レッスンについて
平日毎日更新
TOEIC730点をめざす
TOEIC600点をめざす
TOEIC450点をめざす
英検2級対策
トラベルイングリッシュ
毎週金曜更新
ビジネス英語エクササイズ

Section Top
オンライン英語講座Top
Cultural Hints on the West Wing
ネイティブ感覚で観る『ザ・ホワイトハウス』
Latest Neologisms 100
現代用語を英語にする100選
Express Your Feeling
口語英語で気持ちを伝えよう
Cross Culture
クロスカルチャー
Dr.English's English Clinic
Dr. イングリッシュ

英語の資格と検定試験
データベース

日本で受験可能なすべての試験を網羅
英語関連の学会・非営利団体
ESUJ
日本英語交流連盟
ETJ
English Teachers in Japan
英語タウンでは英語に関する非営利団体・学会をサポートしています。
詳しくはこちら

英語ができる著名人インタビュー
海外ドラマで英語を学ぶ
映画で英語を学ぼう
バイリンガル
ベストセラーで学ぶ
英語圏への留学・旅行
ビジネス英語
英語学習グッズ
国内・海外スクールサーチ
翻訳・通訳になるには
英語を使う仕事を探す
英語カルチャーを知る
リンク集
英語リスニングクイズ
有名人ブログ
ポッドキャスト番組

英語の資格試験データベース
国内・海外スクール検索
英和辞書
リンク集


How to Advertise
広告掲載について
Tell a Friend
友達にも教える
Add to Favorites
このページを
お気に入りに追加
英会話に即、役立つ!

英語タウンの無料メルマガ

英語のヒントを無料登録する

英語カレッジ
アメリカン・カルチャーを知る英語講座

Updated every Monday, 更新日:8月1日

ジャーナリスト 西森マリー先生

西森先生
西森先生のプロフィール
日本ではほとんど知られていないもう一つのアメリカから情報発信するジャーナリスト、西森マリーさん。背景を知れば、英語もなっとく。マリーさんから、もう一つのアメリカとアメリカ英語の背景を学ぼう!


アメリカン・カルチャーを知る英語講座 69

映画に出てくる翻訳不可能なジョーク2〜『シャーク・テイル』
Shark Tale
 

今週は、映画『シャーク・テイル(原題:Shark Tale)』に出てくるジョークを見てみましょう。

『シャーク・テイル』は、子供向けの作品なのに小学生に通じない大人向けのジョークもたくさん出てくる、という典型的なドリームワークスのアニメです。

まず、台詞以外のダジャレを見てみましょう。
オスカーが住んでいる海底の街にあるお店の名前がいちいち凝ってるんですよね。

最初に目につくのはMARTHA STURGEON'S flowersというお花屋さん。 sturgeonは「チョウザメ」のことなんですけど、アメリカ人はこの看板を見て、インテリア・デコレーションや料理などの大御所マーサ・スチュアートのパロディだと分かるんですよね。

彼女は、インサイダー取引で有罪になり、この映画がリリースされた時はちょうど投獄されたばかりだったので、どん欲なチョウザメのイメージがあまりにぴったりで笑えるんですよね。

Prawn Shop We Sell Quality Stolen Goods(プローン・ショップ 良質の盗品を販売)という看板も小学生向けのギャグではないですよね。

pawn shop(質屋)prawn(エビ)をかけた言葉遊びは、翻訳不可能ですよね。 ハリウッドの観光名所「ウォーク・オブ・フェイム」のパロディも笑えます。

Russel Croweの代わりにMussel Crowemusselはムラサキイガイ)、Jessica Simpsonの代わりにJessica Shrimpsonsimpshrimp小エビに変えたもの)、Rod Stewartの代わりにCod Stewartcodは鱈)など、翻訳不可能なダジャレがいっぱい!


次に、通常のイディオムを魚らしい表現に言い換えた台詞をいくつかご紹介しましょう。まず、ドン・リノがサイクスに言う一言、

It's a fish-eat-fish world. You either take or you get taken.


これは a dog-eat-dog world(食うか食われるかの熾烈な社会)をもじったもの。

大きな魚が小さな魚を食べる、という魚の世界を言い表すには、まさにa fish-eat-fish worldというパロディ表現がぴったりですよね。

サイクスがオスカーに言う、

You're in trouble up to your gills.

という台詞は、be in trouble up to one's neck(トラブルに首までどっぷり浸かっている)というイディオムのneckgills(えら)に言い換えたもの。こういう細かいギャグを外国語に訳すのは至難の業でしょうねぇ。

タツノオトシゴのレースのシーンは、タツノオトシゴの英語が、sea horse(海の馬)だと知っていると、horse race(競馬) sea horse raceの言葉遊びに笑えますよね。


Sharkslayer
(鮫殺し屋)として有名になったオスカーのパーティーで、サイクスが言う、

Oscar, raise the reef, raise the reef, buddy.

