| 【今週の新語】 |
防水家電
waterproof consumer electronics
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これは厳密には新語ではないが、最近テレビやマスコミに頻繁に登場するので現代語として取り上げた(*脚注1)。
「防水家電」とは「防水機能の付いた家電製品」を指し、以前から「防水小型テレビ」等が有名であったが、最近になって「防水ケータイ」や「防水パソコン」等と「防水」が売り物の家電製品が続々と登場してきた。報道によると、こうした傾向が顕著になった主な理由はお風呂、特に若い女性の「長風呂」である(*脚注2)。つまり、ぬるま湯で下半身だけつかる「半身浴」が美容やストレス解消によいとされると、「長風呂」が若い女性を中心に広まり、お風呂の上に防水の「ワイヤレスモニター」や「デジタルオーディオ」を浮かべて映像や音楽を楽しむようになったため「防水家電」が爆発的に売れるようになった。
例えば、ツインバード工業の防水ワイヤレスモニターの「リンクザバディ」(6万円位)は付随する電波を飛ばす送信機を地上デジタル放送受信テレビと接続すれば、リビングと同じ映像をお風呂で楽しめる。また、KDDIが最近、発売した一部のauブランドの携帯電話の機種では「お風呂やキッチンでワンセグが視聴できる」耐水性がウリである。また、パソコンでも、東芝の「ダイナブックSS」の最新機種は、誤ってコーヒー、水、コーラ等を100グラム程度こぼしても3分間は正常動作を維持できるという(*脚注3)。便利な時代になったものである。
「防水家電」の英訳語であるが、日本にあるあらゆるオンラインや紙の和英辞典を調べても見つからなかった(*脚注4)。そこで、いつものとおり、友人の英米人記者と一緒に作り挙げたのがwaterproof consumer electronicsである。Waterproof(防水の)の代わりにwatertight、またconsumer electronics(家電)の代わりにelectric household appliancesをつかってもよい。これは英米にもある製品なので、問題はない。なお、下記はconsumer electronicsの訳例である。
[訳例]
LAS VEGAS--Walking into the annual Consumer Electronics Show last week was like entering an electronics superstore, only a hundred times bigger, louder and more crowded...
(要約:先週、年1回の「家電ショー」に行ったのは、電器のスーパーに行くのと変わりないことなのだが、それは、スーパーよりも百倍大規模で、騒がしく、混み合っている…)
(The Seattle Times via Knight-Ridder/Tribune Business News, Jan. 13,2002, "Las Vegas Consumer Electronics Show Displays Latest Devices")
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【こんな風に使ってみよう! 会話例】
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Wife: I heard that a long bath is good for one’s aesthetics, and I might watch TV with a waterproof monitor, in a bathtub.
長風呂が美容にいいって聞いたんで、今度お風呂に入りながら防水モニターでテレビでも見ようかしら。
Husband: You must be kidding! That monitor is one of the waterproof consumer electronics which are now trendy. What a wonderful era we live in!
ヘー。それは今はやりの防水家電の一種だな。時代だな!
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脚注
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*1. 産経新聞2007年6月24日最終版、5面「『防水家電』拡大」参照。残念ながら「防水家電」の項目は「現代用語の基礎知識2007」(自由国民社2006年刊)や「朝日現代用語知恵蔵2007」(朝日新聞社2006年刊)にはない。
*2. 上記産経新聞記事参照。
*3. 同上。
*4. ちなみに、研究社のオンライン辞書のKOD(Kenkyusha Online Dictionary)やアルク社のオンライン辞典「英字郎」には2007年8月9日時点では「防水家電」の項目はない。
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【先週の復習】
英語で「税源移譲」ってなに?
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