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◇ペンネームかイニシャル:Y.M.

◇年齢:30代前半

◇性別:女性

◇海外で仕事をした期間と場所:
(アルバイト時代を含め)3年7カ月、オーストラリア・シドニー

◇海外赴任前と後のごく短い経歴:

大手情報機器メーカーのアフターケアサービス部門で約4年間、大阪、奈良で営業事務担当として勤務した後、ワーキングホリデー・ビザで渡豪。1年間の滞在後、日本に帰国。1年半後に学生ビザで再渡豪、現地のカレッジで「ビジネスマネージメント」を勉強し卒業後、学生時代からアルバイトをしていた現地法人である貴金属・時計・医療機器等の流通 ・販売を扱う会社に就職。時計部門のマネージャーとして、サプライヤーやバイヤーとの交渉や接客及び部下のトレーニングを担当した。

◇ オーストラリアでのビジネスを通じて感じた価値観の違い

多民族国家ということで有名なとおり、会社にはいろいろな人種がいて仕事を進める上で彼らのバックグラウンドを理解することが非常に重要なポイントでした。

たとえば、日本人は任せられた仕事が終わらなければ残業してでもやることが多いのですが、オーストラリア人は夕方5時が勤務終了なら、仕事が残っていてもその時間で帰宅します。プライベートの時間を重視しているわけです。家族と過ごしたり、自分の時間をとっても大切にする人たちで「仕事はちゃんとやるけれども、自分の時間を犠牲にしたくはない」というポリシーをひしひしと感じました。

あと、オーストラリア人だけでなく、各人種をまんべんなく雇用するということが法律で決められているので、どこの会社にもさまざまな人種が働いています。人それぞれで、価値観や生活習慣が違うので、仕事を任せるときは予測をたててから任せるに限ります。

こんなエピソードがあります。インドネシア人に仕事を頼んだところ「ラマダン」というイスラム教の「断食月」に入っていたため「祈りの時間だから」といってその時間は部屋に閉じこもってしまって頼めなかったということがありました。このようなことはオーストラリアでは当たり前です。

◇業務評価・昇給のしくみ

給料は年俸制で1年間の勤務後、昇給を願う場合は自分で交渉します。いくら結果 が良くても「その事実」をアピールしなければ会社は昇給に応じません。

他にはインセンティブがあり、成績の良かったものは日本でいうところの「ボーナス」が支給されました。解雇などに関しては非常に厳しく、「仕事ができない」と判断された人は2週間〜1カ月の通 知で解雇されます。

◇休暇について

休暇については、年間で有給休暇が20日間もらえたので、だいたいの人は他の休みと一緒に1カ月くらい休暇を取っていました。

◇これからオーストラリアで仕事をする皆さんへ

ご存知の通り、オーストラリアは「多民族国家」です。 特にアジアからの移民が多いので日本人としては他国に比べたら、なじみやすい国ではあると思います。ただ、よく新聞などの媒体でいわれていることですが日本人は「アジア人の中ではいちばん」と思っている人がいますがオーストラリアにおいて、そのようなおごった考え方は捨てるべきです。民族それぞれの考え方、価値観で彼らは働いて生活している訳ですから(もちろん、オーストラリア人も同様です)。一緒に仕事をする上で最初は戸惑うことも多いと思いますが、それらを理解し共鳴しながら仕事を進めていかれることをおすすめします。

せっかく海外に行っていろいろな人種と触れ合うわけですから、彼らの政治、宗教、生活についての考え方などを聞いて影響を受け、考えて、それをこれからの自分の人生に活かしていただきたいと思います。日本にいてはわからなかったことや知らなかったことが体験できますよ! 言葉に関しては「オージーイングリッシュ」とよく言われますが、イギリスの影響を濃く受けているのでアメリカ英語のように言葉をあまり短縮せず、はっきりと文法的にもきちんと話すので理解しやすいと思います。ですが、「自己主張」をはっきりしないと仕事はもちろんのこと、生活にも支障をきたすと思うので躊躇せずに話すことが良いと思います。



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