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ハロウィン特集
Halloween


最近日本でも取り上げられるようになりつつあるハロウィン。だけどハロウィンって実際のところ何だろう? 店頭のディスプレイに「おばけカボチャ」をよく目にするけど、本当はカボチャの収穫祭? 世界各国で行われている? そんな疑問にお答えするハロウィン特集。

→ 2007年10月27日に行われた、英語タウンのハロウィンパーティーの様子はこちら

・Page1:ハロウィンとは?
Page2:ハロウィンの仮装 & カボチャの提灯



Page1:「ハロウィンとは」
ハロウィンとは(What is Halloween?)

ハロウィンとは、ひとことで言うと西洋版「お盆」のようなもの。

「Halloween」は、「All Hallows' Eve」または「All Hallows' Evening」ともいわれ、 キリスト教の聖人を祝う万聖節(All Saint's Day=11月1日)の前夜祭という意味。

ハロウィンは「古代ケルト」と「古代ローマ」そして「キリスト教」の3つの文化が融合して生まれたもので、現代では宗教的意義は忘れられ、特にアメリカでポピュラーな民間行事として定着している。

イギリスでは、ハロウィンより「Guy Fawkes' Day」(11月5日)の方が盛んで、ハロウィンはこちらに吸収されたような扱いになっている。

 
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ハロウィンと恐いモノの関係(Halloween & Scary things)

ハロウィンは、古代ケルトの大晦日の夜に由来している。この夜にはちょうど日本のお盆のように、死者の魂が家に戻り、 悪霊や魔女が出ると信じられていた。

日本でお盆の時期に幽霊や妖怪の話をしたり、肝だめしをするように、ハロウィンでは 子どもたちが魔法使いの仮装をしたり、フランケンシュタインやドラキュラなどの恐い番組や映画がテレビで放映されたりするというわけだ。


ハロウィンの仮装について

恐いものについてもっと知りたいあなたはこちらへ↓
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ハロウィンの起源(Origin of Halloween)

「古代ケルト」+「古代ローマ」+「キリスト教」の3つの文化が融合


古代ケルト

古代、イギリスとアイルランドの地にはケルト族が住み、ドルイド教(Druids = ドルイドと呼ばれる司祭/予言者などの知識階級を中心とした原始宗教)が信じられていた。

古代ケルトの暦では11月1日から10月31日が1年とされ、新年の11月1日はSamhain (またはSamain。ケルト語で「end of summer」の意。発音はサムウェイン/サウェン)と呼ばれていた。 夏が終わり、暗く寒い季節に入れ代わるこのSamhainの日、恐ろしい災いを引き起こす神々が人間の前に現れると信じられ、古代ケルト人は、この神々をなだめるためにいけにえを捧げなければならないと信じていた。

Samhainの前日、すなわち古代ケルトの大晦日である10月31日には、死者の魂が家に戻り、悪霊や魔女がさまよい歩くとされていた。人々は、家々から食べ物を集めて捧げものをしたり、大きなかがり火を焚いて悪霊を追い払おうとした。

この習慣が、ハロウィンに変化していったといわれている。


古代ローマ

上記ケルト文化に、ローマ人のブリテン島侵略によって古代ローマの「果実の収穫祭(果実の女神 Pomona の祭)」が融合していったと言われている。


キリスト教

次にキリスト教が伝来する。キリスト教の全聖人と殉教者を記念する11月1日の万聖節は、法皇グレゴリー3世の時代(731-741年)に始まったとされ、中世のイギリスではAll Hallowsとして知られるようになっていた。この前夜祭がAll Hallows' Eve、すなわちHalloweenだ。

万聖節をこの時期にしたのはキリスト教(カトリック)の戦略とも言われている。新しい文化を受け入れるには、伝統行事を廃止せず、そこに新しい意味を与えて統合してゆく方がスムーズだからだ。

長い歴史の中で、古代ケルトの儀式と古代ローマの祭り、そしてキリスト教の万聖節前夜祭が混ざりあい、現在の世俗的イベント「ハロウィン」となったのである。

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アメリカのハロウィン(Halloween in the U.S.)

ハロウィンの習慣は、アイルランド系移民を中心としてアメリカに持ち込まれ、19世紀に定着した。初期の頃はハロウィンに便乗した青少年のいたずらが深刻な問題だったが、やがて現在の姿――仮装してお菓子をねだる子どものためのイベントへ変化していった。

大きなカボチャをくりぬき中に灯をともした『Jack-o'-lantern(ジャック-オ-ランタン=カボチャ提灯)』を飾り、子どもたちはおばけの仮装をして "Trick or treat?" (お菓子をくれないと、いたずらするよ) といって近所の家々を訪問する。(詳しくはpage 2へ)

主に子どものためのイベントだが、大人も仮装パーティーなどを開き楽しんでいる。

ハロウィンの仮装について
カボチャ提灯『Jack-o'-lantern(ジャック-オ-ランタン)』について
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イギリスの場合(Guy Fawkes' Day)

イギリスは起源であるにもかかわらず、ハロウィンはアメリカからの輸入行事のように受け止められている。実はイギリスでは、11月5日のガイ・フォークス・デー(Guy Fawkes' Day)の方がはるかに一般的だ。


ガイ・フォークス・デーとは?

ガイ・フォークス・デーの起源は、1605年の国会爆破未遂事件。カトリック教徒のガイ・フォークスらが、プロテスタント政権(ジェームズ1世)に不満をもち、国王の暗殺をねらって国会議事堂爆破を計画するが、11月5日、事前に発覚し未遂に終わった(ガイらは翌年処刑)。この日を記念して、花火をあげ、大きなかがり火を焚いてガイ・フォークスの人形を焼くという行事が行われるのがガイ・フォークス・デーだ。

11月5日が近づくと、子どもたちはぼろ布などでガイ・フォークス人形を作り、"Penny for the Guy!"(ガイのために小銭を)と通行人にねだる。最近ではハロウィンとごちゃまぜになり、"Treck or treat? "といって家々をまわり、お菓子や小銭をあつめる子どももいる(花火代のためとの解釈もあるが、ただのおこづかい稼ぎになっている側面も)。

別名、「たき火の夕べ(Bonfire Night)」、あるいは 「花火の夕べ(Fireworks' Night)」と呼ばれ、公園や自宅の庭などで花火大会が行われる。イギリスでは11月が花火シーズンなのだ。寒い夜空へ鮮やかに散る花火と大きなたき火で、大人も子どもも盛り上がり、最後にガイの人形がたき火にくべられてクライマックスを迎える。これが終わると、イギリスは本格的に長い冬に突入する。

      
●Language Box●
怪談:ghost story
恐怖:fear/horror/terror
怪物:monster
(オバケが出そうで)気味が悪い:spooky/creepy
伝説、民間伝承:legend/folklore
霊:spirit

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