ビル・クリントン元大統領のすべて
(Nearly) Everything You Wanted to Know About Bill Clinton
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クリントン元大統領が書いた自伝『My Life』が、アメリカで6月22日に発売開始。なんと957ページにも渡る長編だ。普通、元大統領の回想録なんてそれほど期待が集まらないものだが、あのモニカ・ルインスキーとの世紀の不倫騒動を起こしたクリントンとなれば、話は別。
『My Life』を100パーセント楽しむために、ビル・クリントン大統領の時代を振り返ってみよう。
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Page3 モニカ事件の真相は!? クリントンを取り巻く女性たち
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モニカ・ルインスキー(Monica Lewinsky)ってどんな人?
What is Monica Lewinsky like? |
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ビバリーヒルズの医師の家に生まれた、超お嬢様。オレゴン州ポートランドの大学を出た後、親のコネでホワイトハウスのインターンに。
クリントンと一時不倫関係にあったが、元部下にセクハラ訴訟を起こされたクリントンが、「オレと関係があったことは裁判で言わないでくれ」と念押し。困ったモニカは電話で同僚のリンダに相談、話を聞いてしまったリンダは「裁判でアタシまでウソをつかなきゃいけなくなる。それなら先に」と、モニカとの電話内容をテープで公表。これがモニカ事件の起こりだ。
その後大統領とのいきさつを書いた『モニカの真実』(Monica's Story)を出版、ダイエット商品のCMに出たりオリジナルバッグを売るオンラインショップを始めたりと、何かと世間を騒がせ続けた。
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Monicanomics モニカノミクス
スキャンダラスな面だけを取り上げて騒ぎ立てるメディアのやり方を指した。
Moniculture モニカルチャー
悪びれる様子もなくテレビに出て「大統領はセックスのソウルメイト(心の友)」なんて言い切ってしまう現代っ子ぶりがこう呼ばれた。
Monica Beach モニカビーチ
セクハラ裁判が行われたワシントン連邦地裁周辺。暑い中、マスコミや見物客がパラソルを立てたり日焼け止めクリームを塗ったりしながら待機しているために、こう呼ばれた。
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クリントンとの間に、実際は何があったの?
What really happened between Bill and Monica? |
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新聞でモニカとの間に関係があったこと、そのモニカに裁判での偽証を要求したことをスッパ抜かれたクリントンは、児童福祉に関するスピーチという全然関係ない場所で、熱心に疑惑を否定。
ところがその後モニカが「大統領の精液がついた青いドレス」の存在を明らかにし、クリントンは血液採取、DNA鑑定を受けるという屈辱を受けるはめに。「精液が別人のものである確率は、コーカシア系白人(欧米人)で7兆8700万人に1人」という結果が出て、モニカとの間に「不適切な関係があった」と認める会見を行わざるを得なくなった。
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“that woman”
I did not have sexual relations with that woman, Miss Lewinsky. I never told anybody to lie, not a single time - never. These allegations are false.
あの女、ルインスキーさんとは、性的な関係を持たなかった。誰にもうそをつくよう言ったことはない。一度たりとも ― 決して。この嫌疑は間違っている。
(1998年1月、関係を暴露された直後に。「that woman(あの女)」という言い方があまりに不用意で、かえって疑惑を強めた)
“inappropriate relationship”
I did have a relationship with Ms Lewinsky that was not appropriate. In fact, it was wrong. It constituted a critical lapse in judgment and a personal failure on my part for which I am solely and completely responsible.
私はルインスキーさんと、適切でない関係を持った。実際、それは間違ったことだった。重大な判断の誤りであり、私一人が完全に責任を負うべき個人的な失敗である。
(1998年8月、関係を認める会見で。発言を縮めたinappropriate relationship(不適切な関係)が流行語に)
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スター報告書って?
What was the Starr Report? |
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モニカ事件の真のポイントは、クリントンが浮気をしたかどうかどいうことではなく、「モニカとの関係について、現職大統領が裁判で偽証した」「他の人にも偽証を迫った」ということ。モニカとの関係の釈明の後にも、クリントンには大統領としての資格を問われる弾劾裁判が待っていた。
そこで活躍したのがケネス・スター独立検察官(Independent Counsel, Kenneth Starr)。
彼の書いた「スター報告書」は弾劾の重要な根拠となり、政府資料としてインターネットで公開されることになったのだが、クリントンとモニカの関係の一部始終を詳細につづっていたため、「ポルノまがい」と批判されると同時に、マスコミの話題を独占することに。
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その間、ヒラリーは何をしていたの?
What did Hillary do during the Lewinsky scandal? |
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アメリカのメディアによると、ヒラリーは夫の浮気を本気で信じていなかったとのこと。テレビのインタビューで、彼女は「a vast right-wing
conspiracy(とてつもない右派の陰謀)」と語ったが、あながちこれも本気だったのかもしれない。
<夫を信じるヒラリーの発言>
(1998年1月27日、NBCテレビ「トゥデイ」のインタビューの中で) |
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I do believe that this is a battle.
これは戦争だと思っています。
The great story here for anybody willing to find it, write about it and explain it is this vast right-wing conspiracy that has been conspiring against my husband since the day he announced for president.
誰でも見つけたくなる、書きたくなる、そして説明したくなるようなこのすごい話は、私の夫が大統領に就任した日以来、彼に対して仕組まれてきた、とてつもない右派の陰謀なのです。
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クリントンの浮気相手って、ほかにもいたの?
Did Clinton have other secret lovers? |
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ジェニファー・フラワーズ Gennifer Flowers
クリントンの大統領選の最中に名前が挙がった女性。クラブ歌手で、なんと知事であるクリントンと12年間も愛人関係にあったとか。肉感的な美人で「クリントンの好みのタイプ」と言われている。
ポーラ・ジョーンズ Paula Jones
クリントンの州知事時代、アーカンソー州の職員だったが、あるときクリントンにホテルの部屋に呼び出され、関係を迫られた。それを断ったために配置転換させられ、1994年、クリントンが大統領になってから裁判を起こす。この裁判の証人の1人として、「モニカ・ルインスキー」が浮上したのである。ちなみに98年11月、ポーラ・ジョーンズに総額85万ドルの和解金を支払うということで示談が成立している。
キャスリーン・ウィリー Kathleen Willey
ホワイトハウスの元ボランティア。夫は実業家で大統領の友人だったが、借金のため自殺。1993年11月、クリントンにホワイトハウスの正規職員にしてくれないかどうか頼みに行ったところ、キスされたり胸を触られたりしたとのこと。セクハラ裁判の証人の1人。
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ヒラリー・クリントンを読み解くキーワード
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不倫 |
affair, adultery |
| ・ |
浮気 |
unfaithfulness |
| ・ |
浮気をする |
have an affair (with)
be unfaithful to
cheat(口語) |
| ・ |
女遊びをする男性 |
womanizer |
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