は、raise the roof(パーティを盛り上げる、大騒ぎする)roofreef(礁)に言い換えたもの。 (Sharkslayerは中世の騎士道物語によく出てくるdragon slayer/dragonslayer (ドラゴン殺し屋、ドラゴンを殺してお姫様を救い出した英雄)のパロディです)

レニーの一言、High fin, low fin.は、High five, low five. (手をたたき合って交わす挨拶)five(5本の指)fin(ヒレ)に変えたもの。いちいち芸が細かいですよね。

オスカーの親友アンジーを誘拐したドン・リノの部下、ルカがオスカーに脅迫電話をかけるシーンにも笑える台詞が登場します。

Now there's gonna be a sit-down in one hour. Be there, if you don't wanna see her sleepin' with the fishes. The dead ones.
「一時間後に集会があるから、来いよ。来ないと、彼女が魚たちと眠ることになる。死んだ魚たちとだ」

sleep with the fishesはマフィア御用達の一言で、you'll be sleeping with the fishesは「おまえを殺してやる」という意味で使われます。 マフィアが人を殺すときは、証拠を残さないようにするために死体の足をコンクリートにつけて、それを重しにして海に沈めるので、死体は「魚と一緒に眠る」わけです。

でも、アンジーはそもそも魚なので、このマフィア用語だけでは意味が明瞭ではないため、ルカはわざわざ「死んだ魚と一緒に(眠ることになる)」という一言を付け加えているんですよね。


魚関連以外のジョークも一つご紹介しておきましょう。 レニーとフェイクの闘いをしている最中、レニーの口の中から姿を現したオスカーがこう言っています。

Are you not entertained?
「楽しんでないのか?(俺たちはあんたら観衆を十分楽しませてやってるから文句ないだろう?)」

You can't handle the truth.
「おまえは真実に耐えられない」

You had me at hello.
「ハローと言われた時点で既にあなたを許しちゃったわ」

これは、それぞれ映画『グラディエイター』でマキシマスが言う台詞、『ア・フュー・グッド・メン』でジャック・ニコルソンが言う名言、『ザ・エージェント』でレネー・ゼルウィガー(アンジーの声)がトム・クルーズに言う台詞なんですよね。


シュレック同様、『シャーク・テイル』のキャラクターたちの英語も、役柄設定に大きく貢献しています。

オスカー(声:ウィル・スミス)は典型的なエボニクス*脚注1)なので、ヒップでクールな感じがしますが、アンジーはクセのないアメリカ英語で庶民的な感じがします。

レニー(ジャック・ブラック)はごく一般的なアメリカ英語を話していますが、ドン・リノ(ロバート・デ・ニーロ)などの鮫たちやサイクス(マーティン・スコセッシ)は典型的なイタリア訛りのアクセントでマフィア用語がよく出てくるので、いかにもゴッド・ファーザーの鮫バージョンっていう感じがするんですよね。

ちなみに、TVリポーターのKatie Current (currentは「最新の」「潮流、海流」)の声を担当しているのは、NBCの朝のワイドショーの司会者Katie Couric。 オスカーがSharkslayerだというニュースを伝えるときに、

You heard it here first.
「最初に報道したのはここ(この番組)です」

と言っていますが、これは90年代以降、視聴率競争でトップを独走しているNBCの報道番組のキャスターたちがよく使う一言です。 ダジャレや言葉遊びがふんだんに含まれた『シャーク・テイル』、『シュレック2』同様、是非ともオリジナルの言語でもう一度お楽しみになってください!

脚注
*1.エボニクス(Ebonics
ebony(黒檀)とphonics(音声学)から成る造語で、アフリカン・アメリカンのスラング表現のこと。

関連サイト

『シャーク・テイル』の公開時のオフィシャルサイト

DVD『シャーク・テイル』

  DVD『シャーク・テイル』

マーサ・スチュアートのホームページ
 

ボキャブラリー
prawn:エビ、クルマエビ、テナガエビ
sea horse:タツノオトシゴ
fin:ヒレ

英会話電話レッスン
talkline 米国人講師多数の電話、携帯端末、スカイプに直接電話して受講。書いた英文の添削にもどうぞ。
【電話英会話】

社会人向け英会話
スキルを磨こう! スカイプによるオンラインレッスン。ネイティブ英語ではなく、あくまで日本人としての「現実的な英会話」を習得
【英会話教室】

動画で公開!
スキルを磨こう! 実践では思うように聞き取れない、話せないのはなぜ?その理由は…
【特集記事】

やる気のある方のみ
MORI ENGLISH ACADEMY 社会人の実践英語塾!本当の初心者も大歓迎!英会話学校や英語塾の講師も受講中!
【特集記事】