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バレンタインと恋愛の英語
Everything you wanted to know about Love & Valentine's Day


2月14日は、1年に1度、愛を告白する特別な日、バレンタインデー。

日本では女性が、想いをよせる男性に手作りのチョコレートやプレゼントを贈る一方、山のように義理チョコをくばって世の殿方をなぐさめるという心温まる(!)日になっているけれど、西洋では、女性からだけでなく男性からも愛を告白する年に1度の大切なイベント。

今回は、バレンタインデーにちなんで、バレンタインデーの起源から、恋愛の英語まで、ラブ&ロマンスの特集をクイズ形式でお届けする。

英語圏のおとぎ話のオーディオブック! バレンタインプレゼントにぴったり!
『英語圏のおとぎ話のオーディオブック』
iTunes 2009年Top10オーディオブックに選ばれました!(2008年に続き、2年連続でランクイン!) 英語タウンオリジナルのオーディオブックシリーズです。「赤ずきんちゃん」「眠れる森の美女」「3匹のくま」など英語圏のおとぎ話を、英語の朗読で味わおう!

・Page1: バレンタインの秘密 Valentine's Day Secrets
Page2: 恋に落ちたら… Falling in Love...
Page3: いろいろな恋のかたち The World of Romance
Page4: そしてゴールイン! Wedding Bells!
Page5: 実用的 恋愛の英語 The Language of Love

Page1は「バレンタインの秘密 Valentine's Day Secrets」

聖バレンタインってどんな人?
Who is St. Valentine?
バレンタインデーの始まりはいつ?
When did Valentine's day start and where?
英語での典型的なバレンタイン・メッセージにはどんなものがある?
What's a typical Valentine's message?
日本と西洋では、バレンタインデーはどう違う?
What is the difference between Valentine's day in Japan and Valentine's day in the West?
チョコレートと恋愛、どういう関係があるの?
What has chocolate got to do with love?
ホワイトデーはどこから始まった?
Where did White Day come from?

Q1 聖バレンタインってどんな人?
Who is St. Valentine?

愛の象徴となった聖バレンタイン
バレンタインデーは、バレンタインという名前のキリスト教の聖人に由来する。愛の告白の日のきっかけとなった人物なら、ぜひとも会ってみたいものだが、今生きていれば1,700歳の超がつく老人だ。

聖バレンタインは、3世紀頃ローマに実在したキリスト教司祭かつ医師。当時のローマ皇帝クラウディウス2世は、兵士が家族を恋しがって軍の志気が低下しないようにという強引な理由で、兵士たちの結婚を禁止していた。

聖バレンタインは、結婚を望む兵士たちにこっそりと手を貸して、密かに結婚式をとり行なっていたが、これが皇帝の知るところとなり、さらに、高まるキリスト教迫害の気運もあって、ついに269年(270年という説もある)2月14日に処刑された。処刑される前に、女性に宛てた手紙に"From Your Valentine"と書き残したと伝えられている。 このほかにも、イタリアのテルニという場所に同名の司祭がおり、この人物こそがバレンタインデーの起源だという説もある。しかし、エピソードの内容が非常に似ていることから、本来同一人物だったが、伝えられていくうちに別々の人物のようになっていったのではないかとみられている。

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Q2 バレンタインデーの始まりはいつ?
When did Valentine's day start and where?

時は古代ローマにさかのぼる。後にキリスト教を国教としたローマ帝国だったが、元々はキリスト教を迫害していた多神教の国。いきなり「神様を変えることにしました」と言われても民衆はなかなか納得できず、昔からの習わしを続けていた。

その中に、2月15日に行なわれていた古代ローマのルペルカリア(Lupercalia)祭があった。これは豊穣と多産を祈る春の祭典。この祭りの前日2月14日に、女の子の名前を書いたくじを男の子が引いて、当たった娘を祭りの間のパートナーにする、という風習があった。

