レッスンについて
平日毎日更新
TOEIC730点をめざす
TOEIC600点をめざす
TOEIC450点をめざす
英検2級対策
トラベルイングリッシュ
毎週金曜更新
ビジネス英語エクササイズ

Section Top
オンライン英語講座Top
Cultural Hints on the West Wing
ネイティブ感覚で観る『ザ・ホワイトハウス』
Latest Neologisms 100
現代用語を英語にする100選
Express Your Feeling
口語英語で気持ちを伝えよう
Cross Culture
クロスカルチャー
Dr.English's English Clinic
Dr. イングリッシュ

英語の資格と検定試験
データベース

日本で受験可能なすべての試験を網羅
英語関連の学会・非営利団体
ESUJ
日本英語交流連盟
ETJ
English Teachers in Japan
英語タウンでは英語に関する非営利団体・学会をサポートしています。
詳しくはこちら

英語ができる著名人インタビュー
海外ドラマで英語を学ぶ
映画で英語を学ぼう
バイリンガル
ベストセラーで学ぶ
英語圏への留学・旅行
ビジネス英語
英語学習グッズ
国内・海外スクールサーチ
翻訳・通訳になるには
英語を使う仕事を探す
英語カルチャーを知る
リンク集
英語リスニングクイズ
有名人ブログ
ポッドキャスト番組

英語の資格試験データベース
国内・海外スクール検索
英和辞書
リンク集


How to Advertise
広告掲載について
Tell a Friend
友達にも教える
Add to Favorites
このページを
お気に入りに追加
英会話に即、役立つ!

英語タウンの無料メルマガ

英語のヒントを無料登録する

英語カレッジ
ネイティブ感覚で観る『ザ・ホワイトハウス』


Updated every Monday, 更新日:7月9日

ジャーナリスト 西森マリー先生

西森先生
西森先生のプロフィール
人気海外ドラマ『ザ・ホワイトハウス』を題材に、アメリカ在住ジャーナリスト、西森マリーさんが英語の台詞とその背景をわかりやすく解説。アメリカの社会背景・文化を知れば英語の台詞もなっとく、楽しみながらアメリカの「今」を学ぼう!


ネイティブ感覚で観る『ザ・ホワイトハウス』 88
亡くなった候補者の弔い合戦
Avenging the Dead Candidate
From Season 4 episode 7, "Process Stories"
 

4回にわたって、エピソード7のバックグランドの解説をお届けしています。


今週は、候補者が亡くなった後の選挙の進め方に関する話題をお届けしましょう。

まず、ニュース番組のアンカー・ウーマンとリポーターのやりとりと、それをテレビで見ている広報部次長サムのリアクションを見てみましょう。

Anchor: Gail, is there any word on who the Democrats might run in the special election?
Sam: Get him. Got to get him.
Reporter: No, there isn't. Not yet. But I can report a rumor that's been making its way around...
Sam: Of course you can. Why not?
Reporter: ...the former Orange County resident and current White House Senior Advisor Sam Seaborn will seek the seat.
Anchor: Sam Seaborn, of course, an architect of the President's first victory as well as his--I think we have to start calling it a landslide-- tonight.
アンカー: ゲイル(リポーターの名前)、(死亡した候補者が当選した後に行われる)特別選挙で、民主党が誰を候補者として立てるか何か話が出ていますか?
サム: ウィルに連絡とってくれ。彼と話さないと。
リポーター: いいえ、出ていません。まだ今のところは。でもここで流れている噂に関してならリポートできます。
サム: だろうね。リポートしろって。
リポーター: オレンジ・カウンティに以前住んでいたホワイト・ハウスのシニア・アドバイザー、サム・シーボーンが立候補する、という噂です。
アンカー: サム・シーボーンは、ご存じの通り、バートレット大統領に最初の勝利をもたらした立役者で――今夜は大統領の圧勝、ということになりそうです。

カリフォルニア州の47区で亡くなった候補者が当選確実になったとたんに、メディアの目はすぐに次の特別選挙に向いている、というこの設定は、「候補者が死んだら、死体がまだ温かいうちから次の候補者を擁立しなければならない」という政治の厳しい現実を反映していますよね。

