ビル・クリントン元大統領のすべて
(Nearly) Everything You Wanted to Know About Bill Clinton
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クリントン元大統領が書いた自伝『My Life』が、アメリカで6月22日に発売開始。なんと957ページにも渡る長編だ。普通、元大統領の回想録なんてそれほど期待が集まらないものだが、あのモニカ・ルインスキーとの世紀の不倫騒動を起こしたクリントンとなれば、話は別。
『My Life』を100パーセント楽しむために、ビル・クリントン大統領の時代を振り返ってみよう。
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Page5 クリントンを読み解くキーワード
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クリントン時代にはやった言葉って?
What were the buzzwords during Clinton's years as president? |
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boomer generation ベビーブーマー世代
アメリカのベビーブームは1946年から1964年で、1946年生まれのクリントンは「ベビーブーマー世代最初の大統領」。
the master of the sound-bite - the short ショート・サウンド・バイトの達人
クリントンについたキャッチフレーズ。テレビのニュースでは取材した映像のほんの一部だけを流すが、クリントンはその短い時間に合うようズバリ印象的なことを言うのが得意。
Slick Willy 口のうまいウィリー
クリントンについたニックネーム。女性疑惑、マリファナ疑惑、徴兵忌避疑惑と数々の疑惑にさらされながらも、うまく言い逃れてきたことから。
spin スピン
コマを回すようにさまざまな言葉やイメージを繰り出し、大衆を自分の都合いい方向に導くこと。クリントン政権が特に得意とされた。
parse Clinton's words クリントンの言葉を解剖する
モニカ事件の初めのころ、マカリー報道官が「大統領の声明を解剖するつもりはない」の「解剖する」にこのparseを使ったことから、マスコミの間で流行語となった。
は厳密には「文法的に言葉を解析する」の意味。
cigar 葉巻
クリントンは葉巻の愛用者で、モニカ・ルインスキーと性的な接触をする際、葉巻を使って遊んでいたことが暴露された。それ以来、cigarになにやらエッチなイメージがつきまとうことになった。
Impeachment 弾劾
モニカ・ルインスキー事件での偽証に関連し、「不適切な関係」を認めたあとも、弾劾裁判が行われることになった。第17代のジョンソン大統領以来史上2人目のことで、なんと130年ぶり。1999年2月、結局は無罪になった。
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クリントンが言った有名なセリフは?
What are some of Clinton's most famous phrases? |
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ホワイトハウスで毎年行われる「イースター・エッグロール」イベントで手を振るクリントン(2003年) |
"It's the economy, stupid."
経済だよ、おばかさん。
1992年の大統領選のさなかでのスローガン。「一番大切な問題は、言うまでもなく経済だ」ということ。その後しばらく「It's 〜, stupid.」という言い方がはやった。
When I was in England I experimented with marijuana a time or two, and I didn't like it. I didn't inhale.
イギリスにいたとき、マリファナを1回か2回試してみた。でも、好きじゃなかった。吸い込まなかったんだ。
(最初の大統領選で、マリファナ吸引疑惑をかけられて)
There's something in today's papers you should know about.
今日の新聞に、君が知っておかなくちゃいけないことが載ってるんだ。
モニカとの関係を書いた新聞が発売される日の朝に、ヒラリーに向かって。
I did not have sexual relations with that woman, Miss Lewinsky. I never told anybody to lie, not a single time - never. These allegations are false.
あの女、ルインスキーさんとは、性的な関係を持たなかった。誰にもうそをつくよう言ったことはない。一度たりとも ― 決して。この嫌疑は間違っている。
(1998年1月、新聞で関係を暴露された直後の会見で)
I did have a relationship with Ms Lewinsky that was not appropriate. In fact, it was wrong. It constituted a critical lapse in judgment and a personal failure on my part for which I am solely and completely responsible.
私はルインスキーさんと、適切でない関係を持った。実際、それは間違ったことだった。重大な判断の誤りであり、私一人が完全に責任を負うべき個人的な失敗である。
(1998年8月、モニカとの関係を認める釈明スピーチで)
I'm Hillary's husband.
ヒラリーの夫です。
沖縄サミットで、当時の森喜朗首相にWho are you?(How are you?のつもり)とあいさつされて。これに対する森元首相の答えはMe,
too.*
So my wife and I both tried to be very involved in her life and we still try to be, although she has reached an age where I don't think she thinks it's always such a good idea.
ですから家内共々彼女の生活にいろいろと関わろうとしましたし、今彼女は既にもうあまり親に関わってもらいたくないと思う年齢でも、関わろうとしています。
1998年11月、来日して出演したTBSの「ニュース23」で、娘のチェルシーについて語って。(http://www.tbs.co.jp/uspresident/より)
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*この発言は、某英語の学会のメーリングリストに投稿されたもの。要約は以下の通り。
日本の森首相は英語ができないのだが、沖縄サミットを主催するにあたって簡単な挨拶ぐらい英語でと考え、
"How are you?"
"I'm fine. And you?"
"Me, too."
と続く一連の挨拶の集中講義を受けた。クリントンと会った森首相はさっそく成果を披露。
【森首相:(手をさしのべながら)】 "Who are you?"
【クリントン大統領:(少々驚きながらもほほえんで)】
"I'm Hilary Clinton's husband."(私はヒラリー・クリントンの夫です)
【森首相:(戸惑いつつもほほえみを返し)】"Me, too."
2000年8月3日の産経新聞によると、この「ジョーク」の作者は台湾の著名な有識者で、オリジナルはアジア某国の元大統領が失言の主という設定だったという。 発言の時期や場所まで変えられて、国際的伝言ゲームの様相を呈しているこのジョーク、信憑性がありそうに聞こえるところが情けない。ちなみに、外務省がそういう事実はない、と必死で否定したという。
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クリントンについてもっと知るには?
How can we find out more about Bill Clinton? |
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| ビル・クリントン『My Life』を聞く |
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「Audible.com」というサイトで『My Life』の紹介および本の一部を本人が朗読している。約5分間の試聴は無料だが、全部の朗読を聞くのは有料。
http://www.audible.com
どうやって聞く?
1.サーチボックスに「clinton」とタイプして、Goボタンをクリック。
2.『My Life』のページが現れる。
3.「Hear Sample」をクリックするとダウンロードできる。
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