469年にローマ法王は、この異教徒の祭りを禁止したが、14日に行なわれていた名前のくじ引きスタイルだけは残し、女性の名前の代わりに聖人の名前を引かせて、1年間その聖人にならった生き方をするようにと勧めた。そして2月14日に殉教した聖バレンタインをこの行事の守護聖人としたという。

また、ヨーロッパでは2月になると長い冬が終わり、春の訪れを前に小鳥たちが愛のさえずりをかわすといわれていた。民間の祭りに、動物たちの発情期や聖バレンタインのエピソードが混じりあって、時と共に変化し、14世紀ごろには現在のようなバレンタインデーになっていたようだ。


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Q3 英語での典型的なバレンタイン・メッセージにはどんなものがある?
What's a typical Valentine's message?

"Happy Valentine's Day"、
"Be My Valentine"
"You are my Valentine"

と、いうのが代表的なもの。
"Happy Valentine's Day"はいいとして、"Be My Valentine(私のバレンタインになって下さい)"や"You are my Valentine(あなたは僕のバレンタイン)"と書くなんて変なカンジがするかもしれないが、バレンタインという英単語の意味は「愛する人のこと。つきあいたいと思っている相手」と辞書の定義にも出ている。

valentine :someone you love or would like to have a romantic relationship with, to whom you send a valentine card ( 『Cambridge International Dictionary of English』より)

バレンタインカードには差出人の名前を書かずに送るのが一般的で、「私を想っているのは誰?」と想像させるのも楽しみのひとつ。

バレンタインの日に、意中の人にグリーティングカードを送りたいという人には、以下のサイトがオススメ。

AAA postcards.com(英語)
123greetings.com(英語)
楽天グリーティング(日本語)
NetCARD(日本語)

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Q4 日本と西洋では、バレンタインデーはどう違う?
What is the difference between Valentine's day in Japan and Valentine's day in the West?

日本では、女性が男性にチョコレートをプレゼントするバレンタインデーだが、西洋では男女双方が想いをよせる人にカードを送り、チョコレート、花などの贈り物をする。もちろん義理チョコなどはない。

日本で最初にバレンタインデーの広告を出したのはモロゾフで、なんと戦前の1936年のこと。オーナーの知人でアメリカ人新聞記者が欧米のバレンタインの習慣を紹介したのがきっかけだという。その後デパートが「恋人に贈り物をする日」として宣伝したことはあったが、さほど定着しなかった。

戦後、日本のバレンタインデー再出発は、1958年(昭和33年)。メリーチョコレートの営業主任がヨーロッパの知人からバレンタインの話を聞き、東京・新宿の伊勢丹デパートで「バレンタインには女性から男性へチョコレートを贈りましょう」というキャンペーンを行なった。このキャンペーンこそ、女性から男性へという日本独特のバレンタインの起源。メリーチョコレートによると、“女性から”とした理由は、デパートで買い物をするのは圧倒的に女性だったことと、当時の風潮を受けたものだという。昭和33年前後の日本では、アメリカのウーマン・リブ運動の影響を受けて多くの女性誌が創刊されるなど、「女性ももっと意見を。恋愛においても女性がイニシアチブをとりましょう」という時代のムードがあったのだ。

その後、日本チョコレート・ココア協会が、2月14日を「チョコレートの日」と制定し、デパートなどの流通業界も加わって大々的にチョコレート商戦を繰り広げたため、1970年代後半から定着し始め、今日に至っている。

(取材協力:メリーチョコレート/モロゾフ/日本チョコレート・ココア協会)

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Q5 チョコレートと恋愛、どういう関係があるの?
What has chocolate got to do with love?

