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Page4:「クリスマスカードを送ろう」
お互いの健康と幸せを祝って送り合うクリスマスカード。今ではすっかり定着した、この習慣の始まりは、イギリスのビクトリア時代からといわれている。 15世紀ごろから、木版による宗教的な絵画が印刷され、クリスマスの挨拶などが書き込まれたものが作られるようになっていた。いわばクリスマスカードの先祖に当たるもの。18世紀に入ると商業ベースにのっとったリーフレットが沢山作られ、クリスマスから新年にかけてそれらを部屋に飾るのが流行した。 現在のようなクリスマスカードの形は、1843年にイギリスのヘンリー・コール卿が作ったものが最初とされている。コール卿は画家のJ・C・ホースレーに制作を依頼し、3枚のパネルからなるリトグラフのカードが作られた。当時、イギリスの寄宿学校では、美しい紙にクリスマスや新年のあいさつなどを書く「クリスマス作品」という習わしがあった。生徒たちは作品を持ち帰って親に手渡し、クリスマスのプレゼントを心待ちにしたという。この慣習が、やがて現在のようなクリスマスカードを送り合うというようになった。 アメリカでは、1875年にルイス・ブランクが初めてクリスマスカードを印刷。彼は全国規模のコンテストを実施し、これにより普及が一段と進んだという。 ●英語での「クリスマス」の正しい書き方 Christmas → ○ Xmas → ○ (アメリカでは「X-mas」と書くことも) X'mas → × Xmas の「X」はキリスト教文化圏の基本的な記号「クロス」、つまり十字架を意味し、キリストを表わす記号そのものとなる。 日本でよく見かける「X'mas」のアポストロフィー(')は英語の省略記号だが、「X」は英単語の一部でも英語でもなくキリストを意味するのだから「X'mas」という書き方はまちがい。ちなみに「mas」はミサのこと。 ●喪中のクリスマスカードはどうするの? 日本では喪中にあたるとき、年賀状を喪中欠礼の葉書に代えるが、 英語圏ではそのような習慣はない。喪中の人がカードを出すのも、喪中の人にカードを送ってもさしつかえない。 抵抗がある人は、あまり賑やかなデザインのものではなく、神聖な雰囲気のカードにしてはどうだろう。 ●届いたカードは部屋中に飾るのがならわし 毎年、11月の声を聞くとクリスマス切手の発売が始まる。キリスト教国の人々にとって、クリスマスカードは日本の年賀状のようなもの。友人から職場の同僚まで、かなりの数を送らなければならないので、この時期はカード書きに追われて徹夜する人も多いとか。 カードは、クリスマス当日までならいつ届いてもよいので、書いたものからどんどん送ってかまわない。ただし、25日を過ぎて届いたカードは大変縁起が悪いといわれている。届いたカードは部屋中に飾って楽しむ。家や職場の壁という壁、暖炉の上から窓辺、果ては洗面所にまでところ狭しとカードが並ぶ光景は、このシーズンならではの風物詩といえるだろう。 ●今年は、メールで送るクリスマスカードはいかが メールで送れるグリーティングカードは、デザインが豊富なうえ、メールを開くとクリスマスソングが流れてきたり、声のメッセージが聞けたりする。この楽しさはインターネットならでは。今年はメル友に趣向を凝らしたクリスマスメールを贈ってみるのはいかが?
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