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ロジャー・パルバース著/柴田元幸 訳/喜多村紀 画
(研究社/定価1,365円)
日本文学利目律句(リメリック)
愛ある冗談(たわごと)
敬意ある揶 揄(からかい)――
五行詩×25で
日本文学がすっかりわか(らなくな)る!
英/日 笑える詩の狂演
英(ロジャー・パルバース)日(柴田元幸)狂演滑稽五行詩!
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リメリック(limerick)とは?
「リメリックという詩の形式について、何より先に言うべきことは、それが滑稽な詩形であること、笑いを意図して作られ笑いとともに読まれ、聞かれるものであることである。(…)リメリックは形式としては、五行から成っていて、一、二、五行目が韻を踏み、三、四行目が別の韻を踏んで、三、四行目はたいていほかの行より短い。これが基本形である。ソネットなどほかの英詩の形式に較べると、だいぶ短い。この短さはジョークの短さに通じる。ジョークに通じるこの『一息で読める/聞ける短さ』が、リメリックの本領たる機知や猥雑さを生んでいるのだと思う」(本書の訳者・柴田元幸さんのあとがきから)
Miyazawa Kenji 宮沢賢治
Giovanni rode up to the sky
Without daring to ask about why
His friend disappeared
Admist stars very weird
Without saying so much as goodbye
天の川へと のぼるジョバンニ
訳も訊かずに ある晩に
銀河の彼方に消えた君
星降る夜は 超不気味
別れも告げず 友は涅槃に
Mishima Yukio 三島由紀夫
A monk set a temple alight
And gave a young geisha a fright
"The Golden Pavilion's
Insured for a million"
Cried the self-obsessed, mad acolyte
坊主が火を点けお寺が炎上
これはたまげた 芸者のお嬢
「金閣寺なら心配無用
火災保険がばっちり適用」
この学僧さん やっぱり異常
Murakami Haruki 村上春樹
He is the great Japanese challenger
Who took on the pugnacious Salinger
To him we're be'Holden
For a translation that's golden
And a Caulfield who's raunchy and mad at ya!
あっぱれ日本の チャレンジャ−
翻訳したのは サリンジャー
おかげで新たな ホールデン
読者は感謝 しておるでん
インチキ大人に 怒ってるんじゃ!
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『五行でわかる日本文学 英日狂演滑稽五行詩(リメリック)』(研究社)より
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『五行でわかる日本文学 英日狂演滑稽五行詩 There was an Old Pond with a Frog and other
literary limericks』を6/30までにbk1でご購入の方全員にオリジナル購入特典として、著者のロジャー・パルバース氏と訳者の柴田元幸氏による朗読音声ファイルをプレゼント。
特典は専用ダウンロードページURLをメールでお知らせいたします(7月上旬配信予定)。メールはご購入の方全員にお送りしますので、応募などは必要ありません。
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| 訳者プロフィール |
| 柴田元幸(しばたもとゆき) |
| 東京大学文学部 英語英米文学教授。1954年東京生まれ。著書に『アメリカ文学のレッスン』(講談社現代新書)、『愛の見切り発車』(新潮文庫)、『生半可版 英米小説演習』(研究社)、村上春樹との共著に『翻訳夜話』『翻訳夜話2 サリンジャー戦記』などがある。主な訳書に『幽霊たち』『ムーン・パレス』『リヴァイアサン』(以上ポール・オースター著/新潮文庫)『舞踏会へ向かう三人の農夫』(リチャード・パワーズ著/みすず書房)、『シカゴ育ち』(スチュアート・ダイベック著/マガジンハウス)、主な編訳書に『夜の姉妹団』(朝日文庫)、『僕の恋、僕の傘』(角川書店)などがある。 |
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