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誤解される日本人 外国人がとまどう41の疑問

外国人が不思議がり、怪訝に思い、時には怒りさえ覚える日本人の行動様式を具体的に列挙し、日本人が誤解されてしまうときのメカニズムを解説。

また、その誤解を解くためのノウハウも提供してくれる。本当の国際交流をめざすなら、まずはこの1冊から!


メリディアン・リソーシス・アソシエイツ(編)
賀川洋(著)
誤解される日本人
講談社 バイリンガル・ブックス


第1章 
曖昧な日本人 / The Ambiguous Japanese より


なぜ日本人は相手の目を見ないの?

よく、日本人は話をするときに相手の目を見つめない国民だといわれます。確かに、外国、特にアメリカ人などと比較すると、日本人は視線を交わすことなくコミュニケーションをすることが多いようです。日本人は、相手を強く見つめることは、何か失礼な、相手を威嚇する挑戦的な行為であると考えるようです。親が子供を叱るときも、子供が親の目を見つめていると「何だそんな目をして」と、注意します。だから、日本では叱られているとき、子供はよくうつむいているのです。

逆に、アメリカでは怒られている時に子供がうつむいていると、「何で私の目を見ないんだ」といって親は注意します。

アメリカでは、相手の目を見ずに話を聞くと、その人はその話に興味がないのではないかと思われてしまいます。また、その人が何となく自信のない人に思え、最悪の場合は、何かやましいことがあったり、隠し事をしているのではないかと誤解されてしまいます。

ですから、日本人は例えどんなに英語ができても、この視線の問題で誤解を受けてしまうことがあるのです。

では、なぜ日本人は強いアイコンタクトを避けるのでしょう。そのヒントは、封建時代の日本にあります。130年前に日本が世界に向けて扉を開き近代化に着手するまで、日本の社会には厳然とした身分制度が存在していました。特に1600年から1867年までの江戸時代は、この制度が社会の隅々まで厳しくいきわたり、サムライなど身分の高い人と、一般 の人々とは、結婚はおろか、話をすることも自由にできませんでした。特に、身分の高い人の目を見ることは大変無礼な作法とされ、時には死に値することもあったのです。

もちろん、そうした身分制度は、江戸時代が終わるとなくなりましたが、この身分制度が日本人に与えた心埋的な影響は今でも残っているのです。ですから日本人は知らず知らずのうちに、アイコンタクトを控えるようになり、同時にそれは丁寧で作法にかなった行為でもあったのです。

さて、アメリカはどうでしょう。アメリカの子供は、個人の意見が大変尊重される民主主義の社会の中で成長していきます。強い視線こそが、自分の主張を裏付ける自信の証、そして相手に対する信頼の証であり、伝統的にも良いこととされています。

もしそんな常識にのっとってアメリカ人が、強く日本人を見つめて話そうとすると、日本人は困ったように視線を逸らすかもしれません。また、人によっては、あたかも独り言を言っているかのように、どこか別 の所を見て話をする日本人もいることでしょう。その方が、日本人にとっては心地よいのです。

従って、特に顧客などと話をするときは、少し視線を弱くした方が、相手もリラックスでき、商談がうまく進んだり、逆に相手の信頼を勝ち得ることがあるのです。
Why won't Japanese look me in the eye?

It has been said that Japanese avoid making direct eye contact during conversations. When compared to other nationalities, especially Americans, this is probably true. Japanese tend to feel that eye contact is rude and signifies an attempt to intimidate or challenge the other person. If a Japanese child looks a parent in the eye when he or she is scolded, the parent will berate the child for that, saying, “Why are you looking at me that way?”Consequently, most children learn to keep their heads down in front of an angry parent.

In America, avoidance of eye contact is taken as indicating disinterest in what is being said. At worst, it is seen as a sign of lack of self-confidence. Sometimes it can even be viewed as showing that the listener is hiding something or engaged in something immoral. If an American child looks down when scolded, the parent will say, “Look at me when I'm talking to you!”


Given these differences, even Japanese who speak English fluently may still invite misunderstanding due to lack of eye contact.

Why do Japanese avoid eye contact? One answer may lie in Japan's feudal history. Until just 130 years ago, when it opened its doors to the outside world and began to modernize, Japan had a strict class system. Every aspect of Japanese society was affected by this system, which reached its height during the Edo period (1600-1867). Commoners were forbidden to speak or have contact with the samurai warrior class, and intermarriage was quite unthinkable. Not only was eye contact with a person of higher social status considered very rude, it could cost the offender his life.

Although this system ended with the Edo Period itself, its psychological and emotional impact on the Japanese psyche remains. Japanese still unconsciously avoid making eye contact as a way of being polite.


What about Americans? American children are raised in a society with democratic ideals, where individual opinions are greatly valued. Direct eye contact is seen as proof of self-confidence and trustworthiness, and has traditionally been a good thing.

However, when an American makes eye contact with a Japanese, there is a good possibility that the Japanese will be uncomfortable or embarrassed and look away during conversation. Some Japanese focus in the distance when speaking, as if talking to themselves. This is what is most comfortable for them.

Therefore, Americans would be well advised to limit their direct eye contact when speaking to Japanese clients. This will help the client relax and trust them, and business will proceed more smoothly.


講談社インターナショナル
『誤解される日本人 - 外国人がとまどう41の疑問』より

Page2:なぜ日本人は奥さんのことを誉めないの?

賀川洋先生プロフィール

国際企業コンサルタント、ジャーナリスト。1955年、大分県生まれ。異文化ビジネス・コンサルタントとして、日米の企業間における文化摩擦や誤解の調停にあたる一方、トラブル回避のためのトレーニング、講演活動を積極的に展開。また、アメリカ事情について雑誌、新聞などで執筆活動を行う。主な著書に、『「NO」の言い方、「YES」の言わせ方』(徳間書店)、『ニューヨーク犯罪事情』(ぶんか社)、『ニューヨーク』(アメリカン・エクスプレス社)など。現在、ニューヨーク市在住。


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