政界では、たとえ候補者が死んでも、「まだ亡くなったばかりなのに次の選挙の話は早すぎる」などと悠長なことは言っていられない、ってことですよね。


次に、サムが立候補すべきかどうかに関して話し合う次席補佐官ジョシュと彼の恋人エイミーとのやりとりを見てみましょう。

Amy: He should do it; that's actually what I came here to tell you.
Josh: What do you mean?
Amy: He should run.
Josh: He'll get killed.
Amy: Yeah, but tomorrow morning, you're going to face a very angry minority who don't feel the President did enough to make them the majority.
Josh: Angry House Democrats. I'm shivering, hold my hand.
Amy: I'm saying...
Josh: You know what, the President's coattails were long enough to elect a Democrat out of Orange County with literally no pulse. Any Congressman complaining...
Amy: Will be smoothed over...
Josh: Who has to...
Amy: Will be smoothed over if the President sends a top lieutenant still shining from victory on a suicide mission to Disney's California Adventure.
エイミー: サムは出馬すべきよ、って言いたくてあなたに会いに来たの。
ジョシュ: どういう意味?
エイミー: 出馬すべきってこと。
ジョシュ: 惨敗するだけだ。
エイミー: ええ、でも、明日の朝、少数の民主党議員が「大統領の援助不足で負けた」と怒鳴り込んでくるでしょ。
ジョシュ: 怒った民主党下院議員たちかぁ。怖くてふるえちゃうよ。僕の手、握ってくれ。
エイミー: 私が言いたいのは…
ジョシュ: そうか、大統領の威光は偉大なものだから彼の七光りでオレンジ・カウンティでは文字通り脈のない候補者が当選した、ってことだ。文句を言う下院議員を…
エイミー: なだめることが…
ジョシュ: 彼らを…
エイミー: なだめられるのよ。もし大統領が、勝利の栄光がまだ続いている自分の右腕をディズニーのカリフォルニア・アドベンチャーの決死作戦に送り込めばね。
ザ・ホワイトハウス ― フォース・
シーズン コレクターズ ボックス 発売中!
Buy From Amazon.co.jp
選挙で負けた民主党議員からの「大統領の支援不足で負けた」という文句を交わすためにサムを使おう、というジョシュとエイミーの会話は、政治の世界ではあらゆることが計算ずくで動いている、という現状を鋭く反映していますよね。

大統領選の地滑り的勝利の興奮が冷めないうちに、亡くなった候補者を支持した人々の候補者に対する思い入れを新たなる候補者への動員力へ変えよう、ということなんですよね。


この後、ジョシュはカリフォルニア州第47区の選挙を仕切っているウィルに電話して、47区での世論調査の結果を教えてもらいます。

で、大統領の支持率は42%、不支持率48%、自分たちと同じ価値観を持っているか、という質問に対しては37%がYesと答えたのに対し、58%が Noと答えたこと、経済政策では支持41%/不支持51%、強いリーダーかどうかに関してはYesが37%/Noが44%であることを知ります。

47区が決して大統領を支持しているわけではないことがはっきり分かった後の、スタッフたちの会話を見てみましょう。

まず、報道官C.J.がサムに出馬を支持すると言った後、エイミーとジョシュがこう言っています。

Amy: I also think you'd be a home run choice. You're going to raise a lot of money. I'm going to help you and I have a hunch the President, who just won a landslide, will be making some visits as well. You'll be the best funded Democrat ever run in 47. You're not going to win, so you can't lose.
Josh: I think you'd energize the state party. We're not going to let you look like a fool. We won't allow it.
エイミー: 私もあなたは最高のチョイスだと思う。あなたなら資金をたくさん調達できるわよ。私が助けてあげるし、圧勝したばかりの大統領も何度か47区で応援演説をしてくれるという気がするわ。47区で未だかつてない資金供給を得た民主党候補になれるわよ。勝つことはできないから、あなたにとっては失うものはない、ってことだし。
ジョシュ: 君が出馬すればカリフォルニア州の民主党を活気づけることができるだろう。君を笑いものにはさせないよ。そんなことは僕たちが許さない。

エイミーの最後の一言は、「結果的には負けて下院議員にはならずにすむから、またホワイトハウスに帰ってこられるので失うものはない」という意味です。

サムが負けることは分かっていながら、カリフォルニア州の民主党を活気づけるために出馬を支持する、というエイミーとジョシュの政治の駆け引きは、常に全体像を視野に入れているポリシー・メイカーならではのビジョンですよね。


最後に、「負けた後はどこにも行き場がない」と出馬に反対する広報部長トビーに言ったサムの一言を見てみましょう。

I don't know. I don't know. I worked in a State Assembly race in Manhattan in a district where Democrats outnumbered Republicans 16 to 1.
「さぁ、どうかなぁ。僕は前に民主党派と共和党派の比率が16対1というマンハッタンの選挙区で州議会の選挙運動をやったことがあるんだ。
But everywhere we went, there'd be one lone poster of a right-wing nutbar who wanted to eliminate the income tax. And he was holding up signs and canvassing everywhere and bugging the local reporters until we had to comment on it.
そのときどこへ行っても所得税廃止を主張してるクレイジーな右翼の候補者のポスターが一枚だけ貼ってあって、彼はあらゆるところにプラカードを掲げて出没しては地元のリポーターたちにせっついて回って、結局リポーターも彼のことをネタにせざるを得なかった。
So I introduced myself to his campaign manager, and I said, "What are you doing? Your candidate doesn't have a chance and neither do your issues." He said, "This is what I believe. And no candidate gets to run in my district without speaking to my issue." I came this close to voting for him.
で、僕が彼のキャンペーン・マネージャーに自己紹介しに行って、『なんでこんなことしてるんですか? あなたの候補も彼の言い分も受け入れられるはずがないのに』って言ったら、こういう答えが返ってきたんだ。『私は信条を貫いているだけだ。この選挙区で立候補する政治家は(我々が存在する限り)この課題(所得税廃止)にふれないわけにはいかないだろう』この返事を聞いて僕は彼に投票しそうになったほどだよ」

