| 【今週の新語】 |
郵政民営化
postal privatization
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小泉政権は去る9月26日退陣したが、彼が2001年4月に政権の座に就いて以来、終止問題にしたのが「郵政民営化」であり、最終的に勝利に終わったので取り上げた(*脚注1)。
「郵政民営化」とは文字通り、「郵政と呼ばれる郵便事業を民間に経営を移行」させることで、小泉首相が「改革の本丸」と位置づけたもの。この問題は日本の世論を二分し、昨年衆議院で一旦可決されたが参議院で否決されたため、小泉首相は総選挙で国民に信を問い、大勝利したものである。民営化しなければいけない理由は明白で、その250兆円にも達する巨大な郵便貯金が財政投融資計画の名のもとで浪費され、郵便事業そのものに無駄が多かったからである。英断である。
郵政民営化法案は2005年10月成立し、現在の「日本郵政公社(Japan Post)」は来年10月に完全に民営化され、持ち株会社「日本郵政会社」の下に次の4つの事業会社に分割され所属する。全国に約2万4000ヶ所ある郵便局の運営は「郵便局会社」が一括し、手紙やはがき、小包の配達をする「郵便事業会社」と、郵便貯金を引き継ぐ「郵便貯金銀行」(商号「ゆうちょ銀行」)や簡易保険を手掛ける「郵便保険会社」(商号「かんぽ生命保険」)がそれぞれ、郵便局会社に業務を委託することになっている。
「郵政民営化」の英訳語は色々調べた結果、postal (service) privatizationあるいはprivatization of the postal services [system] が最適となった(*脚注2)。また、「日本郵政公社」の広報担当に問い合わせたら、「郵政民営後の持ち株会社や4つの事業会社の英語名は決定していない」とのことであった。
[訳例]
TOKYO(UPI via COMTEX)--Letters getting lost in the mail is almost unheard of in Japan, and letters posted in a major city almost certainly arrive the following day to most domestic destinations. So calling for privatization of the postal system to ensure more efficiency seems a redundant one at first blush...
(要約:日本で郵便で手紙を紛失することはほとんど聞いたことがないし、大都市では投函した手紙は翌日に日本の国内の目的地に配達される。そうであれば、これまで以上の効率化を得るための「郵政の民営化」の要求は、一見したところ不必要なようにみえる…)
(United Press International, Sept. 7, 2004, “Will Postal Privatization Boost Japan?")
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【こんな風に使ってみよう! 会話例】
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A girl: I heard that at this time next year, the postal services will be privatized. Why are they to be privatized?
来年の今頃、郵便局が民営化されるって聞いたんだけど、どうして民営化されることになったの?
Her friend: The major reason is that the gargantuan postal savings of 250 trillion yen have been wasted on public works projects. So the postal privatization was a must and indispensable to make the government more efficient.
250兆円も郵便貯金が無駄な公共事業に使われてきたからよ。この「郵政の民営化」は政府の効率化に必要不可欠なものだったのよ。
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脚注
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*1.日経ホ−ム出版社編「日経4946File 2006年10月号」(39号)9頁「郵政民営化」参照。
*2.最新オンライン辞書「英辞郎」(アルク社、2006年10月23日時点)「郵政民営化」参照。日本最大の和英辞典「研究社新和英大辞典第5版」そして、研究社が運営するオンライン辞典(有料)のKOD(Kenkyusha Online Dictionary)(2006年10月23日時点)には「郵政民営化」の項目はない。
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ボキャブラリー
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【先週の復習】
英語で「顔文字」ってなに?
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