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Homeカルチャーカフェ特集> ビル・クリントン
ビル・クリントン元大統領のすべて
(Nearly) Everything You Wanted to Know About Bill Clinton

Page /4/
My Life クリントン元大統領が書いた自伝『My Life』が、アメリカで6月22日に発売開始。なんと957ページにも渡る長編だ。普通、元大統領の回想録なんてそれほど期待が集まらないものだが、あのモニカ・ルインスキーとの世紀の不倫騒動を起こしたクリントンとなれば、話は別。

『My Life』を100パーセント楽しむために、ビル・クリントン大統領の時代を振り返ってみよう。

Page1 Q&Aチェック! クリントンってこんな人
Page2 元大統領は「次期大統領の夫」に!? 妻ヒラリーのすべて
Page3 モニカ事件の真相は!? クリントンを取り巻く女性たち
Page4: 実は盛んだったクリントン時代の「疑惑」と「テロ」
Page5 クリントンを読み解くキーワード

Page4 実は盛んだったクリントン時代の「疑惑」と「テロ」
Q1 ホワイト・ウォーター疑惑って?
What was the Whitewater scandal?
Q2 当時からビン・ラディンが暗躍?
Was Osama bin Laden considered a threat during the Clinton years?
Q3 ベトナム懲役忌避疑惑って?
What's the story about Clinton evading the draft?
Q4 クリントンの外交政策にはどんなものがある?
What were some of Clinton's foreign policy actions?

ホワイト・ウォーター疑惑って?
What was the Whitewater scandal?

image
ホワイトハウスで行われたクリントン元大統領夫妻の肖像画除幕式の様子(2004年6月14日)
モニカ事件ですっかりかすんでしまったが、実はクリントン政権は当初から「疑惑だらけ」だったのだ。

ホワイト・ウォーター疑惑 Whitewater Scandal
アーカンソー州知事時代、知人と不動産開発会社「ホワイトウォーター」を共同経営、不正土地取引や不正融資を行った疑惑。「ニクソンのウォーターゲート事件以来の大統領不正疑惑!?」と騒がれたが、結局確かな証拠は見つからず。ちなみにモニカ事件で有名になったケネス・スター独立検察官の初仕事は、このホワイトウォーター疑惑の追及。

トラベルゲート Travelgate
知人の旅行業者をホワイトハウスの旅行事務所の責任者にするため、ヒラリーが「不正な経理が行われている」という理由でホワイトハウス旅行事務所の全員を解雇してしまった。当然のことながら、解雇した元事務員らから告訴されている。

ファイルゲート Filegate
FBIが持つ共和党の要人の個人情報を不正に入手し、政治的攻撃に利用していた疑い。これもヒラリーが中心人物と見なされている。

大統領次席法律顧問の自殺 Deputy White House Counselor's Suicide
1993年、クリントン大統領次席法律顧問のヴィンセント・フォスターが、公園で口にくわえたピストルを発射させて自殺した。ホワイトウォーター疑惑やトラベルゲートについて、彼が最も真相に近い人間とされただけに、自殺かどうか疑惑が残るという人も。ちなみにフォスターはかつてヒラリーと同じ法律事務所にいて、彼女の愛人とも言われていた。


当時からビン・ラディンが暗躍?
Was Osama bin Laden considered a threat during the Clinton years?

世界貿易センタービル爆破事件
World Trade Center Bombing

2001年の同時多発テロの標的となった世界貿易センタービル。実はクリントン政権時代の1993年に、地下駐車場で爆弾が破裂、建物が一部崩壊するという事件が起きている。犯人として捕まったのはイスラム原理主義者で、背後にオサマ・ビン・ラディン率いるアル・カイダの存在があったとの説も…。

オクラホマシティ連邦ビル爆破事件
Oklahoma City Federal Building Bombing

1995年、オクラホマシティの連邦ビル前のトラックが大爆発。168人の死者が出た。またしてもイスラム原理主義者のテロ!? と思われたが、実際は反政府思想を持つアメリカ人の犯行で、死刑の際は遺族のために異例の生中継が行われた。

アメリカ大使館爆破と報復攻撃
American Embassy Bombing and Retaliation Attack

1998年にまたしてもテロ事件。今度は、ケニアのナイロビとタンザニアのダルエスサラームのアメリカ大使館が、同時爆破テロに襲われ、死者263人を出した。クリントンは、アフガニスタンとスーダンのテロリストの拠点への空爆を実行。アフガニスタンのほうは、ビン・ラディンらアル・カイダが潜伏していた場所だ。
この空爆が行われたのは、モニカ事件で「不適切な関係」を認めた3日後。モニカの件から国民の目をそらそうとする策略だと非難されたものの、議員と国民の多くは空爆を支持した。


ベトナム懲役忌避疑惑って?
What's the story about Clinton evading the draft?

2000年11月、アメリカ大統領としてベトナム戦争後に初めてベトナムを訪問したクリントン。しかし、クリントンにとってベトナムは大統領選時代に「徴兵忌避」を疑われた因縁の場所だった。

当時のアメリカには徴兵制度があり(1973年廃止)、イギリスのオックスフォード大学に留学していたクリントンの元にも、召集令状が届いた。元々反戦派だったクリントン、戦争に行きたくなかったらしい。

どういう手を使ったのか徴兵を延期してもらっているうちに、徴兵が「抽選制」に。クリントンがこの抽選に応募したところ、順位が非常に低かったので、実際に徴兵されずに済んだとのことだ。

<クリントンの一言>
I was opposed to the war but I love my country.
私は戦争には反対だが、自分の国を愛している。
(ベトナム戦争徴兵忌避疑惑を問われて)


クリントンの外交政策にはどんなものがある?
What were some of Clinton's foreign policy actions?

クリントン政権と外交についてのキーワードを整理してみよう。

NAFTA (North American Free Trade Agreement)
北米自由貿易協定
アメリカ、カナダ、メキシコが自由貿易協定を結び、関税障壁をなくすというもの。1992年に成立、クリントンの初期の大仕事となった。

KEDO (Korean Peninsula Energy Development Organization)
朝鮮半島エネルギー開発機構
1994年、日本、韓国とともに、北朝鮮の核兵器開発を凍結させるために結成。結果的には失敗している。

Oslo Agreement オスロ合意
Israel-Palestine Liberation Organization Agreement パレスチナ暫定自治協定)
1993年、ノルウェーの仲介により、中東地域において、パレスチナ人の暫定自治が認められたもの。イスラエルのラビン首相とPLO(パレスチナ解放機構)のアラファト議長による協定への調印がワシントンで行われ、クリントンは2人の間に立って意気揚々とスピーチを行った。

Operation Desert Fox 砂漠のキツネ作戦
1998年、イギリスと共同でイラクの軍事施設を攻撃。国連の査察に協力せず、大量破壊兵器を隠しているためという名目の下に行われた。モニカ事件の後だったため、「国民の目をそらす作戦」との声も。

Kosovo Conflict コソボ紛争
コソボ自治州でのセルビア人とアルバニア人の対立。1999年、NATOは「セルビア人による虐殺を止める」という名目で空爆を開始、実質的にはアメリカ軍による空爆だった。中国大使館誤爆事件が起こり、「本当に誤爆か?」という疑惑が起こった。


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