たとえ負けると分かっている四面楚歌の状態でも、立候補して孤軍奮闘しメディアに扱ってもらえれば、対立候補も自分が公約としてあげている課題に関してなんらかのコメントをしなければならないので、自分が正しいと信じている課題に焦点をあてることができる、ということですよね。

つまり、勝算のない出馬も、信条を貫く、という点で正義感に満ちているし、いい意味で話題作りになれるし党を活気づけることもできるので、捨てたもんじゃない、ということなのです。

ちなみに、このエピソードが放送されたのは2002年11月13日。「立候補者が死んだ場合(Dead Candidate)」のコラムでもちょっとふれましたが、2002年の中間選挙のほんの10日ほど前の10月25日に民主党の中でも特にリベラルなミネソタ州選出のポール・ウェルストーン上院議員が飛行機の墜落事故で亡くなり、民主党派の人々(つまり『ザ・ホワイトハウス』のファンたち)が彼の死をまだ悼んでいる最中でした。

ウェルストーン氏は、当時アメリカ全土が右翼化してイラク侵略戦争を支持していた中、ほとんどたった一人で戦争反対を訴えていた政治家で、平和支持者たちは彼のことを「a voice in the wilderness(荒れ野で叫ぶ声)」にたとえ、彼の勇気に感銘を受けていました(イエスを洗礼した予言者ヨハネが、イエスが有名になるずっと前から「悪に背を向けて改心せよ」と一人荒野で叫んでいたことから、a voice in the wildernessは「孤軍奮闘して正義や真実を訴える声」という意味でよく使われています)。

ですから、このエピソードが放送されたときにサムの台詞を聞いた人たちは、ウェルストーン氏のことを思い出して目頭が熱くなっていたのですが、あれから5年たった今でも、サムの台詞とウェルストーン氏の孤軍奮闘ぶりをオーバーラップさせると胸がジーンとしてしまいます。

なにしろ、ウェルストーン氏は社会福祉や環境保護、人権擁護、戦争反対など民主党の一番いいところを妥協無しに主張していた「True Blue Liberal(真にリベラルな芯からの民主党員)」と言われた人物なので、ウェルストーン氏の飛行機墜落事故に関しては、いまだに「ブッシュ政権の工作員による犯行では?」という陰謀説を信じている人が少なくないんですよね。

ちなみに、ミネソタの選挙結果は、ウェルストーン氏の代わりに立候補したモンデール氏がリベラル度が足りない中道派だったため、ウェルストーン支持派の票がいまいち伸びず、残念ながら共和党のコールマン氏が当選してしまいました。

で、2008年には社会福祉、環境保護、人権擁護、反戦などのあらゆる面で超リベラルなアル・フランケン氏がミネソタの上院選に立候補することになっています。

アル・フランケンはハーバード出のキレモノのコメディアンで、数々のベストセラー本を出版している他、アル・ゴア前副大統領のスピーチ・ライターも務め、数年前からリベラルなラジオのトーク・ショーでDJをしたり、政治番組のコメンテーターなども務めていました。

フランケン氏のファンは大学生やインテリ層と、労組や教員組合などの民主党の基盤。つまり、ウェルストーン氏の支持基盤と一致しているので、2008年の選挙では、フランケン氏がウェルストーン氏の意志を継いで2002年の雪辱を果たせるだろう、と言われています。


来週は、シングル・マザーに関する話題をお届けします。お楽しみに!


ボキャブラリー
democrat:民主党員
landslide:大勝(選挙での地滑り的勝利)
shiver:震え
coattail:七光りの、威光をかりた
hunch:直感、予感
energize:活気づける
wilderness:荒野



ザ・ホワイトハウス ― フォース・シーズン コレクターズ ボックス 発売中!

価格:¥11,918(税込)
字幕:日本語・英語・日本語吹替え用字幕
音声: 英語・日本語
DVD発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ

>> アマゾンで購入する
英会話電話レッスン
talkline英米人講師に直接電話して受講。開講29年。トークライン。書いた英文のチェックにも使える。
【電話英会話】

秋のスクール特集
秋のスクール特集 秋から気分一新! スクール選びに役立つ先輩の声特集。自分にピッタリの学習スタイルを見つけよう。
【特集記事】