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Page 1 スター・ウォーズ101:作品紹介
Page 2: スター・ウォーズに関する4つの質問
Page 3トリビアだらけのキャラクター紹介
Page 4 スター・ウォーズと文化
Page 5 覚えておきたいスター・ウォーズの名せりふと英単語
Page 6日本との意外な関係
Page 7英語でトライ! Star Wars Quiz

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『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』
(C) Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.
7月9日より日劇1ほか全国超拡大ロードショー
エピソード3は5月19日、日本より先に全米(カナダを含む)で公開され、初日だけで5,000万ドル(約54億円)の興行収入を記録した。これは『シュレック2』(Shrek 2)の4,480万ドルを抜き、過去最高の数字である。また公開後4日間での収入(1億5,800万ドル)でも、『マトリックス・リローデット』(Matrix Reloaded)の1億3,400万ドルを抜いて歴代1位となった。

2005年6月時での全米興業収入ランキングを見ても、エピソード4は『タイタニック』(Titanic)に続き堂々の2位。エピソード1も5位につけており、日本で封切られる頃にはエピソード3もトップ10入りしている可能性がある。また各時代の貨幣価値を現在のものに換算した場合のランキングでも、エピソード4は2位。ちなみに1位の座には『風と共に去りぬ』(Gone with the Wind)がどっかりと腰を下ろしている。


1.  タイタニック 
Titanic
6億ドル
2.  スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
(公開時は単にスター・ウォーズ)
Star Wars Episode IV: A New Hope
4億6,000万ドル
3.  シュレック2 
Shrek 2
4億3,650万ドル
4.  E.T. 4億3,500万ドル
5.  スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
Star Wars Episode I: The Phantom Menace
4億3,000万ドル
6.  スパイダーマン
Spider-Man
4億400万ドル
7.  ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
The Lord of the Rings: The Return of the King
3億8,000万ドル
8.  スパイダーマン2
Spider-Man 2
3億7,300万ドル
9.  パッション
The Passion of the Christ
3億7,000万ドル
10.  ジュラシック・パーク
Jurassic Park
3億5,700万ドル

(Top Grossing Films of All Time in the U.S. 2005年6月時点)





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なぜスター・ウォーズはこれほどまで人気があるのか? もちろん最先端の特撮技術や、魅力あふれるドロイド(droid)たちによる所は大きいのだが、それだけではない。ルーカスはスター・ウォーズの人気の源を、「古くからあるテーマを、現在の技術を使って革新的に描いたところ」にあると分析している。彼は言う:

Film is a very technical medium. (New technologies) enhance the tools you have available and expand your vocabulary. But they don't make a picture successful. A film is not about technique. It's about ideas.
映画を撮るという作業は非常に技術的なことです。最新の技術は撮影の可能性を広げてくれます。しかし技術が映画を成功に導くわけではありません。技術ではないのです。アイデアなのです。


box office:興行成績(収入)、(映画館・劇場の)チケット売り場
gross:総収益をあげる、総体の、例:gross national product:国民総生産
blockbuster:(映画などの)ビッグヒット
traditional:伝統的な(の)、旧来の





ルーカスの伝記
『George Lucas(Dana White著) 』

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ルーカスこそ『スター・ウォーズ』シリーズの原作者であり、同シリーズの脚本、監督(エピソード1、2、3、4)、制作総指揮(同5、6)を務めてきた人物だ。また、『インディ・ジョーンズ』(Indiana Jones)シリーズの脚本家と制作総指揮者であることでも有名である。2005年、全米映画協会(the American Film Institute)の功労賞を受賞。

ルーカスは1944年にカリフォルニア州モデストに生まれ、南カリフォルニア大学 (the University of Southern California) で映画を学んだ。同大学在学中、『Electronic Labyrinth THX 1138:4EB』という15分程度の短編映画を製作。これを後に発展的に長編化し、『THX1138』というタイトルの作品に作り直したのが、彼の映画監督デビューとなる。


・ 『THX1138』 THX1138 (1970) (監督、脚本)
・ 『アメリカン・グラフィティ』 American Graffiti (1973) (監督、脚本)
・ 『レイダース/失われたアーク』Raiders of the Lost Ark (1981) (制作総指揮)
・ 『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』 Indiana Jones and the Temple of Doom (1984) (制作総指揮)
・ 『タッカー』 Tucker: The Man and His Dream(1986)(制作総指揮)
・ 『ウイロー』 Willow(1988)(原作、制作総指揮)
・ 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 』Indiana Jones and the Last Crusade (1989) (制作総指揮)




