ハロウィン特集
Halloween
Page2:「ハロウィンの仮装&カボチャ提灯」
ハロウィンの日には、死者の魂が墓場から抜けだして、生前の家に帰ると言われていた。霊を恐れた人々が、霊を脅かしたり、自分もおばけのふりをして霊に取り憑かれないようにするため、夜外出するときは恐ろしいコスチュームに身を包んだ。また、家の外にはボールに入れた食べ物をおき、霊が家の中に入らないようにしたという。それが、現在まで習わしとなっている。
コスチュームでおなじみなのは、白いおばけ・ドラキュラ・かかし・魔法使いなどだが、コイン・リンゴ・テントウ虫など、体につけるプラカード(placard)や動物の顔をしたフード(hood)などで仮装する子どもたちもいる。ハロウィン前、子どものいる家庭ではコスチュームづくりに余念がない。
アメリカでは、思い思いのコスチュームに身を包んだ子どもたちが、カボチャ提灯(Jack-o'-lantern)を持ち、"Trick or Treat?"(お菓子をくれないと、いたずらするよ)と言って、近所の家々をまわる。大人たちも年に1度のお祭りを祝い、仮装して大規模なパレードやハロウィンパーティーを行うのが、年々メジャーになってきている。子どもたちのかわいらしいコスチュームに対して、大人のコスチュームはセクシーさやコミカルさがキーワード。黒き魔女(mistress
of Dark)エルビラ(Elvira)や、人気ロックスターなどに仮装して、大人も町を練り歩く。
ハロウィン・パレードのようすを見たいなら:
・New York's Village Halloween Parade
http://www.halloween-nyc.com/index.php
さまざまなコスチュームやコスチュームの作り方を見たいなら:
・Costume Idea Zone
http://www.costumeideazone.com/
たくさんのコスチュームやメイクのアイデアのほか、「悪いコスチュームとは」「シャイで仮装をためらっているあなたへ」などの読み物も充実。
・Fablic Link: Haloween Costume Closet
http://www.fabriclink.com/Closet.html
子ども向けのコスチュームアイデアが豊富なサイト。「Pirate Costume」の特集では、「海賊風の話し方」「海賊パーティーのススメ」などのコンテンツも。
・Homemade Halloween Costume Ideas
http://www.robinsfyi.com/holidays/halloween/costumes.htm
クローゼットに眠っている古着を利用し、お金をかけずにオリジナルのハロウィンコスチュームを作るためのヒントが詰まったサイト。
・Halloween Costume World
http://www.halloweencostumeworld.com/
写真が充実している、コスチュームのショッピングサイト。「民族衣装」や「70年代ディスコ風」など、カテゴリーが細かく分かれているのも特長。

・カボチャ提灯の起源
・カボチャの彫り方
・もう一つの意味
カボチャ提灯の起源
ハロウィンのシンボル、カボチャ提灯(Jack-o'-lantern)は、アイルランドの伝説に由来している。
その昔、アイルランドにジャックという名の鍛冶屋がいた。ジャックは酒好きでいつも飲んだくれていたうえ、ケチで人をだましてばかりいた。
あるハロウィンの夜、酔っぱらったジャックはパブで悪魔(Devil / Satan)に会い、危うく魂(soul)をとられそうになるが、ここでもジャックは悪知恵を働かせ、「私の魂をあげるから、その前に一杯飲ませてくれ」と言った。ジャックの飲み代のため、6ペンスに化けた悪魔。ジャックは悪魔の6ペンスをすばやく自分の財布に入れ、出られないようきつく閉じた。出してくれと必死に請う悪魔に対してジャックは、出してやる代わりに10年間自分の魂をとらないようにと約束させた。
10年経ったある日、ジャックは道ばたであの悪魔と会い、魂をとられそうになる。今度は「魂をあげるから、その前にあの木に実るリンゴを食べさせてくれ」と言った。悪魔がリンゴを採りに木へ登ると、ジャックはすかさず木の幹に布で十字架を作り、悪魔が降りられないようにした。降ろしてくれと頼む悪魔に、ジャックは今後二度と自分の魂をとらないと約束させた。
月日が経って、年をとって死んだジャックは天へ召されたが、生前の悪行のため天国(Heaven)には入れず、地獄に送られた。ところが地獄に着いてみると、そこにはあの悪魔が。悪魔はジャックに言った。「絶対に魂をとらないと約束したから、おまえを地獄に入れることはできない」
こうしてジャックは、来た道をまた戻ることになる。道は暗く延々と続いていたため、悪魔が地獄で燃えていた火のひとかたまりをくれた。ジャックはその火を持っていたカブ(turnip)に入れて提灯を作り、暗い道を歩きだす。
以来ジャックは生前の行いの罰として、この世とあの世をカブの提灯を持って延々とさまよい続けたという。
いつしかアイルランドでは、ジャックの提灯(Jack's lantern → Jack-o'-lantern)が、呪われた魂や死者のシンボルとなった。
カブがカボチャに変わったのは、実はアイルランド人がアメリカに移住してから。アメリカではカボチャがたくさん採れたので、カブより大きくカラフルなカボチャが使われるようになった。しかし今でもイギリスの一部では、カブの提灯をハロウィンの日に門柱に掲げ、悪霊から家を守るという習慣が残っている。
カボチャ提灯には、実にさまざまなデザインがあり、ハロウィン前にはカボチャ彫りのコンテストも行われている。
カボチャの彫り方やいろいろなデザインを紹介する英語のサイト
・Jack-O-Lantern.com www.jack-o-lantern.com/
・Pumpkin Carving 101 www.pumpkin-carving.com/
・SpookMaster -Online Pumpkin Carving Patterns www.spookmaster.com/
Jack-o'-lantern もう一つの意味
気象学上、夜の沼地にちらちらと揺らぎながら空中に浮かぶ光のことも Jack-o'-lanternと呼ばれる。日本では「鬼火」などという。自分が近寄るにつれて光がこちらに近づいてくるように見えるが、決して触れることができないミステリアスな現象。
will-o'-the-wish (ラテン語で foolish fire という意味)とも呼ばれている。伝説では不吉なものの象徴で、天国にも地獄にも行けない魂が、地獄の炎を運んでさまよっている姿だとされている。この現象が起こる原因ははっきりわかっていないが、一般的には沼地から発生したメタンガスから突然発火したものだといわれている。
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