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訴訟大国アメリカのウソのようなホントの話!!
キテレツ訴訟448件


アメリカでは裁判は日常のひとコマになっている。従業員が雇用主を、学生が教師を、教師が学生を訴える。息子が母親を、母親が娘を訴える…。訴訟大国アメリカのウソのようなちょっとおかしなホントの話を紹介。

『ちょっとおかしなアメリカ訴訟事例集 訴えてやる!!!』ローラ・B・ベンコ&アティラ・ベンコ著・永井二菜訳(愛育社/1,900円)



妻の座、強し!

1999年、ユタ州に住む女性が夫の浮気相手を訴えた。”それも第三者による配偶者の侵害”というホコリをかぶった法理を根拠として。18世紀生まれのこの制定法は、妻を夫の財産と見なし、”婚姻を崩壊させた第三者”は夫婦間の”愛情”を”剥奪した”責任を問われるとしている。この法律は現在も9つの州で有効だが、もう何十年も適用された試しがない。
3人の子を持つ女性は「妻子さる男性を家族から奪った以上、相応の償いをしてほしい」と主張し、夫の愛人を「ドロボウネコ」と表現。そして愛人が夫に宛てた赤裸々なラブレターを読み上げた。そのラブレターには愛人のセミヌード写真が同封されており、こんなメッセージが添えられていた−「あなたの手紙を読んだだら欲情しちゃった。テレフォンセックスしましょうよ。楽しいわよ」。これが陪審の同情を一気に集めたようだ。

2000年2月、陪審は傷心の妻に50万ドル(約6000万円)の損害賠償を認めた。これでススだらけの制定法が見直されること間違いなしである。

『ちょっとおかしなアメリカ訴訟事例集 訴えてやる!!!』(愛育社)より

Page3:へべれけ受付嬢!

著者プロフィール
ローラ・B・ベンコ(Laura B.Benko)
『モダン・ヘルスケア』誌の記者として活躍中。UCLAで英語学、南カリフォルニア大学でジャーナリズム、アンティオク大学ロサンゼルス校で臨床心理学の学位を修得。『インベスターズ・ビジネス・デイリー』の編集委員、『ロサンゼルス・タイムズ』『シアトル・タイムズ』の記者を経て、現在に至る。カリフォルニア州サンタモニカ在住。
アティラ・ベンコ(Attila Benko)
現在、アメリカの大手保険会社で調査員を務める。大学で刑法を学び、卒業後はメリーランド州アナポリスとロサンゼルスの保険会社に勤務。数々の保険請求をさばき、査定、示談、訴訟手続きにも精通。カリフォルニア州シエラマドレ在住。

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