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英語で比べる「世界の常識」
アメリカ日常生活のマナーQ&A BOOK それぞれの国で独自の習慣を持って生きていることを理解し、相手の習慣を尊重するとともに日本の習慣との違いについて話を交わすことが、異文化交流をする上で、大切な第一歩。

世界各地の日常生活での常識や習慣を説明し、日本の習慣と比べるこの本なら、各国の文化の違いに対する理解を深め、日本の独自性を的確に理解することができるうえ、日英対訳だから外国人との交流にも役立つ。

日本の常識、世界の非常識!? 世界を知って、日本を知ろう。

足立恵子(著)

英語で比べる「世界の常識」
講談社バイリンガルブックス

第4章
どこの国でも「服装が人を表す」 / In Any Country, “Clothes Make the Man” より


白い肌への信仰 Faith in White Skin
ヨーロッパで暮らすようになった日本人女性が、ある日困ったことに気がつきました。「こっちの化粧売り場には、『ホワイトニング』がない!」。「ホワイトニング」は「美白化粧品」とも言われ、しみ、そばかす を薄くしたり肌の色を白く見せたりする化粧品のことです。欧米の白人女性には、そんなものが存在することすら信じがたいらしいのですが、日本ばかりでなく、韓国やインドネシアなどアジアの女性にはとても人気のある化粧品です。全世界同一商品をモットーとしている世界規模の化粒品メーカーも、日本向けには特別 に「美白化粧品」を開発しています。

欧米では逆に、こんがり小麦色に焼けた肌は健康的でカッコイイとする信仰があるので、公園の芝生の上でもゴロンと横になってせっせと肌を焼いたりします。ところが、紫外線による皮膚ガンが問題になっている昨今では、そうも言っていられなくなってきました。直射日光に弱い白人は、特に皮膚ガンにかかりやすいと言われています。そこで欧米の天気予報では、「紫外線指敬」を出し、屋外で直射日光に当たっても大丈夫な時間の目安を伝えるようになりました。オゾンホールに近く、皮膚ガンの発生率が世界一になっているオーストラリアやニュージーランドでは、問題は特に深刻。晴れた日の外出には帽子と日焼け止めが欠かせないとされています。オーストラリアのビーチで、子供が鼻の頭にカラフルなペイントをしているのを見かけることがありますが、あれはファッションではなく日焼け止めクリーム。皮膚ガンを防ぐための大切な予防策なのです。
One day a Japanese woman living in Europe had a problem. She could not find any “whitening” at the local cosmetics store. “Whitening” is a skin cream that bleaches the skin, smooths out wrinkles, lightens freckles, and makes the skin look whiter. Fair-skinned Western women would find it hard to believe such a product even exists, but this cosmetic is extremely popular not only in Japan but also among Asian women in Korea, Indonesia, and so on. Cosmetics manufacturers trying to market standard lines of cosmetics worldwide are also making special whitening cosmetics for Japanese customers.

In the West, where there is the belief that suntanned, bronzed skin is both healthy and good looking, people go to the parks to lie on the grass to get a tan. But these days, with skin cancer from ultraviolet light becoming a problem, this attitude is changing. It is said that it is especially easy for fair skin, which is sensitive to direct sunlight, to contract skin cancer. Because of this, weather reports in the West announce an “ultraviolet” index so that you can tell when it is safe to go outdoors and be in direct sunlight. This problem has become even more critical in Australia and New Zealand, which are situated under the hole in the ozone layer, and have become places with the highest skin cancer rates. On sunny days people don't venture outdoors without their hat and suntan lotion. On Australian beaches, you may see children running around with colorful paint on the ridge of their nose. This is not a fashion but a cream for preventing sunburn, and an important precaution against skin cancer.

講談社インターナショナル  『英語で比べる「世界の常識」』より

Thanks to:
講談社インターナショナル株式会社
〒112-8652 東京都文京区音羽1-17-14
Tel:03-3944-6491(代表)
ホームページURL:http://www.kodansha-intl.co.jp/

著者プロフィール
足立恵子(Adachi Ayako)
1964年生まれ。東京芸術大学卒業。英語学習書の編集者を経て、フリーのライター、エディターに。国際交流、異文化コミュニケーション、海外生活に関する書籍や雑誌記事の編集、執筆を手がける。現在、出版・広告・マルチメディアの制作を行う(有)サイクルズ・カンパニーを主宰。著書に、『水パイプの傍らの幸福−現代エジプト人女性の仕事・結婚・子育て』(近代文藝社)。



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