ルーカスは監督や脚本家としての立場からだけではなく、特殊効果や音響効果の向上といった面からも映画界に貢献してきた。

まずは1975年、『スター・ウォーズ』のための優れた特殊効果を生み出したいと考え、インダストリアル・ライト&マジック(Industrial Light & Magic)を設立。同社は『スター・ウォーズ』シリーズ以外にも、『ジュラシック・パーク』(Jurassic Park)シリーズや『ハリー・ポッター』(Harry Potter)シリーズなども手がけ、2003年までにアカデミー視覚効果賞を14回も受賞している。

音響の分野ではTHXの発展に貢献。70年代後半から80年代の初め、彼は映画館での音響特性に満足できないでいた。この問題を解決したのがTHXという、映画作品などを高品位に再生するための総合的なプログラム(映画館用の規格だけではなく、ホームシアター向けの規格なども存在する)。THXはエピソード6の公開に合わせ、1983年より主要映画館への導入が開始。このシステムはトム・ホールマン(Tom Holman)によって開発されたもので、彼の頭文字とルーカスの作品『THX1138』がTHXという名前の由来である。


実は「THX-1138」とは、ルーカスがサンフランシスコで暮らしていた時代のニーモニック・フォームでの電話番号だったらしい。また1138というナンバーは、仲間とマニアにしかわからないジョーク(in-joke, inside joke)として何度も彼の作品の中に登場している。ソロとルークがチューバッカを独房棟1138から連れ出す場面が、そのうちの1つである。

director:監督
screenplay writer:(映画の)脚本家 (その他screenwriter, scriptwriter, film/movie writer または単にwriterでも映画脚本家を意味する)
producer:プロデューサー、製作者、演出家
distributor:配給会社
special effects:特殊効果、特殊撮影
computer graphics(CG):コンピュータ・グラフィックス
sound reproduction:音響再生
score:楽譜







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ルーカスは『フラッシュ・ゴードン』(Flash Gordon)の大ファンで、その映画を制作したくて仕方がなかった。しかし残念ながら映画化権を得ることができず、その代わりに作ったのがスター・ウォーズだった。

『フラッシュ・ゴードン』とはアレックス・レイモンド(Alex Raymond)原作のSFコミックで、1934年1月、初めて世に出た。フラッシュ・ゴードンと彼の恋人がザーコフ博士のロケットで惑星モンゴに向かうところから物語が始まり、そこで皇帝ミンとの戦いを繰り広げる。1936年にはスクリーン・デビューを果たし、以後、『フラッシュ・ゴードン』は何度か映画化されている。

ちなみに『スター・ウォーズ』シリーズはどのエピソードでも、冒頭で物語の背景を説明する文字の列が宇宙をバックに流れるが、それは1940年の『フラッシュ・ゴードン 宇宙征服』(Flash Gordon Conquers the Universe)から影響を受けたものだ。




『フラッシュ・ゴードン』だけでなく、ルーカスは数多くのSF小説を読みあさった。また、古典文学や神話などからも多くを学び、それをスター・ウォーズを創る手がかりにした。それはアーサー王の伝説であり、ギリシア神話や聖書、それにシェークスピアの作品でもあった。

多くの学者もスター・ウォーズの中には古代からの伝説が宿っていると分析する。ある若者がありとあらゆる試練をへて成長し、混乱の中にある文明を救う勇者となっていく。誰でも聞いたことがある話だが、スター・ウォーズのストーリーもまさしくこれではないかと。




様々な思想や作品から多くを学び、ついにルーカスはスター・ウォーズを書き上げたのだが、映画化にあたってはいくつものハードルが存在した。その最たるものは、当時存在したSF映画に対する偏見である。

映画会社は、「こんな子供だましの映画を見るやつはいない!」といった具合に、『スター・ウォーズ』への支援を渋った。それでもルーカスは諦めず、ついに20世紀フォックス(Twentieth Century Fox)の同意を得ることに成功。しかし制作費は限られていたので、特殊効果などに大半の予算を当てると、大スターをキャスティングする余裕はない。


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エピソード4、つまり最初に公開されたスター・ウォーズのキャストを見て欲しい。ハリソン・フォード以外、その人が出演しただけで映画がヒットするような役者はいないことに気付くはずだ。そのハリソンだってこの映画によって人気を得たのであって、公開前はただの売れない俳優の1人だったのである。

