児から英語のクラスが受けられる、神奈川県横浜市の金の星幼稚園にお邪魔した。

講師はケンブリッジ大学認定の資格を持つイギリス人のポール先生。まずは「Good morning!」の挨拶から始まり、先生が部屋の中にある色を指して「Yellow!」「Red!」と単語を発音していき、園児が繰り返す(3歳児クラス)。

5歳児のクラスは、授業内容がもう少し高度になって、「One, two, three.....」と数の数え方を復習した後、「What is this?(これは何かな?)」「Rabbit!(うさぎ!)」と、受け答えをしながら動物の名前を覚えたり、「Is it cloudy today?(今日は、曇ってる?)」という質問に「No! It's sunny!(うぅん、晴れてる!)」と答えたり、簡単な英会話が続く。「Stand up!(立ちましょう!)」や「Sit down!(座って!)」といった指示も、ポール先生が体を使って身ぶり手ぶりでわかりやすく教えていく。覚えるというより「英語を体で感じる」といったふう。授業は週に1〜2回で、1回は15分と短いが、子どもの集中力を考えると、これぐらいでちょうどいいのかも。子どもたちが楽しそうに大声で英語をリピートしている姿が印象的だった。
(取材協力:金の星幼稚園)

インターナショナルスクール:予算(180万〜250万/年間)
〜 日本でありながら日本ではない?! 相当の覚悟と経済力が必要 〜


宇多田ヒカルのように、日本人の両親を持ちながら完全なバイリンガルに育つ子どものケースを見て、興味を持つ人が増えてきているインターナショナルスクール。だが、実は日本の法律上では義務教育資格とは認められないなど気になる点もある。

インターナショナルスクールとは、もともと、日本に滞在する外国人のための学校として始まった。現在では海外生活を経験し、日本の制度になじめない帰国子女を受け入れる学校としても大きな役割を果たしている。さらに、バイリンガルに育てたい、個性を尊重した教育を受けさせたい、という目的で、インターナショナルスクールに子どもを入れたがる日本人の親が急増しているという。

インターナショナルスクールのメリット
授業は英語で行なわれるところが殆どなので、英語力が身につくのはもちろんのこと、日本の学校とは違い、個性を重視する教育が受けられる。校則や制服もなく、学校生活のほとんどは個人の責任に任される部分が多い。授業も日本の学校のように教師が一方的に進めるのではなく、常に生徒との対話やディスカッションが基本となっている。「何才だから何年生」という考え方ではなく、その子の学力を重視するので、飛び級も落第もある。そして何よりも様々な国籍の子どもたちと肩を並べて学ぶことで、国際性や異文化への理解が身につくようになる。

インターナショナルスクールのデメリット
文部科学省によれば、インターナショナルスクールは学校教育法に定められている小・中・高校に該当しない各種学校の扱いとなる。つまり、日本の小・中学校の義務教育の卒業資格が取得できない。例えば、中学までインターナショナルスクールで過ごし、高校は日本の高校へ、と思っても、日本での義務教育を受けてないことになるので、日本の高校へは進学できない(ミッション系の高校など一部例外を除く)。また高校までインターで過ごした場合も、そのまま進学できる日本の大学は限られている。大検を受けるか、もしくは海外の大学に進学するしかない。また、日本国籍を持つ子どもを小学校からインターナショナルスクールに入れる場合、親が子どもに対する教育の義務を怠っているとみなされ、場合によっては10万円以下の罰金刑に処せられる場合もあると言う。

授業料
国の補助金がでないこともあり、授業料は非常に高い。学校にもよるが、年間の学費はおよそ180万〜250万。小学校から高校卒業までインターナショナルスクールに通うと、3000万円近くかかる計算になる。ちなみに、公立の学校に通えば、幼稚園から高校卒業まで平均515万円。インターナショナルスクールは、公立の6倍の費用がかかる。高いと言われている私立に幼稚園から高校まで通っても平均1200万円と、インターナショナルスクールの3分の1だ。(文部科学省 平成10年調べ)

日本人の入学状況
基本的に在日外国人の子どもたちのための教育機関であることから、外国人の子供が最優先され、その後は在学している子どもの兄弟姉妹、卒業生の子ども、という優先順位で生徒を受け入れている学校が多い。もともと募集枠が少ないこともあり、日本人の場合は帰国子女が優先、日本でずっと生活をしている日本人には、なかなか入学のチャンスはないようだ。ちなみに、学校とのやりとりはすべて英語なので、両親のどちらかが英語に長けている必要がある。

アイデンティティの問題
インターナショナルスクールに通うということは、日本に暮らしながら、日本の教育をまったく受けないということを意味する。子どもにいちばん大きな影響を与える学校生活や友だちと共有する文化が欧米式となるので、一般的な日本式とは異なる欧米式の考え方、文化や習慣などが身につくことになる。インターナショナルスクールに通う子どもは、日本人でありながら一般的な日本人とは少し違う自分に「自分は一体何人なんだろう」という疑問に一度は突き当たるという。親は、そういう面をも十分考慮して子どもの進路を考える必要がある。

