別名“hoop”と呼ばれるbasketballは、アメリカ生まれのスポーツだ。確かにこれは間違いではなく、1891年、マサチューセッツ州のYMCA(Young
Man's Christian Association/キリスト教青年会)で体育教師をしていたジェームス・ネイスミス博士(Dr. James Naismith)が考案したスポーツなのだ。しかし、博士はオンタリオ州出身のカナダ人で、史上初のバスケットボールの試合に出場したのはケベック州出身のカナダ人。しかも、NBAの初公式試合はトロントで開催されている。つまり、生誕地がたまたまアメリカだっただけで、実は、カナダ人が考えだし、カナダ人によって最初にプレーされ、NBAの初試合もカナダで行われたというのが、バスケットボールなのである。
やがて、YMCAの卒業生が各地へ散らばり、博士自身が熱心に普及に務めたこともあり、バスケットボールは急速に各地へ広まった。1898年には初めてプロ・バスケットボール・リーグ(NBL=National
Basketball League)が結成され、1946年にはアメリカ・バスケットボール協会(BAA=Basketball
Association of America)が誕生した。NBLがBAAに吸収される形で、1949年に新たに発足したのが、NBAなのである。