公開前は心配されたが、ふたを開けてみると『スター・ウォーズ』は瞬く間に人気を得ることに成功し、以後、凄まじいばかりのスター・ウォーズ現象を引き起こしていく。(詳しくはPage 4参照




ハリソン・フォードは当初、ハン・ソロ役には考慮されていなかった。ルーカスが映画『アメリカン・グラフィティ』に出演した役者を使わないと決めたからである。ところがある役のオーディション中、相手役として台本を読ませてみると監督の考えが一変。「彼こそハン・ソロだ!」と、後に最も人気を得ることになるソロ役に抜擢されてしまった。ちなみにこの役の候補に挙がっていた俳優の中には、アカデミー俳優のニック・ノルティ(Nick Nolte)もいたらしい。

myth:神話 (a mythmythsのように用いる。集合的な神話はmythology
legend:伝説、言い伝え
movie/film rights:映画化権
bias:偏見、先入観 (意見が偏っていることを表す)
prejudice:偏見、先入観(ある物やグループなどに対して不合理な嫌悪感を抱いていることを表す)




手を触れずに念力で物を動かし、敵の攻撃を予知したり、人の心を操ってしまう(これを「Jedi mind trick」と言う)。これらはフォース(the Force)が可能にする芸当の一部である。オビ=ワンがフォースを使ってストームトルーパーの認識を変え、R2-D2らと共に敵陣に侵入していく有名なシーンを例に挙げよう:

Stormtrooper:
ストームトルーパー
Let me see your identification.
識別番号をみせろ。
Obi-Wan:
オビ=ワン
[Moving his hand in front of the stormtroper's face] You don't need to see his identification.
[ストームトルーパーの顔の前で手を動かしながら] お前は彼の識別番号を見る必要はない。
Stormtrooper: We don't need to see his identification.
我々は彼の識別番号を見る必要はない。
Obi-Wan: These aren't the droids you're looking for.
これらはお前たちが探しているドロイドではない。
Stormtrooper: These aren't the droids we're looking for.
これらは我々が探しているドロイドではない。


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フォースを使って何ができるかを話すことは容易なのだが、フォースとは何であるかを伝えるのは難しい。なぜならそれは、非常に抽象的な表現でしか説明されていないからである。例えばオビ=ワンの解説では

It's an energy field created by all living things. It surrounds us and penetrates us. It binds the galaxy together.
フォースとはあらゆる生命体によって生成されるエネルギー・フィールドであり、われわれを取り囲み、突き抜け、銀河系全体を満たしているもの。


だそうだ。
またヨーダはこう説明している:

For my ally is the Force, and a powerful ally it is. Life creates it, makes it grow. Its energy surrounds us and binds us. Luminous beings are we, not this crude matter. You must feel the Force around you; here, between you, me, the tree, the rock, everywhere.
わしにはフォースがついている。それは巨大な味方だ。生命がつくり出し、大きく育む。そのエネルギーは我々を取り巻き、結びつける。我々は輝ける存在であって、こんな粗野なものではない。周囲に満ちたフォースを感じるのだ。ここにも、ほらあそこにも。そこにも、木々にも、岩にも、いたるところにある。





フォースを用いて銀河系の秩序を守るのがジェダイの騎士(Jedi Knight)である。彼らは肉体的、技術的、それに精神的な修行を積んでジェダイとなり、ライトセーバー(lightsaber)を主な武器として悪と戦う。ただし武道の精神と同様、攻撃のために剣を振るうわけではない。

ジェダイの中でも弟子を持つことを許される程の実力をつけた者をジュダイ・マスター(Jedi Master)と呼び、著名なマスターにはヨーダ(Yoda)やオビ=ワンがいる。また、ジェダイ・パダワン(Jedi Paduan)とはジェダイの修行中である者のことで、この段階ではまだ正式なジェダイではない。





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フォースを使える者すべてがジュダイになるわけではない。超能力者のようなことができるのなら、必ずそれを悪いことに使おうとする者が出てくる。それがフォースのダークサイド(the dark side of the Force)である。恨みや憎しみといった感情を持つことがダークサイドに落ちていく原因とされ、そのことはアナキン・スカイウォカーがダース・ベイダーに変貌していく様を見れば確認できるはずだ。






psychokinesis:念力、サイコネシス [略] PK
duel:(二者間の)争い、決闘
abstract抽象的な
supernatural power超能力
luminous:輝く、光りを出す
beings:生物

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