バレンタインデーといえばチョコレート。その歴史は意外に古い
ヨーロッパのチョコレートのTVコマーシャルには、セクシーな男女がダンスをするといった、日本人から見るとちょっと面くらうようなアダルトムードいっぱいのものも多い。

もとを辿れば16世紀、スペインのフェルナンド・コルテスがアステカ帝国(現在のメキシコ)からカカオ豆を持ち帰り、それが恋の媚薬としてヨーロッパ上流階級に広まったことに起因している。この歴史的背景のために、今でもチョコレートが恋愛と結びつけられているというわけ。

迷信と思いきや、性的に興奮した際に脳内で分泌される物質が、カカオにもたくさん含まれていることがわかったという最近の研究もある。

ちなみに、チョコレートを歴史的にたどってみると:

元は、カカオ豆をすりつぶしたドロドロした液体だった。カカオ豆は、カカオの実の中にある種のこと。カカオの実は、20センチぐらいのラグビーボール状で、白てく甘い果肉があり、ひとつの実の中には30〜40粒の種がある。健康効果の高さから、アステカ帝国では不老長寿のありがたい高価な薬とされ、王侯貴族が愛飲していたという。カカオ豆の植物学名はTeobroma Cacao:神さまの食物。

16世紀、カカオ豆を持ち帰ったスペインでも、最初は飲み物として上流階級に広まり、17世紀にはイタリア・オランダ・フランス・イギリスにも伝わった。飲むと体が温まるなどの理由から、健康飲料とも、恋の媚薬ともいわれ、当時のヨーロッパ人にとって、チョコレートは庶民の口には入ることのない高価で神秘的な飲み物であった。

1828年には、オランダのヴァン・ホーテンがチョコレートを飲みやすくする技術を開発し、現在のココアができた。最初の固形チョコレートができたのは1840年頃で、現在のようなミルクチョコレートができたのは1876年のこと(スイス人のダニエル・ピーターによる)。日本でチョコレートが初めて製造されたのは1877年(明治10年)頃。第二次世界大戦で一時生産が止まったものの、昭和25年(1950年)頃には再開された。


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Q6 ホワイトデーはどこから始まった?
Where did White Day come from?

image
いかにも西洋に由来がありそうな名前の「ホワイトデー」だが、3月14日にホワイトデーがあるのは日本だけ。バレンタインのお返しとして男性から女性にプレゼントを贈る日で、関東では主にキャンディーを、関西ではマシュマロを贈る(本命にはマシュマロ、本命以外にはキャンディーやクッキーを贈るという説もあり)。

ホワイトデーの起源には諸説ある。いろいろな企業が自分のところが起源だと主張しているためだ。英語タウンが取材した結果、いちばん確からしいのは、キャンディー業界起源説。

キャンディー需要拡大のチャンスを狙っていた全国飴菓子工業共同組合の理事長が、オイルショックの前後(昭和47年頃)に最初に提案したという。「ホワイトデー」というネーミングは、アメの主原料である砂糖の「白」に純情という意味もあることから考案された。最初は「キャンディーの日」というネーミング案もあったが、「バレンタインのお返し」と位置づけた方が、将来の需要拡大につながるだろうという見地から「ホワイトデー」に決定。

さらに、お菓子の神様が日本にお菓子を持ってきたのが3月14日頃という古来の伝説や、欧米では聖バレンタインが助けた男女が1カ月後に結婚したというもっともらしい説も浮上。これらを受けて飴菓子組合が、バレンタインデーのちょうど1カ月後を「バレンタインチョコのお返しとしてキャンディーを送る日にしよう」と、1978年6月に名古屋で行なわれた総会で決定した。

1980年より、広告代理店と組んで、本格的キャンペーン『愛にこたえるホワイトデー』が行われた。その後もキャンペーンは継続され、徐々にホワイトデーが日本全国に浸透してきたというわけだ。

ホワイトデーが広まるにしたがって、それまで個別に行なわれていた「マシュマロデー」や「クッキーデー」も同一視されるようになり、もともとそういう日を考案した企業などが自分のところが起源だと主張しているようだ。

バレンタインデーといい、ホワイトデーといい、そもそもの始まりは商魂の産物とはいえ、贈り物好きでイベント好きな日本人の国民性に、「舶来の古の伝統」という物語が加わって、今や国民的行事となって定着している。


●Language Box●
聖バレンタイン:Saint Valentine
処刑:execution
バレンタインの義理チョコを渡す:
give valentine's chocolate to someone out of a sense of social obligation
バレンタインデー:Saint Valentine's Day

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