(参考資料:『全国版 インターナショナルスクール活用ガイド』オクムラ書店)
インターナショナルスクールに関する情報源リンク集はこちら

英語学習教材・おもちゃ・ビデオ・絵本:予算(数千円〜)
〜楽しむことで、英語が身につく〜


家で、親子一緒に気軽に楽しめるのが、英語学習ビデオや、CD-ROM、絵本、おもちゃなどだ。予算は、数百円程度のアルファベットのカードや絵本などから、数千円のCD-ROMやビデオと、比較的お手ごろ価格。

英語学習グッズを選ぶポイントは、まず子どもが楽しめるかどうかだが、その判断は、大人とは違っていることもある。大人の判断だけで選ぶと、すぐに飽きてもう遊ばない、ということもある。子どもが何を飽きずに楽しくつづけるのか、そばでよく観察することも必要だ。

見せっぱなし、聞かせっぱなしにせず、本なら一緒に読むなど、できれば親も一緒に遊んであげよう。『勉強させる』のではなく、『一緒に楽しむ』姿勢が大切だ。遊びながら自然に英語に触れるためのものなのだから、学ぶことを強制しないように気をつけたい。ビデオ:英語学習ビデオ教材/アニメ映画などの英語版(切り替えができるものも)

ソフトウェア(CD-ROM):イラストや写真、画像をクリックして英単語を覚えていくというシンプルな作りのソフト(CD-ROM)から、冒険ストーリーを主人公と一緒に進みながら、途中で出てくるゲームをクリアしていくうちに楽しみながら英語の単語や会話などが身につく『フレッドのぼうけん』のような教育的に優れた設計のソフトまで、いろいろな種類がある。

学べるおもちゃ:今、アメリカで人気なのが、「Leap Pad」という学習おもちゃ。文字をペンでなぞるとお話を読んでくれたり、アルファベットの発音をしてくれたり、歌ってくれたりと、機能満載。ほかにもAからZまでのフラッシュカードを本体に差し込むと、アルファベットや単語を発音してくれる「アルファベットフラッシュカード」も人気。これらは、実際にアメリカのこどもたちが、文字や数字を覚えるのに使われている。日本では、インターネットで購入可能。→こちら

絵本:「くまのプ−さん」や「Curious George(おさるのジョージ)」、「はらぺこあおむし」(『The Very Hungry Caterpillar』)で日本でも有名なエリック・カールシリーズなどから、ボタンを押すと登場人物が英語で話してくれる絵本まで、英語に親しめる絵本の種類はたくさん。最近の英語の絵本には、テープがついているので、発音に自信のないお母さんも安心だ。

ビデオ:英語学習ビデオ教材/アニメ映画などの英語版
「機関車トーマス」「くまのプ−さん」「テレタビーズ」など、こども向けの簡単な英語を使ったビデオなら、最初は英語があまりわからなくても、映像で楽しんでいるうちに英語に慣れることができる。また最近は「となりのトトロ」「魔女の宅急便」など日本アニメの英語版も登場しているので、日本語版が好きなら見比べてみるのも面白い。



テレビ番組:予算(0円〜)
〜ヨーロッパ人が英語がうまいのは、子どもの頃から英語のテレビを見ているかららしい〜


ネイティブかと思うほど流暢に英語をあやつるヨーロッパの人は多いが、特に自然に話す人にその理由を尋ねると、「特別なレッスンなどではなく、ただ子どもの頃から母国語のテレビ番組と同じように英語のテレビ番組を見ていたからかも」と言う人が結構いる。

実際、TOEFLの平均点が非英語圏の中でトップクラスのオランダでは、小学校で週1時間ほどの英語授業があるにすぎない。しかし、小さい頃からテレビで英語の漫画や映画を見ているという環境が、英語習得に大きな効果を与えているという研究結果がある。BBC(英国国営放送)やCNN(米国24時間ニュースチャンネル)が一般チャンネルで流れるのはもちろんのこと、オランダ放送局でも頻繁に英語の漫画放送があり、映画も吹き替えなしで、オランダ語の字幕をつけて放映している。

日本で、もっとも気軽にしかも経済的に(!)英語に触れる方法は、テレビの英語番組や英語のアニメだろう。3〜4歳には難しいものもあるが、ビジュアル的に面白いものが多いので、まずはテレビをつけてみよう。NHKなどでの一般地上波放送の他、衛生放送やケーブルテレビでは、英語圏の子ども向けのテレビドラマなど番組数も多い。

英語を学ばせるための番組だけでなく、『ポケモン』のように、ちびっこに人気の日本のアニメも、実は、ほとんどがバイリンガルで放送されている。本放送は日本語で、再放送は副音声の英語で、という見方も考えられる。
英語に触れられるテレビ番組の情報源リンクはこちら

イラスト:コレクト
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→Page3は「実際のところを聞かせて! 英語&目指せバイリンガル子育て 体験談インタビュー」