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訴訟大国アメリカのウソのようなホントの話!!
キテレツ訴訟448件
アメリカでは裁判は日常のひとコマになっている。従業員が雇用主を、学生が教師を、教師が学生を訴える。息子が母親を、母親が娘を訴える…。訴訟大国アメリカのウソのようなちょっとおかしなホントの話を紹介。
『ちょっとおかしなアメリカ訴訟事例集 訴えてやる!!!』ローラ・B・ベンコ&アティラ・ベンコ著・永井二菜訳(愛育社/1,900円)
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へべれけ受付嬢! |
1994年、カナダのオンタリオ州に住む受付嬢が社内パーティーで一杯ひっかけ、バーをはしごした末に、吹雪の中を自分で運転して帰ると言いだした。”タクシーを呼んであげる”という同僚の申し出を振りはらってまで、である。案の定、受付嬢は発車してまもなくハンドル操作を誤り、トラックと衝突して瀕死の重傷を負った。それで彼女はどうしたか。部下を危険から守る義務を怠ったとして、不動産会社オーナーである上司を訴えたのだ。
それに対して上司は、受付嬢をタクシーで送り届けようとしたことや、受付嬢の夫に電話して迎えに来るよう頼んだことを明かした。同僚のひとりも受付嬢にタクシーの相乗りをすすめたが、にべもなく断られたと証言した。
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2001年2月、裁判所は受付嬢が被った損害に120万ドル(約1億4400万円)の値をつけたが、受付嬢にも非はあるとして、総額から75%を差し引いた。それでも上司が支払うことになった賠償金額は30万ドル(約3600万円)。千鳥足の社員を心配し、地面にねじ伏せる以外はあらゆる手を尽くしたというのに、あまりの仕打ちではないか。 |
『ちょっとおかしなアメリカ訴訟事例集 訴えてやる!!!』(愛育社)より
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| 著者プロフィール |
| ローラ・B・ベンコ(Laura B.Benko) |
| 『モダン・ヘルスケア』誌の記者として活躍中。UCLAで英語学、南カリフォルニア大学でジャーナリズム、アンティオク大学ロサンゼルス校で臨床心理学の学位を修得。『インベスターズ・ビジネス・デイリー』の編集委員、『ロサンゼルス・タイムズ』『シアトル・タイムズ』の記者を経て、現在に至る。カリフォルニア州サンタモニカ在住。 |
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| アティラ・ベンコ(Attila Benko) |
| 現在、アメリカの大手保険会社で調査員を務める。大学で刑法を学び、卒業後はメリーランド州アナポリスとロサンゼルスの保険会社に勤務。数々の保険請求をさばき、査定、示談、訴訟手続きにも精通。カリフォルニア州シエラマドレ在住。 |
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